2017年 02月 16日
寒明け蒅、届く-2
さぁ、甕は3つある。
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つぎつぎにやる。
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ひと甕に、ひとバケツ分を入れる。
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蒅は底に沈まず、上に浮く、ということが意外だった。
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3甕に1俵のほとんどが入った。
よく藍を食う甕だこと。

一見、土を撒いたよう。
バラでも植えてみたい。
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棒を使い、ゆっくりしっかり混ぜていく。

手元で蒅を練り、溶けやすくしてから甕に入れる、というレベルではない。
(今回はとくに急ぐため、このあと塊は手で潰して混ぜ込んでいく)
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このひと、正藍型染師 田中昭夫。

すべてが規格外と思って正しい。

この長くて太い混ぜ棒は売ってないし、とうぜん自作。
甕だけはつくれないが、甕場の建物、ちなみに自作。
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自分の求める藍仕事がやりやすいよう、工夫を重ね、ひとりでぜんぶ作ってきた。
誰のためでもなく、藍のため。
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おっと、この動きはなんだ。
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とうの昔に手配していたフスマだった。
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測りは升で。
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藍さま、ごちそうだぞ。
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ほれ、美味いぞ。
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しっかり混ぜる。
アルカリ分は十分効いている。
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藍色に見えるけど、まだ建ってないんです。
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元のエキスがいいから、建っているように見えるが、これからが勝負だ。
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一気にやったなあ。

さあ、おしまい。
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じゃなかった。

真ん中の火壺のふたを開けた。
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かわいいかわいい藍さまを、ぽかぽかに温めなければ。

火壺におが屑はとっくに入れてある。
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ああ、世話が焼ける。
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ああ、うれしい。
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これにて蒅の仕込みは完了。

あとは数日、せっせと世話を焼き、藍が建つのを待つ。
なにとぞ上手く、早く建ちますように。

ようやく窓辺で一休み。
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ではない。

おが屑で藍場全体がいぶられ、煙でもうもうだった。
換気のため、窓を開けたのだ。
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田中昭夫の行動、どれもこれも100%、藍に結びつく。

藍への純心。
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とんがり帽子の燃えたぎる巻き返しだ。

さあ、一緒に。

震えて待とうではないか。
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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-02-16 13:12 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
Commented at 2017-02-16 17:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kerokikaku at 2017-02-16 19:47
LINE様
お見守り、ありがとうございます。

あれから3日。
とにかく谷さんレンテン生地だけでも染めて、月日荘展に間に合わせたい御大。
この後レポートしてまいります。

なかなか紺屋と問屋は卸さないのです。
ひーはー、でございます。


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