2015年 06月 30日
【正藍型染師 田中昭夫の布】通販サイトCLOSEと、ゲリラ活動終了のご挨拶
では、当該活動の黒幕より皆様へご挨拶です。
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お陰様で【正藍型染師 田中昭夫の布】期間限定サイトは、すでに完売致しておりますが、
本日2015/6/30を持ちましてサイトを閉じさせていただきます。

お買い上げ頂き、本当にありがとうございました。
お手元に渡った布は如何でしょうか?

この催しの最後に、一文をご紹介したいと思います。

昭和50年、今からちょうど40年前に限定出版された「唐草染布帖」の冒頭の文章です。
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書き手は、三木文庫主事 阿波藍研究の第一人者 後藤捷一さんです。
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皆様が田中紺屋布を お手に取りながら、
お読みいただけたらと、ここに書き写します。
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そして、これにて昨年来の田中紺屋騒動は終了いたします。
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多くの皆様のお手元と記憶の中に 田中紺屋の仕事が残りましたことに、関係者一同深く感謝申し上げます。
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津田千枝子

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「正藍染唐草模様の復原」  後藤 捷一  昭和50年4月14日

山野の緑が開発の波に奪い去られた今日、わが藍染め界も古い技法は顧みられず、
一途合成藍の還元建乃至天然藍との割建に変じ、またその藍甕は掘起こされて廃物となり、コンクリートのバットに一変した。

斯くの如き藍染界にあって阿波大谷焼の藍甕 <江戸時代以降大谷焼の藍甕は全国藍甕の40%を占めていた> で
純粋の阿波藍を古来の発酵建技法により、藍本来の色を染め上げ、馥郁たる藍香を放たせているひとに田中紺屋がある。
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田中紺屋は単なる染技法の伝承に止まらず、
その染生地は昔なつかしき手紡手織の木綿であり、麻でもある。
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また染柄は古代エジプトで生まれ、ギリシャとローマで育ち、シルクロードを経て中国に渡り、
更に我国に伝来した唐草模様で、渡来頭初は専ら仏教美術面に限られていたが、その応用は漸次各方面に宏大して庶民に親しまれるに至り、
江戸時代には服飾界に牡丹・菊・桔梗・葵・鉄線・竹・梅などの花文中心の中形染として盛行した。
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田中紺屋はこれらの柄を縦横に馳駆して自ら形紙を刻り、
吾人の祖先が愛用した文化遺産を見事に復原した。
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私は田中紺屋のこの努力に対し満腔の敬意を表し、
併せてこの製品を一堂に展じて読賢の高覧に供した、企画者三彩工芸に高らかな拍手を贈り度い。

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では続きまして、正藍型染師 田中昭夫御大、ご本人より、皆々様へご挨拶です。


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「ども、ありがとうございました」
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※頒布会DM用にと、何度も何度も書き直したサイン
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by kerokikaku | 2015-06-30 23:59 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)


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