カテゴリ:更紗( 26 )

2016年 08月 11日
サロンクバヤ
松濤美術館で開催のサロンクバヤ展。

閉館ギリに行くと、あらまうれしや、誰もおらへん。

見放題、転がり放題(いけません)。
d0182119_19262560.jpg

そして今どき流行の「撮影OK」であった。

更紗界で最も有名な布のひとつ、儀礼用ローブ・千継ぎ更紗衣裳もあった。
d0182119_19272719.jpg

御大宅で会った沖縄夫妻が、紅型の図録を見つつ「これはあの本にも載っていた有名ピース」などとおっしゃっていたが、コレ!というお宝コレクションは、数多の本に掲載されており、数寄者にはおなじみ。
そうは言っても、その展覧会に行かないと、実物は拝めない。

はからずも、渋谷松濤で拝めた。
写メまで撮れて、ありがたや。

うちにあるいくつかの更紗本にも載っていた。

別冊太陽「更紗」
d0182119_19395360.jpg

ハギレ一枚づつの考察、お疲れ様です。
d0182119_1940524.jpg

わたしも編集に参加してみたかった。
d0182119_19401423.jpg

五島美術館「古渡り更紗」
d0182119_19403299.jpg

あれはほんま、歴史的な展覧会やった。
どちらも小笠原小枝氏のレポート。
d0182119_1940409.jpg

上衣(バジュパンジャン)が、心なしか戦前の沖縄、琉球方面の衣裳とかぶってみえる。
d0182119_1942011.jpg

首の上におだんごアタマをイメージしたら、そうみえるでしょう?
d0182119_19422979.jpg

「レースの上衣」についてはパスかな、なんて思っててすみません。
マンダリンカラーのものは、かなりスタイリッシュ。
d0182119_19434429.jpg

コムデギャルソントリコの新作ブラウス、と言われたら信じちゃう。
d0182119_19442979.jpg

手を伸ばせば触れるが、さわってはいけない、でもちょっとだけさわりたかった。
糸味の良さが見ただけでわかるインド更紗。
なぜに昔の生地ってのは、ねえ。
d0182119_2031485.jpg

ジャワ更紗のハンカチ。
あらら、周囲はロックミシンかしらと二度見した。

手ロック。
ROCKすぎ。
d0182119_1947106.jpg

今更ながら、ジャワ更紗プカロンガン産の腰衣(サロン)の点描を見て、ため息と言うか、呆れると言うか。
細かきゃいいってもんでもないが、まんず、めまいで、クラッとする。

富める事業家プラナカン女性の、贅沢極まりない豪華なジュエリー展示も必見だ。
d0182119_19595794.jpg

これからじっとりカタログを拝読しようと思う。
d0182119_19505445.jpg

京王井の頭線、駒場東大前の日本民藝館の沖縄展と合わせて、一駅乗って、神泉の松濤美術館。
2館同時に観られる惑星直列は8/21(日)まで。




[PR]

by kerokikaku | 2016-08-11 14:53 | 更紗 | Comments(2)
2015年 02月 12日
ジャガード高機見学と、階段 その2
機の部屋から二階の応接室へ移動しました。

階段脇はさながら古布ミュージアム
d0182119_23265667.jpg
中国錦
d0182119_23271325.jpg
たぶん日本、何時代だろう 室町とか?
d0182119_2327417.jpg
社長室にあった額
d0182119_23282369.jpg
YES!更紗のかわいこちゃん
d0182119_23285452.jpg
応接室にあったソファの掛け布
d0182119_2332863.jpg
YES!中東アジア絣でウラは更紗ちゃん
d0182119_2333455.jpg
階段踊り場にさりげなく
d0182119_23332821.jpg
YES!シャム手更紗に
d0182119_23335147.jpg
紋尽手更紗
d0182119_23361549.jpg
きょろきょろすると、宝裂がシレっとある
d0182119_23393420.jpg
コプト裂じゃなさそうでほっと胸をなでおろす
左に伏せてある額(に入っているだろう布)が気になる
d0182119_2339525.jpg
あら、こちらにも
d0182119_2354890.jpg
まさかの刺繍 
人差指の爪くらい 
目が痛い
d0182119_23545239.jpg
まだ先にもお宝階段が 
基本は織物、錦 
中国と日本の古いのばっか
その中で更紗を探す
d0182119_2337924.jpg
反射が残念 
d0182119_23374638.jpg

