カテゴリ:正藍型染師 田中昭夫( 115 )

2014年 10月 20日
田中さんについてのお詫びと10月下旬のインフォルマシと
過ぎたるは、過ぎたるは、過ぎたるは。

覆水盆に、覆水盆に、覆水盆に。

雲行きが超高速で怪しくなってしまった。
体制を立て直そうとしているが、うまくいかない。

広めて下さってほんとうに有難うございます、というレベルを、あっという間に超えました。

嬉しい悲鳴は、いつしか本気の悲鳴になりにけり。
こんなはずじゃ、では許されなくなっている。
どうしたらよいのか、あれからずっとグルグルしている。

親愛なるみなさまへ。

ご協力に心より感謝しています。
それはほんとにほんとなんです。
そしてごめんなさい。

願わくば、どうかお察しいただきたく思います。

いまさらなによで厚かましく、無礼は百も承知で、勇気を出して言います。


パンクしています。



津田さんからの一言も、以下ご紹介します。

<お詫びとお願い>
田中昭夫さんの紺屋展に興味を持って下さった皆様へ


見事な職人技とその生き方に、深い尊敬の念を持っていた私は、これを最後に引退… という言葉を、感慨深く受け止めました。
こんな仕事を、世の中の人にもう少し知ってもらうことは、良いことなのではないかと考えました。

そこで、けろ企画にお願いし、 一緒にささやかな広報活動をしたつもりでした。

でも今の世の中、私が思っていたような人づての伝わり方ではなく、インターネットの波に乗り、本当にあっという間に情報が広がりました。

こんなにもたくさんの方が、田中さんの仕事に興味と共感を持って下さった事を、心から有難く思っております。

しかし、田中さんご本人は、たった一人で小さな紺屋を守り続けてきた職人です。
これほどたくさんの方がお見えになるなんて、本当に思いもよらない出来事でした。

このような事態を招いたことに、余計なことをしてしまったと、心底猛省するところです。

田中さんのお仕事は、アトリアの展示でもていねいに紹介されております。
もし、その展示でご満足いただけたならば、どうぞ紺屋展の方は想像のみにて、という身勝手なお願いも、あえてこの際させていただこうと思っております。

私の浅薄なおせっかいが、このような事態を引き起こした事を、心からお詫び申し上げます。

田中さんの最後の会が、穏やかに良きしめくくりとなることを、祈っております。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

津田千枝子




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以下のインフォ、それぞれのサイトをご確認の上お出かけください。
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鎌田奈穂 景
2014/10/18(土)-11/1(土):ギャラリーSU(麻布台)


作品の着想は、絵ではなく言葉で残すという鎌田奈穂さん。
今展では、「景」という言葉を手掛かりに造形した金工作品を展示いたします。
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ユーラシアの手仕事展
2014/10/19(日)-10/29(水):THE ETTHNNORTH GALLERY/アトリエ サジ/クリコ(谷中)

〜ブダペストからサマルカンド経由、雲南へ〜 
東欧の民族衣装&生活の道具、古代ローマングラスを使ったアクセサリー、中国少数民族の手仕事。
それぞれをご紹介する谷中の3つのスペースが共同で初めてイベントを行います。
ユーラシア大陸はるか7,500kmを繋ぐ、手仕事の物語。
東京でもローカルな味わいのある谷中で、ユーラシア各部族の生き方と精神を感じられるスペシャルな一週間。

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Good Luck Carpets
2014/10/23(木)-10/28(火):ババグーリ(清澄白河)


ババグーリオリジナルのウールラグ。
様々な柄が揃いました。
北アフリカの先住民族・ベルベル人の昔ながらの手法により
チュニジア北部の工房で、羊の毛を漉いて紡ぎ、手織りで仕上げ。
原毛そのままの天然色の、生成に焦茶
またはそれらを混ぜたグレーを、柄によって二色使いしています。
そのほか、インドで織られたパイルのラグや
ヨーガンレールがトルコで見つけたラグなど
肌触りの心地よい手織りウールの敷物が色々。

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緑とかばんとレモネード
冨沢恭子の柿渋染めかばん・toranekobonbonのレモネードショップ「LEMON日記」
2014/10/24(金)-10/26(日):Tisane infusion(名古屋)

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トミー、にゃごやテレビ塔初進出。
トラさん、レモネビア、濃い目はありますか。

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尾州テキスタイル工房 かがりの3日間
2014/10/24(金)-26(日):ギャラリーSABAI(愛知・常滑)

伝統ある繊維の街一宮で、明治28年創業の
木玉毛織(株)の一画で活動する『かがり』。
木玉毛織の豊富な生地見本の数々には伝統と技術が凝縮されています。
そんなヴィンテージウールを蘇らせたくて、『かがり』では
マフラーやひざかけ、クッションカバー、バッグなどを仕立ててみました。

