2015年 03月 04日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-3.0 値札書き宿題
川口の田中紺屋へ。
来る5月の頒布会に向け、月一度のご機嫌伺いと相互安否確認。
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いっそ「五月田中学校」だと分かりやすい。
ここで降りてはたいへん、めちゃめちゃ手前です。

御大には、反物の値段タグ書きを命じ、おっと、お願い申し上げていた。
まだ先だし、ボチボチやっといて下さい。
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果たして、想定内の、やはり。
完璧にこなしていた。

「筆ペンとボールペン、どっちがいいか思って二種類書いたけど、どうかな」
そこですかい!と突っ込みたくなるが、ともかく。
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あれだけの正藍型染仕事を黙々とやり続けてきた職人は、手抜きを知らない。
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お宝ハギレ群も「バラバラになると厄介だから」と、彼なりにランク毎にまとめて糸で綴じてあった。

いまだから打ち明ける。
昨秋、田中昭夫の型染布に初めて出会ってから。
素晴らしい仕事に感激し、皆様にご紹介する機会を得、それなりにわかったつもりだった。
一生懸命ご案内させていただいたことは間違いない。

でも全然わかっていなかったんだよなあ。
今のほうがあの時よりも田中さんの布のすごさを思う。
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これは藍と弁柄でとか、呉(大豆)をつけて藍色を際立たせたとか、紅花でやるときには真糊を別に付けるとか。
ひとつひとつ違った色柄の反物を見て、恐れ入る。
あらためて、すごい仕事だと、しみじみ思う。

「おれも相当、バカをやったよなあ」
こちらとしても、大きく頷かざるを得ない。

そんでもって、じゅうぶんに満足げなのがスカッとしている。

情熱と執念もあるだろうが、布にはそれらを超えた清々しさしかない。
これは本人の性格の清潔さが大きい。

おーい、何やってんですか。
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どうしても染めたいときかない布。
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水色の反物がたくさんあるのだ。
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ぜんぶを濃く染めたいのだと。
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ああ、いい感じになりましたね。
でもぜんぶ染めなくっていいですよ、水色のも残しておいていいですよ。

と、そういうことじゃないらしい。

「濃く染めてさ、5月のさ、手伝いの人用に半纏を作らなきゃならない」って。

手伝いの人?
それが我々ゲリラ部隊のことだと気づくのに間が空いた。

おーい、大丈夫だから。
新しく作んなくって大丈夫だから。

こないだ奥ノ院から、もりもり発掘したじゃないですか。
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ほうら、まだたくさん、ありますから。
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田中紺屋半纏を着て、笛吹いて、ワッショイ神輿、あげるんで。
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しーらない。
言ったってきかないんだもの。
わたしは一応止めましたからね。

どうやら我々ゲリラ部隊に、悪からぬ感情を持っているようだ。
喜ばせようという厚意のような気がしなくもない。

御大、朴訥すぎて、表情からうかがい知るにはまだまだ修行が足りない。

どうせだったら
「S正藍K型染師T田中A昭夫KD今度こそ最後のHP頒布会」
SKTAKDHPを染め抜いた半纏もいいよねー。

なーんて、これっぽっちも思わなかった。

むー。
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by kerokikaku | 2015-03-04 22:42 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
Commented by gongxifacai at 2015-03-06 13:03
お神輿担ぎますか!
Commented by kerokikaku at 2015-03-06 22:48
gonxyai様

はい、神輿に乗っけます。
5月に田中紺屋の半纏では暑かろうから「手伝いの人」用に単衣の半纏を、とのご配慮らしいのですが、けしかけずにとりあえずそっとしておきます。


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