これはなんだ 絞りと、刺繍と、金更紗と、  
暗くて見えん
d0182119_23382350.jpg
なんつうの、五目御飯みたいな裂  
おっと、表現が超貧困
d0182119_2339242.jpg
中国湖南省で出土した2100年前の馬王堆漢墓
d0182119_23415495.jpg
ミイラと副葬されていたうすぎぬ(羅)
d0182119_2352579.jpg
の、完全レプリカ
d0182119_23522639.jpg
ぎゃふん
d0182119_23523828.jpg
外は小雪
d0182119_23533635.jpg
美味なる上用饅頭と中国茶でしめてバイバイした。

ほんとは正倉院御物復刻柄の帯もゾロリとありましたが、ちょっとそれは管轄外過ぎてレポート不可。

高機と、階段と、雪と、饅頭。

現場から以上です。

[PR]

by kerokikaku | 2015-02-12 20:59 | 更紗 | Comments(0)
2014年 10月 06日
更紗の時代
展示タイトルの破壊力。

チラシの破壊力。
d0182119_22104044.jpg

こんなで
d0182119_22105217.jpg

ちらり
d0182119_22131368.jpg

ひらいて
d0182119_22111442.jpg

うらかえして。
d0182119_22112928.jpg

あうう、タマランチ会長!

遠方っぷりも破壊的。

更紗の時代 AGES OF SARASA
2014/10/11(土)-11/24(月祝):福岡市美術館


サイトは意外にもおとなしめで、膝がっくんばい。

マイルが足りんばい。
[PR]

by kerokikaku | 2014-10-06 22:07 | 更紗 | Comments(2)
2014年 06月 28日
布味、ビンテージ感
見つけた時は、似ていると思い、

雨に濡れながらガッツポーズで撮ったけれど
d0182119_2137380.jpg

よくよく比べてみれば、さほどでもなく
d0182119_21311128.jpg

も、ないかな。
[PR]

by kerokikaku | 2014-06-28 21:33 | 更紗 | Comments(0)
2014年 06月 20日
裂帖の道 その9
裂帖の道、ようやくラストスパート。

昔、テキトーに作ってしまった裂帖から布をひっぺがし、洗って整理し、新規作成にここまで時間がかかった。

遠くまで来ちゃったなあ。

さて、外箱の表面にはぎれを埋めていく。
スキマがあったほうがいいのか、ないほうがいいのか。
正解はどこだろうか。
d0182119_1352633.jpg

あーあ、貼っちゃった。
d0182119_13531812.jpg

タイトルを入れることもあるかと、無地枠もつけておく。
d0182119_13534225.jpg

そんで、ちょっと差し替えたりして、もはや「ウォーリーを探せ」の世界。
d0182119_13543330.jpg

できた。
d0182119_13561977.jpg

あと10シートは増量可能なフエルアルバム式。
天地左右、問わず方式。
d0182119_13563993.jpg

では、簡単な説明を左・右の順で行きます(同じ場合は省略)。

―カシミヤ綴織/刺繍 18-19C  
d0182119_13584860.jpg

―カシミヤ綴織/ジャガード織 18-19C
―カシミヤ綴織 19C
d0182119_1451324.jpg

―芭蕉布 20C?
d0182119_14584089.jpg

―スマトラ・ジャワ金更紗/ジャワ中部更紗 20C
―ジャワ北部・中部更紗 20C
d0182119_1514563.jpg

―ヨーロッパ(オランダ・フランス)銅板捺染更紗 19C 
d0182119_1584923.jpg

―ヨーロッパ銅板捺染更紗/ペルシャ渡インド更紗 18-19C
―ヨーロッパ銅板捺染更紗 18-19C
d0182119_15155312.jpg

―ヨーロッパ銅板捺染更紗 19C 
―ジャワ北岸更紗/清朝錦/インド金銀糸織 20C
d0182119_15231698.jpg

―インド型更紗/トラジャ渡手描更紗 17?-19C  
―スマトラ絹緯織/インド絹経緯絣織/ラオス絹緯織 19-20C
d0182119_15312632.jpg