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こちらの内容についてはまた追ってお伝えします。


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MITTAN 2015 SS EXHIBITION TOKYO
2014/10/24(金)-10/27(月):ANTIQUES GALLERY(代官山)

問合せは三谷企画室まで
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今年手に入れた服の中で、ピカイチよかったものがMITTANのシャツ。
着ていてこれだけ気分がいいというのは、どういうことだろうか。

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2014秋 目白コレクション
2014/10/25(土)26(日):目白 椿ホール
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by kerokikaku | 2014-10-20 20:15 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2014年 10月 18日
お求めいただけます
追加でひとつ。

川口市立アートギャラリー・アトリアでは、展示品の販売はしていません。
藍染布は鑑賞していただくだけです。

もし田中紺屋展で、精魂込めて作られた田中さんの布を見て欲しいと思われたなら、お値段をお尋ねになって下さい。
こちらではお求めいただけます。
そのあたりは、田中さんにその場でご確認下さい。

出来れば少しでもこの機会に、目に留まった方々の手へ、田中紺屋の藍染布が渡りますように。
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by kerokikaku | 2014-10-18 12:49 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2014年 10月 16日
第一回 正藍型染師 田中昭夫展ツアー
人知れずにはじまり、そっと終わりそうだった、正藍型染師田中昭夫さん、ご自宅での展覧会。
それを何とかしたいがための当ゲリラ活動だった。

「宣伝するからね」
「うん」

「じゃあよろしくね」
「ああ」

各方面のみなさまによってご紹介いただき、驚くほど多くの反響を頂戴しました。
ここに重ねて御礼申し上げます。


が、実のところ田中さん。
少々キャパオーバー気味。
大混乱中。

わかっていたつもりだったが、ここまでだとは、わかっていなかった。
我々も、田中さんも。

ご本人は面食らっている。
こんなことは初めてなのだ。

ご推察通り、元々が頑固一徹、ひたすら藍染だけを作り続けた職人。
遠くからわざわざ、どうもいらっしゃい、とにこやかにお迎えするガラではない。

そこが田中さんの田中さんたる所以である。
いつだってぶっきらぼう。
そこはかとない、そんな良さをお感じいただけるだろうか。

長く見過ごされ続けてきた経験と、商売っ気のない性質はどうにもならない。
だからこその、お仕事だった。

ちなみに、田中紺屋展は基本的に田中さんおひとりです。
そこがまずかったと猛省しているが、今更どうにもならない。

人がどんどん来ちゃって、電話が鳴っちゃって、との第一声だった。
かなり困惑している。

なんとか一日3時間の開催時間だけでもがんばっていただきたい。
そう祈るばかりだ。

「俺、いつも居るとは限らないよ」と今だ発せられるたびに、我々の神経は縮みあがっている。
えっと、会期中なんですけど、と喉まで出かかった言葉をグッと飲み込む。

以下、津田さんのコメントです。

今回見に行って下さる方に、ひとつ留意していただきたいなと思うことに、思いあたりました。

それは、今の田中さんに温度を要求してもせんないことだということです。
さびしいことですが、田中さんの熱はもう冷めてしまっている状態だということ。

初めて田中さんの存在を知った方達は熱い思いで行くでしょうが、
そこにあるのは、ある意味大変失礼な言い方ですが、もう昔の田中さんではないのです、
ということが、分かってもらえたらと思います。

その温度差は、おそらく 田中さんが熱くたぎって仕事に向かっていた時の、
一般社会の冷たい冷えた温度の差との、逆転現象でしょうか。
ひとつのかけがえの無い仕事や存在が、自然のなかで消滅していくその悲しさを感じます。

でも、私は 田中さんのようなひとを知ってもらいたいと、今でも懲りずに思っています。
私の 今回のでしゃばり御節介は、田中さんにも、いらした方々にも、不愉快なことがあるかもしれません。
でも、本当に正直なことなんて、するりツルツルな訳がないと思います。

チラシには「尋ねればお話をしてくださる」と書きましたが、すみません、できればどうか静かにご覧いただけないでしょうか。
お願いします。

そして、もう終わった仕事場をそっと覗いて、端正込めた染布を静かに見つめて、
田中さんのこれまでをご自分のなかで想いを巡らし、それを持ち帰っていただきたい。

不器用で何にでもぶつかってここまで年を重ねてきた老職人の生き様を、
素直に感じていただけたらと思います。

そういうことであります。
せっかく興味をもって行って下さった方へも、数々の対応不足があったようです。
不用意なことで申し訳ありません。

田中さんへもアプローチをかけているにはいるが、効いているようないないような。
ほぼスルーと言いましょうか、いつもどおりというか、変わりないというか。
それでこそ、というか。

