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2015年 04月 26日
青のやつ
青空君がネパールに行っている。
わたしの甥っ子、青さん、18歳、惚れてはいけない孤高の山男。
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これは十日町の親戚ん家の屋根階段。
何でも登る。

本来は1月にアルゼンチンの高山登山に行く予定だった。
エアチケットは取れたものの登山許可が下りずに(登る時点で17歳、もちろんおひとりさま)、泣く泣く去年行ったネパールへ再アタックした。

エベレストはいつかの最終目的とし、その過程の6000m級を何座もアタック予定をしていた。

4月が登山シーズンらしい。
高校も卒業したやらしないやらのうちに(知らぬ間にフツーの高校から屋久島の通信高校へ編入していた)、渡航に至る何もかもをバイトで稼ぎ、入念な準備をしていた。

「ネパールですごい地震だね、M7.8だってね」というニュースを聞いた。

ズキンと心臓があおった。
もしも山なら雪崩。
下山していたとしてもカトマンズ市街は崩壊。

青に電話をかけたが通じない。
すぐさま青の親に電話する。

「青さー、今バイト行っとるわ。ネパールからとっくに帰って来とるって、聞いとらんだ?」
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世界一危険な着陸で有名な空港までは行ったらしい(これだけでも心臓痛い)。
そこから山へアタックするルート。

しかし着いて早々、何かにあたり、しゃれにならない腹痛になったそうな。
吐いて出して治るレベルではなかったらしい。

世界一危険な空港からだかどうだか、なんとまあ、おひとりさまでヘリコプターを呼び、麓の病院まで緊急搬送されたそうな。

即入院。
わたしからするとすでに失神話だ。
病院のベッドで身動き取れず、一週間でなんとか退院したという。
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あ、これも十日町の風景ね。

目の前の美しい山々を望みながら、決断なのか、英断なのか、何なのか。
今回の登山一切を止めたそうな。

ポーターやガイドや宿手配の予定もズレたことだし。
それなりに病み上がりのため、無理を避けたのだろう。
山男として正しいと言える。

その後テキトーにカトマンズをフラッとし、早めにさっくり帰国したそうな。
なんせ目的はただひとつ、登山なんで。
登れないなら、目的ないんで。
山男にもほどがある。

それで只今バイト中。
はあー。

予定どおりの旅だったならば、ちょうど今頃カトマンズ。
間違いなく被害に遭っていた。

被害に遭われた方には言葉もない。
どれだけパニックになっていることか。

近すぎる身内がそんな目に遭うなどと考えたくない。
冷静な判断というか、あたった食べ物の塞翁が馬というか、命拾い。

おい、帰国してたならしてたって、連絡せえよ。
こっちはまだネパールに居るのかと思ってるやん!
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けろちゃん、さっき、完全に顔面蒼白、声は震える、心臓ばくばく。
息の吸い方もわからんくなったんだぞ。

ほんと、やだ。
けどよかった。
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by kerokikaku | 2015-04-26 00:02 | ものすごくその他 | Comments(6)
2015年 04月 20日
荷物の送り方
何がら年じゅう、大なり小なり、荷物を作っちゃ送る作業をしている。

美味しいものが手に入ったから実家へ。
あ、これはあんまりなかった。

反物を出したり、amazonを受け取ったり。
DMだって送るし書類だって送る。

イベントにはお抱えの(ふふん)赤帽さんをお願いするが、それは別。
利用条件ににらみを利かせ、普段の出荷にはヤマトやら郵便局を多用している。

ご存知の方はご存知。
この4月1日よりヤマト運輸の「メール便」が廃止になった。
みなが愛したメール便と別れの春だった。

プレスリリースがあったのは1月末。
そんなタイミングでヤマトさんと契約を交す。
3月にはデビューしようと決めていたBAHAGIA UNDERWEARの出荷に備えてだ。

しかし、あちらもワッチャカ。
急激なシステム移行で、問合せセンターも荒れ模様。
なかなか条件詳細が出ず、説明を聞いてもらちがあかない。

とりあえず3月中はコンビニ大量持込のメール便でしのぐしかなかった。

そして4月。
「メール便」に代わって「DM便」になった。
「DM便」と「宅急便」の中間の位置づけに、「ネコポス」と「宅急便コンパクト」が設定された。

これが複雑怪奇。
便利さを追求するため、なんでしょうか。

ぜんぶ規格サイズ違います。
ぜんぶ料金違います。
ここまでは分かる。

ぜんぶ伝票が違う。
これも分かる。

手で書く伝票もあり、WEBからインストールしてなんちゃらしないといけない伝票もある。
箱を買わないといけないものもあり、自分ちの箱でいいものもある。

基本は集荷、もしくは契約した指定の営業所へ持込。
コンビニ持込不可。

集荷が待てないけど出荷したい場合は、あさイチに指定の営業所まで走るしかない。
指定じゃない営業所でも受付OKのものもある。
現金OKもあるけど、契約後払いのものもある。

