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2016年 02月 29日
3月上旬のインフォルマシ
いとこの誕生日は2/29。
スペシャル感満載でうれしい日にちだ。
名古屋で「カラオケ酒場 みの」をやっている。

なのに出生届は3/1なんだそうで、かなり残念なお知らせ。
もはやどうにもならない。

ひとつ前の閏年には「10歳おめでとう」だったので、これでやっと11歳。

まだまだだな。

親戚つながり。

十日町の伯母が魚沼産コシヒカリとふきのとうを送って来た。
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わざわざ雪をかけて太らせたようなことを言っていた。
違うかもしれない。

方言がきつすぎて、会話の8割がたは不明瞭。
へえー、そうなんだー、と適当に相槌を打っている。

伯母くらいになっちゃうと、朝採れふきのとう、それだけを送るはずもない。
この3種を送ってくる。
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1.朝採れふきのとう
2.前に採って冷凍しておいたふきのとう
3.すでに作ったふき味噌

1つで済まない。

自宅で搗いた餅を送ってくる時も、必ずスーパーで買ったサトウの切り餅を一緒に添付してくる。

こういう感じね。
他人ごとではないな、と思う。

ミョウガの酢漬けやわらびやら。
悪いけど、こういうの喜ぶの、姪のわたしくらいだよね。
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伯母のうちにいくと、叔父なんかカップラーメンをすすっている。
娘たちも町までハンバーグを食べに行くって。

否定はできないなあ。
たまに食べるのだから、こっちは嬉しいんだもんなあ。

近所の年寄りはみんな死んで、元気なのはオラだけで、ヒマでしょうがないって。
やることないから、野菜つくったり、ゴソゴソしてるって。

でも食べるのオラだけだって。
困ったもんだ。

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krankのつくるもの
2016/3/2(水)-11(金):ギャルリーワッツ(表参道)


植物を飾る道具、ランプ、人形等を中心に、
ヨーロッパで集めてきたアンティーク
植物は、福岡のドライフラワー店cote jardin
krankの感性ならではの「空想の道具屋」開店です
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秋野ちひろ「馬と花」展
2016/3/3(木)-13(日):Le Midi(西荻窪)

馬と花のモチーフからイメージした秋野さんの抱く風景が、
古道具に囲まれたLe Midiの空間ならではの展示になる事と思います
オブジェと金属の絵、今回はアクセサリーもご覧頂けます

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ちこちゃんが馬なのは、ある時知った。

馬馬しておらず、まさか馬だとは思っていなかったけれど、昨年とある現場で会ったときに思わず「あ、馬」とつぶやいてしまい、「はい、馬です」と答えられたことがある。

なので「ああ、馬なのね」と合点がいく。

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MITTAN EXHIBITION 
2016/3/4(金)-7(月):ごはん屋ヒバリ(祖師谷大蔵)

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さいきん視力がふんわりしている。
DMをぱっと見た時「ごはん屋とバリ」というMITTAN展かと思って「なぬ?」っとなった。

さいきん、とんとバリとご無沙汰だなあ。
行く気がしないな、なんでだろ。
なあんて。

よおく拝見しても、食べ物屋さんにおいてのMITTAN展なのは変わらない。

と、BALIではなく。
ヒバリ。
とバリ。

やれやれ。

ローガンではないって、先日メガネ屋で検眼して、確認とれてますけど、なにか。

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岩田美智子 展
2016/3/4(金)-8(火):Zakka(表参道)

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ハル・ウララ展
-ハルジタク―
2016/3/8(火)-30(水):もみの木画廊(自由が丘)

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なつかしいなあ、もみの木画廊。
銅版画をやっていたころ、最初のグループ展の会場がこちらだった。
25年前とか、そんくらい前。
うわさに聞くおしゃれタウン自由が丘ってところで、右も左もわからないまま在廊したのだった。
いまもって同じイメージの自由が丘。

常滑のSABAIさんが出展しています。
DMにあるのはブリジットさんの更紗でつくったバッグ。

万障を繰り合わせて、岩立ミュージアムとセットで行かれるのをおすすめします。
岩立ミュは木、金、土開館なので、3/19(土)までが惑星直列となります。
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by kerokikaku | 2016-02-29 19:00 | 毎月のインフォルマシ | Comments(6)
2016年 02月 27日
刈りの精度は問題ではない
暴風ではなく、無風でこの状態。

