平成の幕開け。
「お~いお茶」「ジャワティ」などの無糖茶飲料が発売された。
それまで、お茶を買う文化はなかった。しかも甘くない。
砂糖分を損したキブンで買えなかった。
例えば「バヤリースオレンジ」でうなぎをいただくのだ。
そのうち、ほんのり甘さの「午後の紅茶」から慣らし、無糖茶は当たり前になった。
バリ島で屋台に入ると「飲み物は?」と必ず聞かれる。
しょうがないので「紅茶の砂糖ナシ」か食後用に「コーヒー」を頼む。
現地友人はだいたい「コカコーラ」。
昔は自分もそうだったことを忘れ「なんで甘ドリンクとごはんかね?」と必ず訝る。
わたしがうるさいので、最近は注文した後で「あ、ごめんね」と謝ってくる。
彼の国へも日本の大手メーカーが無糖茶の進出を始めているようである。
そのうち無糖茶文化がうつるだろうと思っている。
しかし、先だっての屋台でごはんの前に届いたもの。
ココナツ果実と寒天とフルーツのかき氷。
ご丁寧に、食後のコーヒーも食前に。
そういうの、ありえないからっ!と叫んでみたが、「一口ちょうだい」から、ほとんど完食していた。
それ以来、ごはん×かき氷はバリ島での定番オーダーになった。
きょうあたり、日本でもやったほうがいい。