9月は夏、だと定義したことはあっさり撤回。
さわやか。
は、秋の季語らしいので、使いたい放題で文句はなかろうもん。
押入れのカビ臭と、いよいよお別れかと思うと、さみしいような、せいせいするような。
背油こってりが辛くなった年頃。
銀座天龍のニンニクなし餃子や醤油ラーメンが浸みる年頃。
ドッカンドッカンしたハプニングなし。
ただただ、薄味。
つまらなさと一見表裏一体な、
パターソンが浸みる秋。
ジムジャームッシュ作品は、その時はふうんと見終わるが、時々思い出し、結局ひっかかる。
中座したところでどうってことない。
BGMとしてでも問題なく、それでいて何度観ても新しい。
ミステリートレインが28年前ってのは、恐ろしい事実。
おっぱいぽろりシーンは最大のハプニングで、ちょい濃味。
血圧の上がったわたしを置きざりに、ストーリーは薄く進んだ。
今はなき中野武蔵野ホールで、永瀬さんとアラーキー氏のトークショー付き上映は、観客が数名すぎて、みょうに恐縮したのって、28年前なのだろうか。
記憶混濁。
ちなみに今夜のポップコーンは、塩気が濃かった。
おかげでドリンク2杯。
劇場の思惑通りの優良客。