―インド経緯絣絹織/スマトラ緯紋織 19-20C
―和更紗(堺・京?) 19C
d0182119_1652936.jpg

―インド鬼手手描更紗トラジャ渡/型更紗 18C?
―インド鬼手型更紗 18C 
d0182119_1612321.jpg

―インド鬼手型更紗 18-19C
―インド鬼手手描更紗トラジャ渡 17-18C?
d0182119_16201193.jpg

―インド鬼手描更紗インドネシア渡 18-19C
―インド手描更紗スマトラ渡 19C
d0182119_16254916.jpg

―インド手描更紗スマトラ渡 18-19C
d0182119_1629524.jpg

d0182119_16301277.jpg

どうも、更紗部のみなさま。

ご清聴、ありがとうございました。
長々とお付き合いいただき感謝します。

個人好みのミニミニ寄せ集め帖につき、全世界全更紗を網羅とはいきません。
しかも更紗だけにあらず。そして更紗の定義は広い。
ここでの区分は厳密には不安定です。

それにつけても更紗は、大航海時代のロマン、ゆらぎの手技、布のちからに溢れている。
なんといっても可愛い。

もう作れないものにつき、チビ更紗ひとつさえも愛でていきたいと思います。
d0182119_16315883.jpg

でもあと3冊位つくれそうなんだよなあ。
貼ったら台紙がけっこうゆがんだし、もっと厚い紙にすべきだったなあ。
d0182119_16414166.jpg

後から思うことは色々とございます。
[PR]

by kerokikaku | 2014-06-20 16:57 | 更紗 | Comments(2)
2014年 06月 18日
裂帖の道 その8
続きまして、厚紙で外箱を作る。
カルトナージュとは、これまた初めての作業。
この日のために、図書館の本をコピーして待機していた。

カルトナージュといえば、ふかふかしたワタなんか入っちゃったりするハワイアンやフレンチ風が思い浮かびがち。
本品はそうじゃない方向へ進む。
初心者につき、上箱と下箱だけのシンプル型にしよう。

2mm厚のボール紙を用意する。
d0182119_16593734.jpg

カッターを入れる時は、いっぺんに切ろうとしないで、数度に分けて切込んでいく。
でないと指を切るか、切線がゆがむこと請け合い。
d0182119_1713179.jpg

刃は惜しまず折り、常にとっきんとっきんにしておきましょう。

ボール紙を水張りテープで貼り、箱に成形する。ヘラとスポンジを駆使。
d0182119_172748.jpg

下箱が出来た。
d0182119_1724770.jpg

シミュレーションに更紗を入れたりなんかして、ほくそ笑む。
これは大事な儀式のひとつ。
d0182119_1734051.jpg

念のため、上箱用の厚紙を重ねてみる。
d0182119_1791440.jpg

ぎゃぼっ。
d0182119_17231442.jpg

ボール紙の厚さに対する考慮が甘かった。
ぴったり過ぎ。
ムチムチはじける、いや、これ入らないってば。

事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起きているんだ!

