2014年 06月 13日
木のなにがし
親戚のうちにあったもの。
もらっていい?と聞くと、何らレスポンスがなかったので、もらってきてみた。

答えるに値しない質問だったようだ。
なのでドロボーに見えて、ドロボーにあらず。
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何だかわからない木製、左右非対称、適度な重さ。
ついていた汚いヒモは、すぐさま切った。

爺さんの手作りらしい。

以前、縄文土器出土品をゴロゴロ出してきた、親戚内でも変人扱いの、しかしわたしからすると動向が気になる、あの爺さん作。

羽子板のでっかい風。
雪をペタペタ固めるカマクラ作り道具風。

爺さんは畑に行って帰ってこなかったので、用途不明のままもらってきた。
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裏面は平たんに削ってある。
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石釜ピザごっこが出来る。
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怖いことを想像してしまいそうな虫食い穴があった。
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中を見ないようにして、ほじくっておく。
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「ブリコラージュ」と方法論がある。

気づいたら何でもとりあえず合切袋に入れておく。
いつ使えるかわからないが、とりあえず溜めておく。
それらを材料に、試行錯誤しながら、新しく使える用品を作る。
器用仕事。

何はともあれ「とりあえず手元にあるもの」でやりくりするという、一大ルールに基づいている。
金にモノは言わせないルール。

ジョイホンやコメリで買ってはいけない。
部材買い足しはセーフかもしれないが、イチから買ったらそれは日曜大工という。

器用仕事のあいだに、貧乏という文字が見え隠れすることも多々ある。
家庭がゴミ御殿化するか、すてきなアンティークショップ化するかが腕の見せ所だ。
「こんなもん、捨てれば」という家族の声に、どこまで耳をふさげるか。

田舎で畑をやる爺さんという人種は、だいたいこのルールにのっとって生活している。

使おうと取っておいた、もしくはそこらにあった木を削り、シンプルにブリコラージュして何かを作った。
そこまでの推理はできる。

きっと便利に使った日もあったのだろう。
しかし、何に使ったのかが皆目見当がつかない。

爺さんが生きている間に用途を聞いておかないと、一生涯謎につつまれてしまう。
80's超え。
急がなくては。

こちらは物好きにも、それをもらってきて、何かに使えないかと二重のブリコラージュを考えるのだから、こりゃまたややこしい。
今回は「見立て」のほうが近いかもしれない。
何に使おうか。

オブジェ、という用途のブリコラージュはない。
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by kerokikaku | 2014-06-13 22:29 | ものすごくその他 | Comments(0)


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