チラシばかりぎょうさんお寄こしになる。
分かるけれど、ぜんぜん分からない。

営業所で質問をしても、一回で済んだことがない。
「すみません、まだ把握できていないので、あとで担当者から連絡」となる。

そうでしょうそうでしょう。
お察し申し上げます。
ちょっとついていけないですよね。

すると郵便局がスマートレターなるA5サイズ便180円を出して応戦してきた。
レターパックも頑張っている。

わたしの希望は歴然としている。
送りたいものに対し、いったいぜんたいどれが安全で最適か。
その一点だ。

工作したくなるの、当然ですね。
いちおうインナーを入れることを想定してみた。
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やりはじめて、ほんとに頭が痛くなる。
でらごっつ、ややこしい。

何度もコンビニで揉めて泣いた「厚さ」も測れるようにしてみた。
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いまわたしに足りないものは、荷物サイズ色分けの巻尺(非売品)だ。
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どうやらBAHAGIA複数枚出荷の最適サイズは「ネコポス」だと判明。
専用伝票はWEBからなんちゃらが必須ということで、気張ってなんちゃらを始める。

ちょっといやな予感は、した。

おう、おう。
ほれ見たことか。
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あまりにもややこしいことを課すので仮死してしもうた。

生まれたてのまっさらちゃんになってしもうた。
もうすぐですって言われても嬉しくない。
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おう、おう、おう。

ワードもエクセルも、イラレもフォトショも、プリンタも、セキュリティソフトも、みんな他人になってしもうた。
おーい、こっちこっち、帰ってこーい。

おう、おう、おう。
つらすぎて、もはや「ネコポス」どころじゃない。

ううう。
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by kerokikaku | 2015-04-20 21:17 | ものすごくその他 | Comments(2)
2015年 04月 18日
4月下旬のインフォルマシ
ほんとうに下旬ですか。
そんでもってGWですか。
そうですか、ほんまですか。

しばらく家に居られたので、今度こそいろいろ洗ってやった。
もう知らん。
毛のもの、巻くもの、かぶるもの、敷くもの、全部洗ってしもうた。
知らんぞ、もう知らん。

PUENTEのももひきも洗ったった。
この冬はおかげで大いに安泰だった。
感謝の言葉をどれだけ並べても足りないほど。まじで。
毛糸パンツ1枚だけそっとしてあるが、こちらはまだ保険。

冷え取り教徒として、何年も何年も、そらおとろちい枚数の5本指を履き潰したが(ああ経済)、今ではガラ紡靴下に一切を移行している。
5本指なんざ数回履いたらダメにするハード足なのだ。
うそのようなほんとの話。

おかげで靴下のかさは増えたが、枚数は格段にコンパクト化した。
教義の効果や意味から道外れたとしても、わたしには充分だと思っている。

超がさつ部にもガラ紡靴下はしぶとく、2年経っても履きつぶれない。
真夏以外の3シーズンでイケイケ、ブイブイ。
ようでけとる。

靴が1サイズBIG化するの、冷え取り教徒のサガなんで。
乾くの遅いの、愛嬌なんで。

いつか黒とか濃い色、出るといいな。
でもオーガニックコットンがチャームポイントなんだし、その話はタブーかな。
BAHAGIA UNDERWEARはダブーを犯してもうたな。
チャームポイントってそれぞれだな。
黒のガラ紡靴下もチャーミングなんだけどな。

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白の世界 インド、アフリカ、アフガニスタン、日本の衣装
2015/4/16(木)-7/18(土):岩立フォークテキスタイルミュージアム(自由が丘)
会期中木金土のみ開館

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有楽町ATELIER MUJIでの「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展は4/22(水)まで。

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C.P.KOO ABOUT THE LIVING
2014/4/21(火)-4/26(日):ギャラリー+クックラボcomo(表参道・外苑前)


