ケイタイ内の画像を整理中。
なんでこんな写真を撮ったっけか。
ああそうか。
備忘録だった。
先月半ばの井の頭線/渋谷駅ホーム。
線路向こうの掲示板に、つつましやかに貼られたサイズ小さめのポスター。
目をこらす。
「2月」「松濤」「和更紗」の文字が見えた。
よしよし。
「2月」に「松濤」美術館で「和更紗」の展示だな。
忘れないよう撮っておこう。
そういうわけだった。
辛うじて思い出せてよかったものの。
案外わたしの海馬が捨てたもんじゃないからよかったものの。
松濤はんのポスターはいつだって楚々としすぎて、つれないおひと。
江戸時代前、舶来輸入のインド更紗を見てびっくり仰天した日本人。
ほしいけどめっちゃ高いなー。
どうにか自分たちで作れやんかなー。
最初はインドの真似っこでがんばる。
しかし素材も染料もセンスも違う。
そのうち日本人らしいアレンジが加わり、自然と「和」な更紗が作られていった。
そんなこんなで始まっている。
渋谷区立松濤美術館で19日まで。