2017年 05月 31日
リバマTG散会の会
あれは春三月、名古屋月日荘でのこと。

いわゆるひとつの「正藍型染師田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展」。
遠い昔のことのよう。

みなさま、その節はありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
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打ち上げ宴会がやっと出来る。
2か月以上も経ってしまった。

リバマ御大は、この日を指折り数えていたに違いない。
ただの宴会として、待っていたに違いない。
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宴会前につき、太郎焼は控える。
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田中紺屋へは、駅から30分バスに揺られる。

一部で有名となった「十二月田中学校」を越え、2017年5月田中学校が始まる。

耳タコ案件として、ここで降りてもどうにもなりません。
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最新版の表示になっていた。

じゅうにがつ、でなく、しわすだ。
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ハングル対応も済ませた。
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田中紺屋に着く。
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中では、黒幕と御大がアタマを突き合わせていた。
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月日荘展後もどんどん染めていた。
お察しどおり、やる気マックス。

色々あって切り替えた「播磨藍」は建ちがいい。

しかし、いまひとつうまくいかない。

そうSOSがあったのだ。
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藍が建ったらすぐ染められるよう、型付けしてあった反物。

「寒明け蒅」がアレだったので、昨年末以来、数か月放置せざるを得なかった。
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その後の「播磨藍」が建つやいなや、しんぼうたまらず染め始めたのは4月。

・はじめての「播磨藍」
・がまんできず、完全に建つ前に染め始めた
・いつもの岡崎木綿とは勝手の違う、ラオス・レンテン族の白生地
・型付けしてから時間が経ちすぎている 
・精錬の具合、等々

さまざまな要因が重なり、藍染め歴60年の型染師は染めに苦労していた。
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先週のこと。

「田中さん、糊伏せしてるんですね」
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新しく糊を炊いていた。
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「もう、やになっちゃったよ」
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先に薄藍で染めてみたものの、全体的に糊が落ちた。
それを補うための、修正につぐ修正。

田中紺屋のがっちり糊には、まずありえないこと。
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なぜこんなことになったのか。
御大も首をかしげる。

さらに手を酷使による腱鞘炎で指が曲がらず、仕事が思うように進まない。
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それでも、と包帯(という名の染めハギレ)を巻き、せっせと修正していた。

持ち手の壊れたカゴ同様、満身創痍である。

つい、見るに見かねてしまった。
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何が災いしたのか、何がよかったのか。
条件にもろもろの事案が重なった。

原因を探るため、あたらしい白生地がほしいが、もう有効な生地はない。
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そう。

TG忖度組合は、またやっちまった。

極秘ルートを使い、ラオス・レンテン族の白生地1反を入手。

やれやれだが、仕方ない。

「田中さん、これ1反しかないんだから、いっぺんに染めてはだめですよ。精練を変えたり、染めを変えたり、まずハギレで実験をして下さい。納得いってから本番の帯地を染めて下さい」

布を持って、この顔。

ありがとうも何にもないが、この顔でいいとする。
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そうと決まれば、問題ある反物の修正をやめることにした。
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せっかく丁寧な細かい型付けがしてあるが、あきらめて糊を落とす。

見るのもつらいが後追いはしない。
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「あのさ、レンテンの生地を藍染めする前は、ぬるま湯に漬けるといいんだよな。水ではよくないんだ。」
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へえ、そうなんですか。
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だからって。
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そのためだけに、あつらえますか。

バカでか容器。
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「奥のコンクリ水槽では間にあわないの?」と問いただしたいが、時すでに遅し。

排水口もないし、最後はどうやって湯を捨てるのか。
言いたいことはたくさんあるが、もう遅い。

知ーらない。
買っちゃった。
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長板が持ちあがらなくなったので、干し場の低い位置にサンをつけてもらったと言う。

暗すぎですが、わかりますか。
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そもそもはこちら。
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往時は、ほいほい持ち上げていた。
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リバマ御用達の大工さんに依頼し、追加のサンをつけたと言う。

真新しい、NEWサン。
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とにかく藍染めがやりたい。

年季で出来なくなったことも、なるべく出来るよう、最大限工夫したい。
その一心。
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そうこうするうちに、メンバーが集まり、近所のトンカツ屋へ移動。
TGと若い衆有志で、散会の会だ。

おしょうゆマイクで挨拶をもらう。

もぞもぞと何か言ったらしきあと、乾杯となった。
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さすがリバマのデフォルト。

なんでもかんでもたっぷり。
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色んな話をしていても、藍以外の話には1mmも乗れない御大。

ぼんやり、ふんわり。
しずかなものだ。

おとなしく食べる。
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そのキズ、どうしたんですか?

転んだか何だか覚えてないって。
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とにかくケガせず、やって下さい。

藍染めができなくなったら、どうにもならないでしょ田中さん。
これからは、、おっと、これからも大いにやって下さい。

お眠の時間だ。
さあ帰ろう。
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「その新聞、撮ったほうがいいんじゃない」って、TGより指令。

まさかの、一面「藍」ちゃん。
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うまく出来ていた。
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じゃ、ども。
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ありがとございました。



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by kerokikaku | 2017-05-31 15:28 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)


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