C.P.KOOと書いてセーペルクーと読みます。
「音の響きを考えた」造語だという耳慣れな いブランドと出会ったのは、台東デザイナーズヴィレッジでした。ナチュラルで着心地が 良さそうな服だなぁと思ったら、デザイナーの豊福さんは、伝説の織物業「みやしん」を 経て「イッセイミヤケ」でテキスタイルを担当してきた布の達人。「女の人が頑張らない でもキレイに着れる服」を目指して、5年前 に念願のブランドを立ち上げたそうです。シンプル、プレーン、だけどさりげなく個性的なオシャレ服をお探しの皆さま、是非、お出かけください。国産の布地、国産の縫製にこだわった、小さな人から大きな人まで色いろな体型に似合う服です。お待ちしています。

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デザイナー豊福さんのことをのりちゃんと呼ばせてもらっている。
のりちゃんとは淡い付き合いながら、実はポイントポイントでキメとなる交わりがある。
何となく困ったなあと言う時はついのりちゃんに尋ねてみる。
熱いような冷静なような、それでいて芯がきりっとあって、でも気の置けない感じで大好き。
秋から春にかけての私の首巻き出動率はc.p.koo製がダントツだったりもする。

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春から初夏へ 上田淑子
2015/4/22(水)-4/26(日):間・Kosumi(東中野・落合・中井)

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去年から今展の話は聞いていた。
ひじょうに楽しみで、気になっている。

苗字でピンと来る人にはピン。
同時期販売の御菓子屋うえだのクッキー、これ、やばし。
なんとなくひとつ頂戴してからというもの、ことあるごとに夢見てしまう困ったちゃんクッキーである。
やれやれ、出会っちゃったな、って感じ。

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chahat ズシOPEN!!!!!
桜山から久木に引っ越したchahatズシ いよいよOPEN!
路地の奥の古い古い民家の一階をお店にしました。
2015年の葉山芸術祭の参加企画でお披露目です!

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岩田圭介 陶展
2015/4/24(金)-4/28(火):Zakka(表参道)

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ち・な・みに、Zakkaさんは昨年夏に移転しています。
以前の近くですけど違う場所ですのでご注意下さい。

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冨沢恭子の柿渋染めかばん
2015/4/25(土)-5/2(土):うつわ志ZUKI(兵庫・三田)

3回目の三田
旅に出たくなるような
のびのび大きめのかばんを
たくさん持っていきます

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自宅の各部屋にラジオをセットし、風呂でも聴いていたいAMラジオっ子。
「あそこの御宅、耳の遠いお婆さんが住んでいるのね」とご近所から思われても仕方のない不審な状況。

きょん太郎様の柿渋DMを手にした瞬間、ラジオから「兵庫県三田市の○○さんからのお便りです…」と聴こえた。
再びDMを見やると兵庫県三田市のギャラリーでの開催DMだった。

そおゆうことって、あるよね。
すごおくあるよね。

時計を見ると12:12とか、3:33とか。
にまっとするけど、だからといって浮かれすぎてもいけないね。

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帯 OBI  5人展
荒木節子 上野恭子 沢野弓子 津田千枝子 真木香
2015/4/30(木)-5/11(月):峠のギャラリー歩ら里(山梨・長坂)

草木で染めた糸で織られた帯、型紙や木版で一枚の絵の様な染帯、世界を旅して見出した民族の布の帯、裏地まで魅力的な帯等、どれもきもの好きには思わず身に付けたくなる帯ばかりです。 帯50点、バッグ等小物も合わせて展示します。
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ゴリラの親分と黒幕の親分が出展します。

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葉山芸術祭参加 5days 5hours特別企画
くらしの木綿着物と半幅帯 
カンボジア 食とくらしの道具展 
2015/5/1(金)-5/5(火祝):主催クロマニヨン+ponnalet
ponnalet 葉山の家/HOUSE1891(葉山)

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去年の私は栗駒だったっけ。そんで葉山はトラネコ飯とsunuiだったっけ。
今年どうしてもスケジュールが無理な私をお許し下さい。
DMにある箒と竹ザル、どうにかならんかね。
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by kerokikaku | 2015-04-18 23:23 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2015年 04月 17日
サルエルパンツのぶかぶか具合
すぐにSOLDしてしまい、再入荷をお待たせしまくっているBAHAGIA UNDERWEARのサルエルパンツ。

まだです。
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4月下旬の仕上がりに向けて進んでおります。
うう、GWに間に合うか、というまんじりともせぬ状況だ。
工場さんから「がんばってやってます」とのお返事は受けている。
どうかしばらくお待ちください。