もちろんご高齢という考慮も必要だ。
職人特別考慮も。

いいものだから見てもらいたかった。
それは間違いのないところです。

ただし、一人一人がバラバラに行かれると、慣れないことゆえ田中翁は疲れてしまうのだろう。
正直言うと、疲れた発言もあったりする。
行かれる方にとっても、遠方、無骨、職人、電話、とハードル高し。

困った、困った。
みんなが困った。

それらを一掃する、夢の企画を決行します。

第一回 正藍型染師 田中昭夫展ツアー
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2014/10/22(水):川口市立アートギャラリー・アトリア12:00集合

アトリア見学後、川口駅東口バス乗り場より路線バスで田中紺屋展へ移動、紺屋見学後は随時現地解散


参加は自由です。事前連絡もいりません。
型染作家津田千枝子さん、わたくしけろ企画が、当ツアーをご一緒させていただきます。
もし連絡が必要な場合は、当日080-6564-3610まで。

川口市立ギャラリー・アトリアは入館無料です。12:00頃に各自見学していてください。
その後、一緒に駅まで戻り、路線バスで田中紺屋へ移動しましょう。
お茶もお菓子も出ません。はっきり言ってゆるめのツアーです。

22(水)にまとまって行くと伝えたところ「そうしてくれるとありがたい」と、田中さんの了解と在宅確認もとれております。

ちなみに、11月にもあと2回ツアーを考えています。
上旬(日時未定)と最終日15(土)を予定しており、決まり次第こちらでお知らせします。

ツアーでなくても、もしお知り合いで行かれる方のお顔が見えていたら、お誘い合わせでご来展下さるとありがたいです。

ぜひ来てと言っておいて、来るならまとまってとか、出来ればツアーでとか。
なんたらかんたら、後手後手、勝手に言いたい放題。

もはや言葉もないほど恐縮しています。
何卒ご理解下さいますよう、お願い申し上げます。

てか、貸切バスにしなくていいよね。
ダイジョウブだよね。
路線バス、けっこう頻繁に来るしね。
場合によっちゃ何便かに分かれればいいし。

などなど、当局は依然グルグルしております。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。
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by kerokikaku | 2014-10-16 21:56 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2014年 10月 14日
田中昭夫さん再び
嵐のあと、嵐のような反響をいただいている。
田中昭夫さんのこと。
正藍型染の紺屋、最後の展示会。

知られていなかっただけで、知ったとなればそりゃもう。
拡散ご協力のみなさま、糸へん各方面のみなさまに厚く御礼申し上げます。

先の投稿でうっすらお感じと思うが、絶滅記憶遺産にふさわしい、無骨まるだしな御仁です。
そのあたり、親愛なるみなさまにおかれましては、言わずもがなかと。

当ゲリラ主宰の津田千枝子さんが、今朝田中さんに電話をした。
「これこれこういうわけで、いっぱい宣伝しているからよろしくね!」

すると、驚くべき反応が返ってきた。
「俺、いつもいるとは限らないよ。出かけることもあるからその時はカギを閉めちゃうよ」

まじか。
展覧会を決めたのはご自身なのに、そうきたか。

我々は追加活動を開始する。
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チラシ右下、電話番号の下に※念のため電話連絡の上お出かけ下さい の一文を、そろりと挿入した。

ご本人には「なるべく居てよね、どうしても出かけるなら貼り紙してね」等々、念押し。
遠路はるばるいらしたみなさまが、門前で立ちすくむことのないよう、なだめ工作に入っている。

「今日〇時ごろ伺います、紺屋展やってますか?」の電話を入れてからお出かけください。
安全のために。

わざわざ田中さんを呼び出さなくとも、居る居ないの確認だけでも、どうかひとつ。
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会期中なのにありえないと思ったが、この田中さんの対応は無理もなかった。
経験からの理由がある。

今の今まで、例えば有楽町交通会館での展示会で。
たまーにお客さんは来るが、だいたいは会場に田中さん、ぽつんとお一人だった。

自分の展示会にワイワイ人がやって来るなどと、考えも及ばないのだろう。
知人でもない、知らない人がわざわざ自宅まで藍染めを見に来るなんて。

そういう事情をお察しいただければ、と追加でお伝えしておきます。

田中さん、ダイジョウブかなあ。
みなさま、どうかよろしくお願いします。

お願いとツアー情報⇒
第一回 正藍染師 田中昭夫展ツアー
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by kerokikaku | 2014-10-14 18:56 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2014年 10月 13日
正藍型染師 田中昭夫さん
正藍型染師、田中昭夫さんをご存じだろうか。

ひたすらに、阿波の藍で型染めをやり遂げた職人。
川口の紺屋、御年79才。
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染布と長板、合わせて30kgを持ち上げなくてはならない。
人並みの力でできる仕事ではなく、体力は限界だった。
さらに震災での落瓦が、気力の失せるきっかけになった。

