2014年 05月 29日
万古鍋
ばんこ。万古。萬古。

三重県四日市市の地場産業、万古焼。
土鍋や急須など、デパートや小売店で売られているものを見てみると結構「万古焼」のことが多い。

歩いていける校区内に産地がある。
同級生のうち何人かは万古屋の子だった。

銀行のお持たせが「急須」な時代もあったっけ。
ちょっとワケあり鍋などは、道端に落ちていたものだ。
そのせいか、よほどでないと陶器をふつうに買うことに今だ慣れない。

毎年五月第一土日は万古祭が開催され、そこでは破格で陶器が買える。

思い起こせば、働いてお金を始めてもらったのは万古祭でだった。
中学生の頃、友達と行った会場にて。

ひとつの店舗と仲良くなり、頼まれもしないのに その場のノリで売り子になった。
「いらっしゃい、安くしまーす」と勝手に値下げもしちゃった。

まがりなりにも女子中学生数人で売り子をやったのだ。
そりゃ売れる。

どんどん売った。飛ぶように売れた。
帰りにお駄賃500円玉をいただいた。

あれから四半世紀超、万古祭タイミングの帰省はかなっていない。
バイトのお声もかからない。

さて、我が家の土鍋がくたびれていた。
欠けもあるし、ひと回り大きすぎるのが気にいらなかった。

どうせ買うなら万古焼がいい。
都内近辺そこらじゅうをパトロールするも、お眼鏡にかなうものがなかった。

条件はこちら。
万古焼、8号サイズ、柄のないシンプルなもの、1500円位なら尚よい。

「万古祭でこれこれこういう土鍋があったら買っておいて」と実家に伝えておいた。
「こんなんあったけど、どうする」と写メが届く。
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いいね、それにしよう。

二度の価格破壊を経て、1,000円なのも気に入った。
すてきだ。
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先週の帰省の折、めでたく受取り、プチプチと新聞紙と衣類でくるみ、キャリーバッグに詰めて帰京した。

移動の山越え谷越え、多少重かったが、万古鍋のためだ。
しっかり運んだ。

頑丈梱包の甲斐あって、無事我が家にたどり着いた。

ああ、よかった。
これでしばらく土鍋ライフは安泰だ。
使うたびに、郷里を懐かしもう。

万古はいいなあ。
作家ものでもなんでもなく、普段使い、庶民の焼物。

そうでなくっちゃ。

と、手が滑る。
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いま、人生全般、なにもかもを憂いている。
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by kerokikaku | 2014-05-29 21:38 | ものすごくその他 | Comments(2)
Commented by gongxifacai at 2014-05-30 12:54
さすがにこれは継げない!
Commented by kerokikaku at 2014-05-31 11:53
gonasahidixi様
「土鍋 割れた 修理 継ぎ方」で必死に調べましたが、「買い直す」がベストアンサーでした。
るるる。


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