机上計算では合わなかった。
泣きながら採寸し直し、ボール紙をカットし直し、貼り直し、上箱ふたたび。
d0182119_17283539.jpg

さて、どうなのか。
d0182119_17314034.jpg

おさまってくれ。
d0182119_1729913.jpg

ドッキング無事成功。

現場にて確認いたしました。
ではスタジオさんへお返しします。
d0182119_17345712.jpg

つづいて、箱の表面に薄手の綿ローンを貼る。
薄くてゆらゆら、貼りづらい生地を選定したことを一瞬悔やむ。
d0182119_17361880.jpg

糊がつけづらい、生地も伸びる、動く、まっすぐいかない、ゆがむ、いらっとする。
d0182119_1737985.jpg

ひーはー。
d0182119_17373856.jpg

講座などで人に聞くことができれば、秘密のテクニックがきっとあるのだろう。
聞けば「ああ、そうね」と思うような。

なんてことあったりなかったりな、ちょっとしたコツのようなもの。

これを知ると知らぬとでは雲泥の差なのだ。
そうですよね。

野良犬拳法だものしょうがない、こんなもんか。
と、今、ひそかにへこんでいる。

自分の人生のあり方から遡り、いろんな意味で、けっこうへこむ。
実は、けっこう、うじうじと。

病んでますか。

気を取り直し、内側に色紙を貼る手順へ進みたい。
しかし、色紙の準備をうっかり忘れていた。
うかつとんかつ。

買いに出るのをはしょり、絵の具で着色して自家製色紙を作る。
ほら、雨でございましたでしょ。
d0182119_17451379.jpg

ゴージャスにもチープにも簡単に化ける、ゴールド色を採用。
さすがだね。

これにより、布貼りのまずさが隠れるか、な。

じゃん。
d0182119_17454417.jpg

じゃじゃじゃん。
d0182119_1746404.jpg

細部を気にせず、鷹の唐揚げって言うんですか。
鷹揚な眼差しで見ていただければ。
d0182119_17485124.jpg

次なる野望は、これ。
千継更紗ローブを目指してみる。
d0182119_1865361.jpg

上箱表面に、更紗のはぎれのはぎれを貼り込んでみよう。
まずは、ざっと置いてみる。
d0182119_1874884.jpg

おやおや。
ほんとにこれでいいのだろうか?

ふんわりとした疑問が沸く。
気のせいかな。


最終回へ続く。
[PR]

by kerokikaku | 2014-06-18 18:34 | 更紗 | Comments(0)
2014年 06月 17日
裂帖の道 その7
糊貼り前夜はこちら

てめえ、ガタガタ言うんじゃねえ。
d0182119_2149265.jpg

貼って貼って貼りまくれ!
d0182119_2149521.jpg

厚いものから
d0182119_21535497.jpg

薄いものまで
d0182119_21541174.jpg

おまえたち、貼っちまいな!

上記のセリフは、キイロに黒ラインのジャージ上下を着てから叫ぶことをおすすめします。
BGMは、やはり布袋さんのあれで。
死亡遊戯のほうでなく。

チーム赤
d0182119_21555224.jpg

チーム青
d0182119_21561011.jpg

同じ布だけでまとめるのもいいけれど、
d0182119_221993.jpg

やっぱ、お友達も入れてあげることにする。
d0182119_222260.jpg

このチームもまとまらないねえ。
d0182119_2261412.jpg

ぐしゃぐしゃポンと並べ替え、気が変わらないうちに糊をつけた。
d0182119_2264855.jpg

ここまで乱れていると、さすがのあたいにも手に負えない。
d0182119_2273368.jpg

いいお友達がやってくることを夢見て、ペンディング組にする。

理想はフエルアルバムなので、これが完成系ではない。
いつなんどき更紗が増えてもいいように、余力を残しておく。

さて、フエル予定はあるのでしょうか。

指先をべとべとにし、なんとか貼り終えた。
台紙は20枚余。
合紙をはさみ、画集を重しに乾燥させる。
d0182119_2291925.jpg

なんとこの日は、ほれ、あのころ。
梅雨に入って、やたら降りまくった、あの数日。

わたしは今、乾かしているのだか、しっとりさせているのか、あやうく不明になりそうだった日。
d0182119_22153836.jpg

気を取り直し、その間に外箱づくりを進めよう。
[PR]

by kerokikaku | 2014-06-17 21:56 | 更紗 | Comments(0)
2014年 06月 15日
裂帖の道 その6
「てっきり、出来た裂帖を見せに来たかと思った」と、ゴリラの親分の更紗展で言われ、ヒィとなる。

