2016年 11月 16日
OKその後
桶屋と自宅の往復だけのような昨今。
それもどうなのか。

桶トピックをご覧になった方から「わたしも欲しい」と注文があった。
ほいきた。

おじいさん作、ラスト一個の桶。
ぜったい売れていることはないだろうが、万一が無きにしも非ず。
急ぎ風呂桶屋へと走る。
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おじさん、あの桶、最後のひとつくださいな。

「そうかい。じゃあ、この前と同じ値段でいいよ。デパートだともっとするよ」
へえへえ、承知の助で。

経年で脂(ヤニ)が出ているので、軽くクレンザーで洗えばいいとのこと。
「なんかあったらいつでも言ってね」

喜び勇んでうちに戻り、水を張って、さっと洗う。

わわわ。

桶底から滝のように水が流れる。
まさかのザーザー漏れであった。

こりゃいかん。
濡れた桶を小脇に、踵を返す。

ごめんくださーい。
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呼べと叫べど出てこない。
おーい。

掲げてあった賞状に「昭和7年生」という字が見えた。
すわ、、と思わなくもなかったが、根気よく呼び続けると、おじさんは出てきた。
無闇にホッとする。

「ああこれ、乾燥していたからね。使っていればだいじょうぶ。何かあったらいつでも言って」
そうですか、水につけていればだいじょうぶなのね。

さいしょの桶はこんなことなかったが、まあいいでしょう。
最後の一個だよね?と念を押したら「まだある」風に言葉を濁したが、まあいいでしょう。

水を張ってみる。

オーマイガ。
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左の桶、やはり漏れている。

ダダ漏れだ。
困ったぞ。

水張りを何度も繰り返す。

道の向こう、おじさんが店の脇で何かしているのを恨めしく見る。
「いつでも言って」って言ったよね。
いま訴えに行くべきか。
いまいちど水張り実験したあとにしようか。
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5回ほど水を張りかえ、忘れたころに再び桶をチェック。
オーイエ。
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だいじょうぶだった。
水漏れナシ。

おじさんは正しかった。
経年による木の乾燥のせいだった。

ちっ、世話が焼けたぜ。
まあいいでしょう。

そんな日の外出先でのごはん。
食べ終わってから気が付いた。
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釜揚げうどんを食べたのは、かんぜんな無意識です。
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by kerokikaku | 2016-11-16 18:31 | ものすごくその他 | Comments(0)


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