2016年 05月 21日
並ぶ
ときどきしかOPENしないパン屋tOki dOki。
その名の通り、数日前ギリに開店日がブログで公開され、ほんの時々OPENする。
トサカンムリフーズで活躍する三ちゃんの小さなパン屋さん。

どの駅からも近くない武蔵野エリアにある。
この界隈に過去8年間住んでいたため、慣れ親しんだいつもの町。
こんなとこにわざわざヒトが来るんか、とフシギだった。

御見それ御見それ大失礼。
tOki dOkiは、開店前から行列が出来る人気店だ。
ひとりで作っていることもあり、パンはすぐに売り切れる。

何度かチャレンジしたが、こちらジモティ、まいっかと。
行列にたじろぎ帰ったことしばしば。
遠方よりえんやこらの皆様方は、意地でも待つだろうロケーション。

きのう開店2時間後、ダメもとでtOki dOki前を通ってみた。
CLOSEだったら、SOLDだったら、のショックを和らげるため、通りすがり風で通る。

ひとりお客さんが帰るところ、しかし並んでない。
ケース上には、まさかのパン2個残あり。

イエス。
並ばずにラストの2個とも大人買い。
てか、これしか残ってない。
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ひさしぶりの三ちゃんパンに酔いしれる。
うまい。

今もって忘れられない、4年前に食べた三ちゃんの揚げパンを、今度も並ばずに頂きたいものだが、どうやろか。


都内某所、腹ペコで散策中のこと。

おや、ここは、前から気になっていた餃子屋、いまこそチャンス、入ってみよう。
並びの最前列で待つ。
これぐらいを待つ忍耐はあり。

目の前のカウンターにはうら若き女子2名。
まったりゆったり餃子定食を食べている。

この女子が食べ終わったら、わたしの番だ。
後ろには続々とヒトが並びはじめた。

この女子2名。
ハシを置いてはゆったりおしゃべり、夢のように上品に、小鳥のように小口に。
残して終わりかと思ったらまたハシを取る。
たいそう時間をかけたお召し上がり方。

またハシ、置いた。
またお口が止まった。
おしゃべりも、まろーり、ゆったり、まったり。

どーなってんだか。

行列組の熱視線を一切感じていない、ふてぇ奴ら。
理解に苦しむ。

「ねーちゃん達よう、ずいぶんのんびりしてんなー」
心でつぶやくが、声に出す勇気はむろんない。

女子達よりあとに入ったお客がとっくに食べ終えたっつう。
その後わたしはそちらの席に案内された。

けろオバちゃんは、あの女子どもの動向が気になって仕方がない。
行列組も店外で固唾を飲んで待っている。

ハシも皿も全て片付けられ、テーブルも拭かれた。
どうやら小鳥どもが食べ終わった様子。

お会計かと思った瞬間。

あろうことか、女子どもは追加のお水を所望した。

まじか、オラ。
飲むんか、オラ。

そして、まったりタイム再び。
アーメンやな、こりゃ。

しばらくして、片方がゆっくり伸びをした。
「もう君たちの前には何もないんだ」ってことが言いたい同志たちの念で溢れかえっているのに、まったく意に介さず、逆にすげー。

いよいよ、ようやく。
ほんとにようやく、会計に向かった。

念を送っていた我ら同志の、エアー拍手が聞こえた。
気がした。
わたしにだけかもしれん。

そんなこんなで。

もっちり厚手皮のたいへん美味な餃子であったが、それ以上の印象はどこかへ消えてしまった。
食べたような食べていないような。
はなまるだら丸亀だらで腹ごしらえをやり直したくなる。

京都知人宅での手作り本格餃子。
あれを食べ直さなくては気が済まないキブンで、おなかと胸がいっぱい。

後ろにヒトが並んでいると気が気でなく、慌てて口にかっこみ、味もわからず出てきてしまう自分の性分もロクでもないが、並んだヒトを気にせず安楽な性分も、完全にイカレテいる。

正しいオバちゃん道を歩んでいるかな、わたし。
上等だ。
オラ。

上野の若冲展が、入場5時間待ちだって。
だから言ったっしょ、上野は鬼門だって。

さんざん並んで中は黒山。
ヒトの頭のすき間から美術を観るのはこりごりだ。

三島のクートラス展はすてきだったな。
会場ででんぐり返りしても良さげな(ダメです)余裕があった。
集客的には思うところがあるだろうが、これぐらいが有難い。

と。
自分が今まで関わったイベント企画の諸々で、反省すべき点がチクチク思い当たる。
小声で深くお詫び申し上げてみたりして。


去年のきょう
、青山のDEE'S HALLで御大の正藍型染布頒布会をしてたっけ。

そんなことを思いながら歩いていると、TGこと田中ガールズの一員、工芸ライター田中敦子さんにぶち当たった。
けろも歩けば敦子に当たる。

敦子さんからも「去年のきょうだね」とご挨拶。
きょうと同じで、暑いくらいの天気でしたっけ。
来年のきょうはどうだろうね。

SUでの秋野ちひろ展。
最終日ラスト1日前で、さすがに並ぶことはなかった。
あたらしい解釈の作品群、チャーム。
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数点のこして完売だった。
オバちゃんは嬉しい。
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会期は明日1日残すのみ。
並ぶことなく、ほとんど売約なので、ある意味心穏やかに観られます。


並ぶほど来てほしいけれど、並ぶ、並ばせちゃうってこと、いろいろ思う。


そんで、このお宅。
無限の可能性を秘めている。
高ポテンシャル。
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ぜひとも刈りたて日に、あらためてお伺いしたい。
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それに並ぶ覚悟はある。
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by kerokikaku | 2016-05-21 19:55 | ものすごくその他 | Comments(0)


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