サイト販売なので、出かけるタイミングに合わせて「サンプル持ってきて」というリクエストがある。
そこで有難くご意見を伺ったり質問を受けたり、脱がせたり履かせたり。はっ。

「モデルが良すぎ」は、スマン、致し方ない。
「あれはけろちゃんなの?」の後は「違うよね?」となるのが何とも答えづらい。
もしそうだったらば、どうする。
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ポケット付きなので、手を入れての画像を多く載せている。
そのため「おしりがぶかぶかでは?」と思われているようだ。

ぶかぶかと言えばぶかぶか。
ぴちぴちではない。
でも腿から下はややぴちぴち。

腰回りはゆったりと生地をふんだんに使っている。
薄手やわらか生地なので、感じ方は人それぞれだが、厚くもったりとはしないと思う。
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ぴったりジーンズの下に履いたならきっともたつく。ご容赦下さい。
そんな履き方はしないか。

ゴムをグッとお腹の上まで持ってくると、サルエルっぽくない。
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腰で履くとうっすらサルエル。
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次の撮影では、ポケット手を入れたの入れないの、両方撮ることをここに誓います。
モデルの正体はふせたままで。
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BAHAGIA UNDERWEARサルエルパンツをご希望の方は、contactページよりその旨を入力して送信して下さい。
ブルー・ブラックの色希望もお忘れなく。
再入荷次第、メールにて先行でお知らせします。

一応、小さな声で申し上げると、数に限りがございます。
そっとお伝えします。

なんとなんと、サンプルも全て貸し出してしまい、サルエル皆無となって久しい。
あー、寒の戻りもぐるっと戻って、20℃位の日が続くんだって。

1枚履きでなく、ゆるインナーとして、めっちゃサルエルはきたい日和なのに。

るるる。
どうか今しばらくお待ちください。




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by kerokikaku | 2015-04-17 15:40 | BAHAGIA UNDERWEAR | Comments(0)
2015年 04月 16日
70'S的な
持ってた、履いてた。
わたしはタオル地でキイロにブルーラインだった。
あれはどうしたのだろう。
GSSで放出はしていないことだし。

いやー、久々に見たぞ。
サザンがベストテンで勝手にシンドバッドの頃、みーんな履いていた。
よくもまあみなさん生足をにょっきり出していたものだ。

サーファーカットの女子大生(ほぼ間違いない)ってのも、久々だ。
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小田原ではメリークリスマスなしましまステッキが飛んでいた。
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2015年春、ほんの数日前に出会ったものです。
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by kerokikaku | 2015-04-16 17:59 | ものすごくその他 | Comments(0)
2015年 04月 14日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-5.0 いまさら、良いぞ
インド諸氏においても、目を見張るのはやはり型紙。
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細かきゃいいってものでもないが、それにしても。
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型紙を一冊にまとめて出版すればいいのに、と提案される(今からでも遅くないです出版界方面)。

そしてデザインを真似されないのか、とも聞かれる。
「いいんだよ、昔からある柄だし、マネされても構わない」
オリジナル部分もあるにはあるが、基本は昔からの唐草だったり青海波だったり菱形だったり。
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裏を返せば、柄を真似したところで、その後の糊置きや染め作業を経て同じように出来はしない、ってこと。
出来るのならどうぞってこと。
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そんなのどうでもいいらしい。

板場・藍場見学のあとは、囲炉裏端で川口アトリア展で流れていたDVDを鑑賞していただく。
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印度の染織プロフェッショナルに言葉はいらない。
型染でも木版でもロウケツでも泥染めでも、すべてが納得のご様子。
染織を通じておだやかに交流していた。

同じ技や素材だったり、違うけど似ていたり。
たとえば、糊に使うのは糯粉なのかタピオカ粉なのか。

そんな話を聞くと、時代と場所を越えたとしても、みんなおんなじようなことを考えるんだなあと目が細まる。
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あ、TVの下の市松ふすまのこと、お伝えしてましたっけ?
黒は柿渋+藍染の和紙、茶は柿渋染の和紙を貼ったもの。
「オレが作った」で、はい。

そして。
みなさまが反物を広げているのを遠目に見ながら思ったこと。
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すごくいい。

こう書いてしまうと軽いけど。
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実は胸が詰まって(え?)これらはその時の画像ではない。