しまった。
台紙を注文したところで、すっかり気が抜けていた。

熱しやすく、なんちゃら。
くわばら、くわばら。

心を入れ替えて、裂帖の道、その先へ進む。
台紙に貼る前に、まずレイアウトを組もう。
d0182119_21273690.jpg

カテゴリ別にまとめた更紗をトレイに入れて、白紙の上に乗せていく。
白机に白紙という、不親切な画像をどうぞ。

こういうのって楽しいね。
d0182119_21321827.jpg

てか、キリないね。
d0182119_21311920.jpg

カテゴリをどうくくるかも問題だ。

見た目のかわいさでくくるのか、
d0182119_21462754.jpg

同郷のお友達同士でくくるのか。
d0182119_2134978.jpg


裂帖は基本的に裂を重複せずに入れるのが美しいが、ここにあるのは小片ばかり。
重複させないともたない。

なので、織・染・出自というカテゴリに分け、同じ裂の小片はなるべくかためて配置する。
ただし、かわゆす小片は、別の台紙に出張することも良しとした。

「18c インド・グジャラート産 手描き 鬼手幾何学文様格天井更紗」
などと、逐一IDを書き入れようかとも思ったが、いかんせんおチビ。
d0182119_2151572.jpg

書くとうるさい。
シンプルに貼るだけ作戦にしておこう。

更紗をいじくるだけで、時を忘れそうなので、台紙にうつる。
脱・妄想族。

中厚手の鳥の子紙に金絵具で縁どりをする。
d0182119_23183020.jpg

これでいいのか、ザ・色紙風。
d0182119_2217542.jpg

台紙を正方形にしたのは、はぎれの長さの最大公約数から。
再度こちらにレイアウトし直す。
d0182119_22515920.jpg

やればやるほどキリないね。
また始まった感、満載。

例えばチーム・ジャワのみなさん。
ぜんぶ入れればいいってもんじゃない。
d0182119_22445224.jpg

ソガ藍組を整理し、色気組をアクセントに足してみる。
左に見えている金更紗組は別台紙にする。
d0182119_22451384.jpg

悩ましきはチーム・パトラ。
チームと言っても1枚。出た、女王降臨。
d0182119_22524511.jpg

ゾウは入れたし、切りたくなし。
d0182119_22542548.jpg

さすがに鋏を入れる勇気を持たず、千切れかけた部分のみ使うことにする。
スマトラの織もお友達にする。
d0182119_22544780.jpg

まあ、いいでしょう。

そうなこんなで、半分位のレイアウト終了。
d0182119_22553558.jpg

キリないね。

置いただけで、まだ糊で貼ってないんでね。
いじくるかもね。
[PR]

by kerokikaku | 2014-06-15 23:10 | 更紗 | Comments(0)
2014年 05月 31日
多摩センター
本日のうっかりは、2014 vacant SUMMER展でvacantさん近影を撮らなかったこと。
d0182119_21493157.jpg

おさげ髪(!)にストローハット&むっちりデニム&素足にとんがったDrマーチン。
Tシャツはもちろん新作ブラックをご着用。

v様のクールないでたちを激写すべきだったと、いまごろ思う。
続々のご来場だったので、お邪魔にならぬよう、ついそそくさと。

ジョージタウン吉祥寺にて明日6/1(日)まで。
v様みっちりご在廊にてこの機会にぜひ。

そんなこんなで、カレンダーの並び都合のせいか「明日まで」という好展が多い。
「今日から」というのも多い。

今週になって「もしよければ、でも無理しないで」と頂戴した展覧会のキップも明日まで。
d0182119_220455.gif

遠方だな、300円分の招待券だしな、どうしよ、と思いつつも電車に乗る。

京王多摩センターは、15年くらい前、ディスプレーの仕事で週1ペースで通っていた。
こんな機会でもなければもう行くこともない。

懐かしや。
そごうが大塚家具になって三越になって、そんでもって現在は何なのか未確認。
d0182119_2234518.jpg

しかし、当時の10倍強、キティちゃんとしまじろうに占領されたドリームタウンになっていた。
d0182119_224555.jpg

あの頃、ここはなかったと思う。
d0182119_2245496.jpg

ご想像通り、会場は閑散としていた。
d0182119_2252752.jpg

見たい放題、居たい放題。
ソファがなかったのは賢明だ。
居座り不可ですね。

横にぴったり「解説さん」がつく展示もいいが、がらんとした会場もおつなものだ。
世界の中心で更紗を叫びたくなる。
会場見張り番の方のご苦労を思う。

インドネシア染織ではジャワ更紗がクイーンだが、今展は東ヌサ・トゥンガラ州のスンバ/フローレス/サヴ島の絣が多く、渋いところをついている。
いわゆる骨董価値というより、研究材料としての染織コレクションのようだ。

