2015年 02月 06日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-1.0 5月開催決定
昨年秋、正藍型染師 田中昭夫の展示会があった。
川口市立アートギャラリーアトリア「川口の匠」展と同時開催、田中紺屋自宅での展示。

真っ直ぐで、頑固で、一途。
ひたすら正藍型染だけをやってきた無骨な79歳。

この偉大な職人が、人知れず引退すると知った。
慌てふためいてゲリラ活動をした経緯と顛末を、ご承知の方も多いと思う。

急きょ開催した田中紺屋展ツアーには多くの方にご参加いただいた。
いたらないことも多々あったが、ありがたいことに事情を十分ご理解いただいた。
たくさんの方がお求めもくださった。

しかし、数十年の間、真面目一辺倒に作りためた型染反物に終わりはなかった。
作ることだけに終始してきた、執念にも似た仕事ぶり。
売る方も長けていたなら、こんなことになっちゃいない。
あの時、せっかくの機会だったにもかかわらず、閉展後も「うぶだし」布が発掘される始末

引退だから、最後の展示会だから。
当然その言葉にみなさんがひきつけられた部分はあると思う。

最後と言っておいて、またどうなのか。

まだ反物はある。

まだご覧になっていない方もいる。
まだまだ知ってもらいたい。

そこで「頒布会」を開催することにした。

あの時は展示会だったが頒布もした。
こんどは頒布会だけれど展示もする。

それでどうでしょう。

まだ少し先ですが良い季節なこともあり、みなさまの手帳に早目に書き入れていただきたく、ここにお知らせします。

「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」
2015/5/21(木)22(金)23(土):DEE'S HALL(表参道)

5/21(木)初日は夕方~OPENの予定です。会期時間は決まり次第お伝えします。
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こんどこそ我がゲリラ活動のラストになる。
もちろん田中御大も川口から青山へ連日お呼びする所存だ。

実は本人ちょっとやる気になったりしたが、5月頒布会では現存の布だけにする。
まだ甕に正藍は生きている。
細々と染めはするかもしれないが、それはそれ。
長板型染は引退。
新しいものはない。
それでいいと思う。
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いちばんいい頃の、力強い、正藍型染師 田中昭夫の布がある。

―頒布品ー ※ほとんどが手引の木綿地です
・着尺(浴衣地ではありません)
・細巾帯地反物
・中巾反物
・広巾反物(カット販売可能)
・麻無地正藍反物(カット販売可能)
・座布団(5枚追加発掘)
・風呂敷
・テーブルセンター
・袋物、バッグ
・麻地のれん
・「川口の匠」カタログ


その他、写真やパネル、型紙や道具の「展示」を予定しています。
藍甕は持って来られません。
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さて、田中御大はけろ企画から宿題を課せられ、測って巻いて、今頃こんなことだろうか。

頒布会について、また随時お知らせしていきます。
どうぞしばらくお付き合い下さい。

しばらくって。
5月まで、息切れしませんように。

1月だったのにあっという間に2月。
5月なんて、更にあっちゅう間だ、きっと。

田中御大は傘寿になっているのだろうか、こんど聞いておきます。

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by kerokikaku | 2015-02-06 13:06 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
Commented by team-osubachi2 at 2015-02-18 15:55
けろさん、こんにちは。
先日、田中敦子さんの講演日にご挨拶させていただきました岡田知子です。(いまになって「あのときマスクしてなかったか?私?!」とギクリ・・・)
あのときもサッとお話しましたが、第二回ツアーで参加させていただき田中昭夫さんとこから手込め(?)にしてきたカタバミちゃんの帯、いまお仕立てに出しているところで、出来上がったらまたブログで紹介しようと思ってます。
またそのさいにはこの頒布会のリンクを貼らせていただければと思っておりますので、どうぞお許しください〜。
五月、ギリ袷の帯も締められるので、田中さんにこんなんなりました♪ってお見せできるといいなあ〜と妄想中です。
またお会い出来る日を愉しみにしています!
Commented by kerokikaku at 2015-02-18 22:43
team-osubachi2様
先日は同席で嬉しかったです。ありがとうございました。

5月展リンク歓迎です。みなさまに先すぎて忘れられませんように(笑)。
仕立て上がった帯を見たら田中さんニコニコしちゃうと思います。カタバミは田中紺屋にとっていわれのある紋様なのでお喜びでしょう。またお目にかかることを楽しみにしています!


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