撮れなかった。
久しぶりに田中染布を見てグッときてしまったのだ。

ほんとに、今更ながら、ああいいなあ、と思った。
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糊際のすっきりとした、ザ・田中な染布。
布から垣間見える清々しさ、試行錯誤しながら、厳しくも楽しみながら、無心に真面目に作った染布。

着物を着ないわたしは、これをどうしたらいいのだろうと思った。
たぶん頒布会にお越しいただく方の多くもそうじゃないだろうか。
タンスで寝かせるって、それもねえ。

なので広巾と中巾のいくつかは、禁断のカット売り可能にしました。
体に巻こうか、風呂敷にしようか。

帯地は帯にしていただくのが本分だ。
それは別とし、カット出来る反物をセレクトします。
あとはテーブルセンターや座布団カバーなどの小物。
そこにもチャンスあり。

田中さんの布に出会わなかったら、たぶん「ふーん」で通り過ぎてしまった分野だったことを、ここに告白する。
布は好きだが和モノに触れる機会は少なかったし、実はあまりピンときていなかった。
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今では目の奥まで青くなりかけ、もはや通り過ぎることが出来ない。
どうしてくれよう。

昨秋に出会い、関わって半年経つ。
今あらためて田中染布に見入った。
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by kerokikaku | 2015-04-14 17:34 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(4)
2015年 04月 13日
「正藍型染師 田中昭夫の布 頒布会」への道-4.5 新作科布染めたの?
また景色が違う。

引退後はテニスって、まさかね。
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「布を干すのに、下が土より芝生の方がいい」と。

干すのだ。
まだまだ布を染めて干すのだ、この御大。
長板はやらないが、その他の秘策があるらしい。

ああ、あの大釜は今頃…。
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もう言うまい。
そうやってこうやって、惜しむ頃には何もかもがなくなっているのだ。


本日は、テキスタイル関係のインド人&日本人諸氏が田中紺屋見学のため、案内の旗振りにと同行した。
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あちらもそちらも染織のプロ。
藍甕と長板型染めの現場、型紙を食い入るようにご覧になり、写メ撮りまくり。

そんなことは一切意に介せず、仕事をすすめるマイウェイな御大。
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「科布(しなふ)を染めたからさ、砧を打ったあとを払って仕上げ」だそう。
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あ、染めたんだ。
型付け、したんだ。
こちとら聞いてないぞ。
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5月の頒布会には、反物だけじゃなくてこういうのも要るでしょ、と。
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手織生地なので幅も長さもまちまち。
反物染めとして使い終わったあとのハギレを集めておき、テーブルセンター等に使えるよう新たにミニ染めをした。

そして、とってもいい。

砧って、どこでどうやって打つの?と素朴質問を投げかける。

「ほれ」
玄関先の臼とその他。
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臼は逆さに置かれ、底が上になっている(その上の切株は臼ではないがこれも使えるようだ)。
それが砧打ちの台としてちょうど良い。

布を引き、その上に科布を数枚置く。
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また布をかぶせ
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表面をならして
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砧で打つ。
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これにより科布の凸凹した表面が平らになり、ほどよく繊維がつぶれてなめらかになる。
付着していた藍が多少取れるそうだが、それはそれで落ち着く。

逆さにした臼を台にして砧を打つ作業は、田中オリジナルかと聞けばそうではなかった。
餅を搗かない時には臼を逆さにし、砧用の台にするのが昔の普通だったそう。

「このケラはオレが作った」
「は、ケロ?(ひらがなか、カタカナか?)」
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ケラ(蓑)もお作りになったと言う。
もう何を聞いても驚かない。
「まさか臼は作ってないですよね」と、確かめておくべきだった。
砧についてはきっと…。

さあ、はてさてどうする。
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ミニ科布のこの一連は、もしや頒布会のウラ目玉かもしれないです。
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by kerokikaku | 2015-04-13 11:53 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2015年 04月 09日
4月中旬のインフォルマシ
こんどこそもういいかと雪かきスコップを仕舞った。
大丈夫ですか?早すぎますか?
日々不穏でして。

BAHAGIA UNDERWEARのサルエルパンツ再入荷も、そろそろ、まだかな、もうちょっと。

それでもBAHAGIAタンクトップは薄手のセーターの下にちょうどよく、しめつけないことがこんなにストレスを軽減するのかと、それさえも気づかなかったりでひとりほくそ笑む。

