2011年 01月 15日
小村雪岱
小村雪岱は
大正-昭和初期に挿絵・装釘・舞台装置で活躍した画家。
デザイナーとしても大いに力を発揮した。

春信を彷彿とさせる美人画に興味をひかれる。
木版画が素晴らしい。

泉鏡花の装釘や新聞小説の挿絵で地位を確立。
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資生堂勤務時代はポスターやICも手掛けた。
椿マークはあまりに有名。

阿部出版から小村雪岱作品集が出ている。

これがたいへんすばらしく
見応えじゅうぶん、読みごたえじゅうぶん。
ヨミタ画伯の蔵書を見せていただく。

作品以外には現代の批評家による雪岱論などは一切なく
本人の自筆文献と周辺(鏑木清方ら)からの寄稿と年譜のみでまとめられ、
いさぎよい。

挿絵や装釘の構図にやられる。
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機をてらうという次元を越えた鮮やかな構図割り。

川に足。
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シンプルにもほどが。

「お傳地獄」をまだ読まぬわたしにさえ
ここがどんな暗澹としたシーンなのかが目に浮かぶ。

ああ、おでん、読みたい。

写生や写実には興味がないという持論にもひかれた。

ある点は誇張し、ある点は省き
それで真実を真実以上に真実らしくみせる。
まさに意匠家の腕の見せ所。
プロ中のプロやなー。

きのうのべにさんから
おでんがキーワードな週末になった。

今夜はシチューです。
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by kerokikaku | 2011-01-15 20:58 | 情報として | Comments(0)


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