聖子ちゃん「天使のウインク」ヘア的な。
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わるくない。
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お母様、わるくないわよね。
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ええ、むしろ好物よ。
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by kerokikaku | 2016-02-27 14:46 | ものすごくその他 | Comments(0)
2016年 02月 24日
御大、再、開業
NEWカマーを手に入れた川口の御大、その後。
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の前に、別件として。

梅花の候。

お上に申し告げる時期が近づいてきた。

慌てているみなさまもいらっしゃいましょう。
かく言う我も。
リバーマウスの御大も。

そこで現状の棚卸やらのため、リバーマウス再訪の2月田中学校。
こちらとしても在庫は把握しておいてよいだろう。

で、棚卸の手伝いに来たくせに、ひと使いの荒いけろ企画。

「座布団カバー、何枚か数えて下さいね」
「うん、わかった」と、おとなしい御大。
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おかげさまで着尺はなくなった。
帯地は少々あり、あと小品少々。
股引は残1枚とかね。

あっさりとした棚卸であった。

書類を整え、バスに揺られ、一緒にお上の元へ出向く。
御大らしいキッチリとした帳簿を見せ、これで合っているかの御目通しを乞う。
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そこでたまげたこと、ひとつ。


こちらの、リバーマウスの御大。
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数年前に『廃業届』を出していた事実が発覚。


『廃・業・届』

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は・い・ぎ・ょ・う。

廃?業?


おもむろに書類控えを取り出した横顔を見て、ポカンとした。
おいおいおい。

「うへぇ!!」と叫んだものの、ああ、そうだったのかと。

それ早く言ってよ、と言いたい口をぐっとつぐむ。
引退宣言もしていたことだし、それはそれで正しいけれど。

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仕事以外は何にもやることのない御大。
世間話さえ出来やしない。

例えば天気の話をしても「藍の調子が」「布が乾かなくて」等々、すべて仕事の話に直結する。

何年も何十年も染布を作り続けてきた。
売れようが売れまいが作り続けた。

お察し通り、帳面はキチンとつけていた。
しかしある時「売れてないのだから、もういいですよ」的なことをお役所で言われたとか。
何かのタイミングで『廃業届』を出していたようだ。

『廃業』したところで御大の毎日が変わるわけもなし。
やはり作り続けた。

思いを尋ねたとして「ほかにやることないから」という返事に決まっている。
売れる予定も売る予定もありやなしや。

その後、かの騒動があった。
作りためた染布は生きたのだった。

いいところへ渡って行った。
おかげ様でほんとうによかった。


そしてそして。


あのNEWカマー見学のほんの数日後。
「100m分をやったよ」と連絡があった。

染用布100mをカットしたということらしい。
ほんとですか?

にわかに信じがたい、なかなかの仕事量。
その確認の再訪でもあった。

大切に保管していた広巾の岡崎木綿生地。
それを帯地用に半分カットし、端ミシンをかけたという。

「ミシンがけは、もたもたしてダメだ」と言いつつ、次なる染用布の準備。
半分巾として、帯地が5mとすると40本分。

ほんとでした。

アンティークすぎてポイかと思った「自動すすぎ機」が、轟音をたてて稼働していた。
端ミシン済みの用布が、順番待ちで泳いでいる。
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まず釜で精錬した後、これですすぐ。
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ころ合いをみて、まとめる。
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横の水槽に移す。
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竿を使ってまたひとつづつすすぐ。
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まだ途中。
一連の作業を何度も繰り返す。
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水元仕事。
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この布でやるんですね。
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新しく染めるんですね。
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釜の水はラクラク排水ってか。
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あーあ。

道すがら、どっかにレンズ、落としてきちゃったね。
そーゆーところも御大だよね。
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おかげで字が書きづらいっておっしゃる。

それでもいいってお役所も言うものですから。
不肖わたくしの代筆で済ませときました。
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リバーマウスの御大こと
正藍型染師 田中昭夫 80歳。
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まさかの『開業届』出してきました。