綜絖付きのまま機から下した、織り途中の絣があったのがいい。
布だけサーっと見るとふうんとなるが、これがあるとリアリティが増す。
岡村吉右衛門氏による各地の織機スケッチが素晴らしかった。

バリやスマトラが残念ながらちょぼちょぼだった。
わたしの好きな、パレンバンもアチェもなかった。

ジャワ更紗に関してはコレクターの趣味が反映されてか、文様研究になかなかに好適な逸品だった。

ソファがないので長居をあきらめて帰る。
小腹を埋めようと昔なじみの箱根そばを探すが、おしゃれな駅カフェになっていた。
ほうほうの体で帰路。

インドネシアは染織列島。
ぜんぶの島のぜんぶの布を、ドバっとこれでもか展示だと、アゲアゲにはなるが心身ともにぐったりする。
それはそれで、心地よい疲労感でもある。

ライトな展示を折々拝見し、ジャブをこなし、いつか来るドバっと展に備えたい。

あの日の五島美術館の古渡更紗展みたいなの、またないだろうか。
三鷹市美術ギャラリーの去年のインド展みたいなの。
[PR]

by kerokikaku | 2014-05-31 23:03 | 更紗 | Comments(2)
2014年 01月 22日
裂帖の道 その5
裂帖の道はまだ遠い。

とりあえず端切れを全て洗い、カテゴリ整理をしたところまでが裂帖の道 その4

どんなに小さくても見れば出自は分かる。
そう豪語したものの、ワカランチ布がいくつか出現した。

そこでゴリラの親分にSOSする。

目黒と銀座で長く古渡更紗の店「ゴリラクラブ」。店主のゴリラの親分こと上野恭子さん。
現在はお店を閉め、更紗帯やバッグ作家として各地での展覧会ベースへシフトしている。

更紗のことはゴリラに聞け。

さて、いくつかのワカランチ布を手にゴリラ宅へお邪魔する。

質問の前に一杯ちょうだいする。
ツマミは古渡更紗軍団。この上ない至福である。
d0182119_12253987.jpg

泡の液体がスルスルすすむ。

去年の織田有さんでの展覧会でも大好評だったミニ裂帖軍団。
d0182119_12263412.jpg

ゴリラの親分は、例の五島美術館「古渡更紗展」にインスパイアされ、すぐさま制作していた。
素早かった。
表紙を漆で仕上げたものもある。

最終的に裂帖へ記すかどうかは別として、ワカランチ布の出自は分かった。
ヨーロッパと思ったものが和更紗だったり、和と思ったものがインドだったり。
修行が足らんかった。

さて、わたしの裂帖。
台紙が悩みどころ。

蛇腹方式でなく、A4かB5サイズのペラに貼っていき、箱に納める方式にするつもり。
和紙の風合いで、黄色味がかった紙がいいと思っていた。

この雰囲気。
d0182119_12275468.jpg

理想は和紙の「鳥の子」だが、経済との兼ね合いが難しいのだ。

ちなみにゴリラ式ではナチュラル色の洋紙を使っている。
洋紙でも合うものがあればと、様々なサンプルを取り寄せてみた。
端切れを乗せて様子を見たりして。
d0182119_12432029.jpg

希望の厚さで洋紙を探すと、あら不思議。
和紙「鳥の子」と変わらない、もしくは高コストになることが分かった。

なーる。

どっちにしてもならば、初志貫徹か。

台紙がふんわり決まったところで、貼るレイアウトを決めて必要枚数を出そう。
これまた悩ましくも楽しい作業である。
週末以降にゆるゆるやることにする。

さてと、ゴリラ宅の箪笥を拝観。
そしてちょっい見せ。
d0182119_12551131.jpg

5月に銀座で展覧会があるとのことで、更紗帯をつくりためていた。

遥かなる夢は、谷さんラオスの絹地で着物を作り、ゴリラの更紗帯を合わせること。
ぜんぜん着る予定はないのだけれど、いいの、夢だから。
[PR]

by kerokikaku | 2014-01-22 13:08 | 更紗 | Comments(0)