2013年 04月 19日
ポプリ
シャンプーリンス不使用、せっけん洗髪という無頓着さにて、デパート一階コスメフレグランスもしくは5階リビング系とは無縁の人生である。

西麻布「R」のお手洗いの香りが良く、御不浄の度に気分が上がる。
店主タッキー滝本さんに聞くと、素晴らしく高級なポプリなのだと言う。
もったいにゃーから、ちびちび小出しにお使いだと言う。
そうは見えない努力が見えない程、優雅な香りである。

昨日うっかりデパートに立寄り、そのポプリ売場にうっかり来てしまった。
「サンタ・マリア・ノヴェッラ」。

値段と佇まいに圧倒される。
知ったかぶっても仕方がないので、何が何やら何じゃらホイと尋ねると、大変丁寧にご対応下さった。
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遡ること800年前。フィレンツェの僧院内にある薬局から始まった。ローズマリー、ラベンダー、ビャクシンやバラのつぼみ。フィレンツェの丘に今も自然に咲き誇る草花や植物の実、樹脂などを素材に、3ヶ月間密封された壺の中で熟成させて生み出される、伝統的な製法のサンタ・マリア・ノヴェッラのポプリ。そのスパイシーで上品な独特の香りは世界中の方々から愛されている。

だそうだ。

正式に薬局として認可されたのは1612年とのこと。
ビバ江戸時代。

背景を聞かずとも、嗅いだだけで本物とわかる。
わたしの花粉鼻をもってさえ。

自分の人生にポプリを買う日が訪れるなど、予想だにしなかった。
拙宅に不釣り合いとは知りつつも、まあええじゃないか。

優雅なフィレンツェの香りに包まれた至福の借家。
言わずもがな、ちびちび大事に使う。
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by kerokikaku | 2013-04-19 20:18 | ものすごくその他 | Comments(0)


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