洗濯の度に飛び散る忌まわしい胸パッドを入れることも、まいっかと最近はいとわなくなった。
胸パッド一体化については、今後NASAと協力開発したい。

さて、週末にかけ一切のモレがなきよう再度申し上げます。
ご準備よろしいですか。

・小田原うつわ菜の花で谷由起子の世界展。
・高田馬場もくれんげにてkocari展。
・なんだか気になる目白ブックギャラリーポポタムでの渡邉紘子展。
・有楽町MUJIでは「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展。

それぞれ詳細はサイトでご確認の上、、って、毎回うるさいようですが、何卒そういうことです。

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愛される民藝のかたち―館長 深澤直人がえらぶ  
2015/3/31(火)-6/21(日):日本民藝館(駒場東大前)

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大室桃生 郡司慶子 鎌田奈穂
2015/4/10(金)-14(火):R(西麻布)

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百万石まちなかめぐり さくら2015
乙女の金沢 春ららら市
2015/4/11(土)12(日):しいのき迎賓館前しいのき緑地(金沢)

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うう、行きたい行きたい行きたい。
なんのために貯めているのか、もはや不明となってしまったマイレージを使って、いまこそ小松から。

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赤木と松林と
2015/4/11(土)-4/26(日):Gallery SU(麻布台)

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タイトル、うまくいきました。

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TASSI:滝下達「Husk」展
2015/4/13(月)-4/18(土):ギャルリーワッツ(表参道)


『HusK』〈ハスク〉私達の前から消えてゆく電球。
使命を終えてもなお美しい光の“抜け殻[=HusK]”に、器として新しい命を吹き込みました。 
とても美しく、またどこかくすっと笑いを誘うような不思議な造形。
見慣れていたはずの電球がこんなにも新しい表情に。
そして、その薄さに、電球が繊細な存在だったこともあらためて気づかされます。
用途にとらわれることなく、純粋にいいなあと思える存在感。
滝下 達さん(TASSI)のとてもとても丁寧な仕事ぶりとこだわりが伝わってくる初個展です。
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山口一郎展「MY NAME IS」
2015/4/14(火)-4/21(火):DEE'S HALL(表参道)

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by kerokikaku | 2015-04-09 19:48 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2015年 04月 08日
みぞれ
月食さえ忘れられ、日本全国が桜に浮かれた週末。
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この上に、数日後しんしんしゃりしゃりが積もるとは。
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早々とおしゃれ着洗いして仕舞ったセーターを取り出し、みぞれ桜に甘じょっぱいシロップでもかけるとする。

春も夏も、いつだって異常異常。
実家の母は決まって「こんな異常気象はほんとうに嫌だ」と、解決するすべもなくただただ憂う。
しょうがない、出したり入れたり、そんなことの繰り返し。

アルゼンチン登山が年齢制限で渡航不可になり、再度ネパールへ飛んだ青空君は、さっそくえらい目に遭ったらしく、ヘリやら入院やら退院やらだとか。

ヨレヨレながらも自力で各方面へ手配したらしい。
ひとり旅だからそうなのだけれど。
わたしが送ったインドネシアルピアと韓国ウォンで、注射一本位にはなっただろうか。
なんないかもね。

いいこと、やなこと、混ぜてこねて蒸して焼いて。
難儀ばかりがたくさんたくさん。
そんな時もあったなあ、と思える日はちゃんと来る。
って誰に何に向かっているのか。

おっとっと、中島みゆきか。
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by kerokikaku | 2015-04-08 19:46 | ものすごくその他 | Comments(0)
2015年 04月 02日
カプチーノ
旅行中、どこかの田舎の駅前。

ネルドリップコーヒーに凝り、簡易ドリップセットを持ち歩いていた。
行く先々でポットの湯を借りお点前を披露し、喜ばれたのか無理強いしたのか分からないが、少なくともわたしは満足だった。

おかげで用意した厳選の豆がなくなってしまう。
この際なんでもいい、と豆を探しまくるがどこにもない。
あるわけもない。
最寄は15km先のイオンモールのスーパー内と出た。

天を仰ぐと、喫茶店と思しからぬ喫茶店を発見。
はて、入口は。

とりあえずここで飲むか、豆を分けてもらうかと思ったが、数時間に1本の電車が来てしまい叶わなかった。
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バス電車を乗り過ごしてまで寄ったならどうだっただろう、と今でも思う。
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by kerokikaku | 2015-04-02 23:34 | ものすごくその他 | Comments(1)