2015年 04月 26日
青のやつ
青空君がネパールに行っている。
わたしの甥っ子、青さん、18歳、惚れてはいけない孤高の山男。
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これは十日町の親戚ん家の屋根階段。
何でも登る。

本来は1月にアルゼンチンの高山登山に行く予定だった。
エアチケットは取れたものの登山許可が下りずに(登る時点で17歳、もちろんおひとりさま)、泣く泣く去年行ったネパールへ再アタックした。

エベレストはいつかの最終目的とし、その過程の6000m級を何座もアタック予定をしていた。

4月が登山シーズンらしい。
高校も卒業したやらしないやらのうちに(知らぬ間にフツーの高校から屋久島の通信高校へ編入していた)、渡航に至る何もかもをバイトで稼ぎ、入念な準備をしていた。

「ネパールですごい地震だね、M7.8だってね」というニュースを聞いた。

ズキンと心臓があおった。
もしも山なら雪崩。
下山していたとしてもカトマンズ市街は崩壊。

青に電話をかけたが通じない。
すぐさま青の親に電話する。

「青さー、今バイト行っとるわ。ネパールからとっくに帰って来とるって、聞いとらんだ?」
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世界一危険な着陸で有名な空港までは行ったらしい(これだけでも心臓痛い)。
そこから山へアタックするルート。

しかし着いて早々、何かにあたり、しゃれにならない腹痛になったそうな。
吐いて出して治るレベルではなかったらしい。

世界一危険な空港からだかどうだか、なんとまあ、おひとりさまでヘリコプターを呼び、麓の病院まで緊急搬送されたそうな。

即入院。
わたしからするとすでに失神話だ。
病院のベッドで身動き取れず、一週間でなんとか退院したという。
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あ、これも十日町の風景ね。

目の前の美しい山々を望みながら、決断なのか、英断なのか、何なのか。
今回の登山一切を止めたそうな。

ポーターやガイドや宿手配の予定もズレたことだし。
それなりに病み上がりのため、無理を避けたのだろう。
山男として正しいと言える。

その後テキトーにカトマンズをフラッとし、早めにさっくり帰国したそうな。
なんせ目的はただひとつ、登山なんで。
登れないなら、目的ないんで。
山男にもほどがある。

それで只今バイト中。
はあー。

予定どおりの旅だったならば、ちょうど今頃カトマンズ。
間違いなく被害に遭っていた。

被害に遭われた方には言葉もない。
どれだけパニックになっていることか。

近すぎる身内がそんな目に遭うなどと考えたくない。
冷静な判断というか、あたった食べ物の塞翁が馬というか、命拾い。

おい、帰国してたならしてたって、連絡せえよ。
こっちはまだネパールに居るのかと思ってるやん!
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けろちゃん、さっき、完全に顔面蒼白、声は震える、心臓ばくばく。
息の吸い方もわからんくなったんだぞ。

ほんと、やだ。
けどよかった。
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by kerokikaku | 2015-04-26 00:02 | ものすごくその他 | Comments(6)
Commented by gongxifacai at 2015-04-26 07:59
私も「青」君の事気になってたのでほっとしています。
Commented by kerokikaku at 2015-04-26 22:13
gontqxakhi様
ご心配おかけしました。
腹痛もいつのことやら、元気だそうです。
誕生日に何か送っても、餞別にインドネシアルピアを送っても、こちらが返事の催促をしない限り、届いたのか嬉しいのか嬉しくないのか、全く分からない18歳です。AB型です。
Commented by team-osubachi2 at 2015-04-27 14:53
冒頭のネパールという単語に一瞬ドキリ!としましたが
何がさいわいするかわかりませんですね。
ネパールとその周辺の被災地へ心寄せつつも、
人間万事塞翁が馬というコトバが頭をよぎりました。
Commented by kerokikaku at 2015-04-28 08:11
team-osubachi2様
ありがとうございます。お騒がせしました。
へーえ、助かってラッキー、と思うだけでなく、散々世話になった地に何かの一助が、という方向に向くといいなと叔母は勝手に思います。
Commented at 2015-04-28 11:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kerokikaku at 2015-04-29 12:46
makuta様
鍵コメありがとうございます。
ご住所もよくわからないまま勝手に好意を持って案内を送りつけました無礼をお許し下さい。
あの日の男子(御大も含めてね)2名の、世代を超えて素晴らしく理解ある雰囲気は、我々ゲリラ部隊の気持ちも御大をも変えてくれました。
おかげさまで御大も「こうやって人が来るのも悪くない」と。口では言わないけど笑。嬉しかったことでしょう。
是非5月にお目にかかれますように。


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