そんな田中さんが引退される。

1980年刊、35年前の雑誌でさえも、この扱いだ。
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効率を求めず、ほんものを求め、家族さえ犠牲にし、時代に逆行とも言える仕事。
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まあ、男前なこと。
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型も自分で彫ってしまう。
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こちらは39年前。
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当時から絶滅危惧種とささやかれながら、2014年の今日まで残っていたのも奇跡。
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用布を探し、柄の型彫りもし、長板に型つけし、九ツの藍甕で正藍染めをほどこす。

藍の美しさを目一杯出すために、藍が食いつきやすい手紡綿・麻・科布などの用布を探す。
これがなまなかではなかった。
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時代に合わない、採算も合わない。
継ぐ人もない、ニーズもない。

もっと続けて下さい、などとのんきなことが言えるものか。
引退には十分なお歳だ。
十分やられた。
ありし日の雄姿もいまは昔。
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型染作家の津田千枝子さんは、40年近く前(!)に田中さんと出会った。
田中さんの仕事場で、藍建て型彫りの短期講習会に参加した。

若い津田さんは遠巻きに見ていただけだったが、縁あってしばらく通うことになった。
技術の先にある、もの作りの姿勢を学ぶことができた。
その後型染作家になった津田さんにとって、かけがえのない出会いだった。

以来、事あるごとに田中さんの元を訪ねた。
もの作りの指針である、無骨な職人を慕ってのこと。
しかし、年を追うごとにしぼんでいく田中さんに寂しさを感じていた。

今月から来月にかけて、川口市立ギャラリーで田中さんの展示がある。
案内に同封されていたのは、死んだように覇気のない近況と「引退」の文字だった。

それでも最後の小さな花火が上がると知る。

ギャラリー展と同時開催、自宅仕事場でも作品展示をするという。
自分ちでもやると決めたのだ。

ただし、頑固一徹・職人気質と来れば、宣伝下手はお約束。

あまりにも知られていなさすぎ。
このままじゃ、だあれも来ない。
何の宣伝もしていないじゃないの。

知らなければ、見納められっこない。
プツンと終わる。

どうにかしたい。

藍がわかるとか、知っているとかは関係ない。
一人でも二人でもいい。
田中さんのような職人がいたことを、記憶遺産として見届けておいてほしい。

津田さんが立ち上がった。

そんな津田さんの思いに賛同した。

けろ企画と津田コンビは、ゲリラ広報活動を開始する。

たとえセンチメンタルと言われても。
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川口の匠展 vol.4 麗のとき
2014/10/4(土)-11/16(日):川口市立アートギャラリー・アトリア
10:00-18:00 (土曜20時/月休み 但し祝日の場合は翌火休)

田中紺屋展
2014/10/14(火)-11/15(土) 13:00-16:00 (日/月休)
2014/10/31現在:やはり田中紺屋展はパンク中にて、開催日時を変更する相談をしています。このあとご来展をお考えの方は11/11(火)15(土)のツアー参加をご検討下さい。


川口アトリア展をご覧になり、駅東口バス⑪⑫番に乗って20分、自宅(田中紺屋)展へどうぞ。
もちろん逆もOK。(ちなみにギャラリーアトリアは4人展。いずれも目を見張る職人仕事です。)

わたしは、本藍がどうの、インディゴがどうのとややこしいことはわからない。
わかることは、この人とこの人の仕事はほんものだということ。

仕事場奥の座敷で、長板中形と広巾染布の展示がある。
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「やーやーどうもー」というノリでないのは、想像に難くない。
職人たるもの、正統派シャイボーイ。
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仕事についてを尋ねれば、どんなことでもきっとまっすぐにお答え下さると思う。
だいじょうぶ、こわくありません。

藍の植わった仕事場前。
ピークはとうの昔に過ぎた。
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勢いのある仕事場を想像してもらってはいけない。
瓦は落ち、持ち上げられなくなった長板が並び、道具もなにも雑然としている。
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消えゆく仕事の最後はこうなるのだ、という現実がある。
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ただ、まだ藍甕は生きている。
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もちのろんで、田中紺屋入口に看板はございません。
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みなさまどうか無事にたどり着けますように。


「お元気なうちにどこかで田中さんの展覧会をやっちゃおうよ」と、ラオス谷さんと津田さんは秘かなる計画を練っていたらしい。
けろ企画を巻き込んでの田中展を、いつかそのうち。

その計画は叶わなくなった。
小さな小さなゲリラ広報活動だけが間に合った。

これでおしまい。

ぜひお出かけ下さい。          こちらもご覧下さい⇒田中昭夫さん再び 
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by kerokikaku | 2014-10-13 16:15 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(16)