雨ばかりで蒸し暑い。
数日家を空けただけで、色んなものがカビていることに気付き、滅入る。
夢は「カビない家に住むことです」とお天道様に伝えたい。
蒸すからなのか、熱い冬瓜スープを飲んだからか、汗が吹いて仕方がない。
なんのことはない、夏日だった。
明日は真夏日と聞く。
真夏でも酷暑でもいいけど、蒸さなきゃ何でもいい。
外を歩くと、ふわっとピコレットが香った。
どこにも形跡がないのに、ぜったい香った。
ちょっと早いか、いや、そうでもないか。
この時期、判で押したようにピコレットは攻めてくる。
高いポテンシャルを秘めた植木。
草刈り後が楽しみな逸品。
10日前の、近所の巨大キンモクセイの木。
素知らぬ顔で、青々としていた。
おまえさんも、この後数日、たのしみだ。