2014年 10月 01日
ニオイについて
アジア系航空会社の機内で渡されるナプキンのニオイ。
わかりますか?
トングでつままれたおしぼりや紙ナプキン。
おえっとなる、あのニオイ。

最近はどうだか知らないが、ひと昔前はひどかった。
食前に、しかも密室に、きびしい。

海外のスーパーには、毒々しい色と香り、流線型デザインの洗剤ボトル群が並んでいる。
こういうの、日本じゃ絶対ありえない。

先の樟脳のように、天然の樹木や草花のそこはかない香りは良いですね。
ついでながら、天然樟脳は近所の自然食品店でゲットできましてね。
我々は、そういった控えめで自然な香りが好きなんですね。

と、思っていたわたしの見る目のなさっぷり。

いま、日本では、すんごいニオイの洗剤群が怒涛の花盛り。
そんな時代って、来るんだなぁ。
思えば遠くへ来たものよ。

流行りに背を向ける程の気概はない。
斜にかまえ、「あまちゃん」初期を見逃したという、取り返しのつかない事案もある。

同じ轍を踏まぬよう、社会勉強として、ニオイ付の衣類用洗剤を使ってみた。
ラグジュアリーとかエレガントとかゴージャスとか。
いちばん長くてややこしい名称のものを選ぶ。

えらい目にあった。

こわいもの見たさにもうひとつ。
クイックルワイパーの先っぽ、華麗なフレグランス付のウェットタイプも買ってしまった。

ああたいへん。
家中が、春先の女子校の更衣室のような。

おわかりいただけましょう。
みなまで言えん。
でも好みですから。

先日、知人からジョグジャ土産をいただいた。
大好きな、インドネシア独特のジャスミン茶、紙包タイプ。

一時はわたしもバリ土産としてしこたま買い込んでいた。
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「いいかおりで美味しいから」と差し上げたが、全方向から無反応。
それどころか「ニオイきつくて飲めない」との言われ、二度と買わなくなった。

ニオイ・かおりはなかなかむずかしい。

バリで洗濯物をランドリーに出すと、たまらないニオイになって返ってくる。
安っぽく、アジア的なあのニオイ。

洗剤臭だとあきらめていたら、アイロン後、ご丁寧にもニオイスプレーをしていると知り、のけぞった。
わたしのにはスプレーしないよう、即刻頼んだ。

お察し通りの顛末。
なんぼ口を酸っぱくしても、きっちりニオイ付きでリターンされた。
さすがに根負けした。

それが帰国後、洗濯物をたんすに戻すと、「ああ、これはバリで洗ったやつだ」と、妙にうっとりしている自分がいた。
いやよいやよも好きのうち。
いいニオイというより、プルースト効果だ。

翌年から「スプレー禁止」を言わなくしてみた。
すると、何故かニオイが付いてこなくなった。

いよいよ新時代の幕開けかと思った。
ジャパントレンドの逆。
ニオイをつけない無臭方向。

一歩先を行ってしまったか、バリ島よ。
あたらしい。

あるとき自分でランドリーへ取りに行った。
わたしの洗濯物の前で、スタッフが何かを指示しているところへ出くわした。

「keroの洗濯物にはスプレーしないで」

ニオイスプレーを禁止した数年はニオイをつけられ、禁止を解いたら無臭って。

どうかしてるぜ。
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by kerokikaku | 2014-10-01 17:32 | ものすごくその他 | Comments(2)
Commented by molamola-manbow at 2014-10-01 18:56
あら、樟脳はゲットできたのね。よかった。
Commented by kerokikaku at 2014-10-01 20:28
おかげさまで、つるりとあっさり手にはいりました。
あのようなおみせはどこでも品揃えは似たりよったり。粘土石鹸やパックス洗剤、たわしや肌着やボカシや木酢液や蚊除けなどなど、日用品のたいがいはチャレンジ済み(ほとんどが脱落)。樟脳に限り、今のいままで目に入りませんでした。ご指南に感謝します。


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