2015年 05月 15日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-8.5 見本帖とユニフォーム
あの日丸めて見せてくれた秩父太織布は、もちのろんろん、染上がっていた。
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ズームイン。
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木綿の帯地の多い中、絹の帯地が2本追加されることになった。
湯のしをして仕上げだ。
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職人によって、柄や染め上がりはそれぞれであり、それが個性にもなり、好き好きでもある。

しかし田中昭夫の布は糊際がすっきりと気持ちがよい。

それは何故なんだろう。
糊の強靭さだけなのか。
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みなさまへのラッキー情報として、帯地のはぎれを発掘した。
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それをまとめたお宝見本帖を作るべく、御大は実行部に言われるがまま残業中。
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こちらはもう二度と出来ることのない広巾布。
ヤール巾と御大は言う(90〜100cmちょい)。
15反位あります。
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長い広巾を染めること、広巾へ糊を付けることのむずかしさ。
男の腕のリーチでもぎりぎりだ。

藍を吸って糊もついた重い布を染める。
もう出来ない。
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ぱっきりした青×白といった単純さではない。
ぱっきりを競うならプリント布のほうが余程ぱっきりだ。
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藍と白の間、糊のきわっきわ、数ミリ以下の小さな世界での藍グラデーション。

田中染布のすっきりとした糊際は、ミラクルなグラデのゆらぎにより作られるのか。
黒幕の次に濃い茶幕ブログに詳しい。

頒布会には虫眼鏡を持ち込む予定。
各自目を皿にして確認されたし。

これだけの仕事の広巾布、基本は反売りですが、一部カット可もあります。
前投稿の紗綾形の水玉で、どんと大風呂敷が作れます。

さて、甕場に行こうとすると「田中さん、いる?」と訪問者があらわれた。
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その抱えたモノはいったい?
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らーん。
もしや、頒布会スタッフ用の、アレ?
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裏は薄い綿の絞り。
調べてみると、これまた田中さんらしく、「特岡」という浴衣地の最上等木綿だという。
特上を裏地に使っちゃうんだなあ。

黒幕と茶幕がご試着。
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半纏かと思えば、腕はコハゼで、仕事がしやすく、ポケットもある。
詳しくはいつだって布茶レポートへどうぞ。
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こんなの作っちゃてさ、何なのかな。
誰用なのかな、くれるのかな、買った方がいいのかな。

と、聞こえるように大きな声で言ってみたが、御大はニヤニヤするばかりで何も言わない。

なので、スタッフ用ユニフォームだと解釈し、さっさと実行部作業箱へ入れた。
「SKTAKDHP」Tシャツを型染してもらいたかったが、さすがに言えなくなった。
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お、さっきの布も乾いた。

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正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会
2015年5月21日(木) 5月22日(金)5月23日(土)

21(木)15-19時/22(金)11ー19時/23(土)11ー18時
※開催時間が各日で異なりますのでご注意下さい
会場:DEE′S HALL(表参道駅徒歩3分) d0182119_2348835.jpg 
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by kerokikaku | 2015-05-15 23:09 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)


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