2015年 03月 20日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-4.0 精錬大釜
なにか景色が違った。
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田中翁が反物を干している、その手前。

藍場の前に大きな窯があったっけ。
反物の布を精錬するための五右衛門窯。
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ブロックで囲んだ、大きな窯があったはず。
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証拠画像は辛うじてある。

さあ、どうだ。
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なんもない。
すっきりがらんぽん。
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市だが県だかの条例で、煙を炊くことができなくなったらしい。

ふうん。と向こうに転がる黒いものを見る。
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あれなんですか?
「窯だよ、精錬する窯。もう使えないから放ってある。あとで取りに来る。」
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ふうん。誰か知り合いが使ってくれるんだ。
有効活用してもらえるといいな。
あれだけの立派な大釜だもの、貴重なものだし。

そして半月後。
あれ?ない?

「鉄クズ屋が取りに来たヨ。」
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取りに来たのが鉄クズ屋だとは言葉がなかった。

この時点で、わたしがどれだけ悔やんだか。
悔やんだところで引き取る術もないのだが、とりあえず大いに悔やんだ。

分かっていただけますか。

「精錬は出来なくなったけれど、糊を作る小さな窯場は作った」って。
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長板は引退だが、まだこっそりやる気の御大。
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左の切られた木。
これ、桜です。

アトリア川口の匠展での映像にも映っていた、あの桜。
これも市だか県だかの何がしで切ることになったらしい。

ひょうひょうとした御大を前に、わたしひとりがグズグズ。

分かっていただけますか。
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by kerokikaku | 2015-03-20 23:57 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)


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