ええ、『開・業・届』です。

職種は「染色工芸」にしました。

新人☆NEWカマーです。
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もお。
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まったく目がはなせない。
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たまげるね。
この布のために新しい型も彫るそうだ。

田中昭夫応援団こと、田中ガールズこと、TGの方こそ、解散引退じゃなかったっけ。
ええっと、なんだっけ?
おーい。
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ともかく。

御大のやる気が止まらない。

たまげたぜ。
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春になったらば「暫定☆見守り団」として、平常心でそろりと訪ねてみたい。
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by kerokikaku | 2016-02-24 23:02 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(9)
2016年 02月 20日
ひじょうにギリギリ情報、21(日)まで
めずらしく、わたしのカンは当たった。

言霊説もあるのだから、めずらしく、とは言わないでおこう。

めずらしく改め、いつもながら。

わたしのカンが当たった。

なんぼ見ても覚えられない、展覧会名。
ホール&オーツと混同する。

「ジョン・ウッド&ポール・ハリソン|説明しにくいこともある」

初台のオペラシティの4F、ICCってところでやっている。
明日、21(日)18:30入場まで。

タダかと思ったら500円かかる。
受付で500円を暫時逡巡したが、めったに来ない初台という微妙な立地上、思い切って入って正解。

大正解。

説明しにくいので、説明できない。
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映像作品。

元祖ピタゴラスイッチ、「事の次第」の流れを汲むよなアート映像。
しかも大真面目におバカというか。
男子ふたりがユニットを組むと、何故おバカ度は加速するのか。
すべて計算済みの。

11時過ぎに入場して、出たのは13:30。
わたしはここに、何時間、いたのかな。

時々あくびしたり、白目になったりしながら、それでも全部観ておきたかった。
観賞者が居座って帰らないので、つぎつぎ混むのは仕方がないが、上野の美術館の比ではないし、モニターを観ている分には他は気にならない。

集中して観ちゃう。
ほほーぅ、と観ちゃう。

ついでに、コバルトブルーってのは、いい色なんじゃない?と再認識する。

映像内で、バケツやらペンキやらで多用されていたのがこの色。
手前味噌ながら、拙インナー色。
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まあとにかく、観ちゃいます。
おもしろい。

ちなみに、となりでは無料の現代アート映像展をやっていた。
「オープンスペース2015」というタイトル。
最初、間違ってこちらに入ってしまった。

なんのこっちゃ、わかるヒトにしかわからない。
自己満足満載。

説明されてもわからん、めんどくさい。

排他的姿勢につき、アートへの嫌悪感が増し増し。
早足でサイナラする。

好対比。
500円のこっちは、だれでもわかる。
無料展のほうは、こっちのすごさをよぉく考えた方がいい。
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500円払ってホール&オーツじゃなくって、ジョン・ウッド&ポール・ハリソン。
明日までだった。

気付くの遅かった。
でもわたしは間に合った。

初台まで行けて、そこで2時間ぐらい余裕のある方。

何のこっちゃわからないと思いますが、行くべしです。
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by kerokikaku | 2016-02-20 19:57 | 情報として | Comments(0)
2016年 02月 18日
2月下旬のインフォルマシ
今日は甥の青空くんのお誕生日。
あれから19年。
どれから?

身内さいしょの赤ん坊だったので、わたしは存分に舐めくりまわし、可愛がった。

自転車に乗っけては、あちこちを一緒に徘徊、探検した。
チビの頃はよく本気でケンカした。

青はむかしから変人だった。
乾電池がおもちゃ。
なにかと工作していた。

記録的な距離をペットボトルロケットで飛ばしたり、扉におもりと滑車をつけて自動ドアにしたり。

11歳には自転車で東京まで400km、来たっけ。パパとだけど。

中学時代は何をしていたかよく知らない。

16歳で普通科高校を辞め、屋久島の通信科高校に転入し、数か月単身ネパール、ヒマラヤの山を登った。

マックのアルバイトで完全自立、自費渡航。
店長候補の試験に受かったとか。
まだこどものくせに。

17歳で南米アルゼンチンの山登頂を当局より年齢不足で断られ、しょうがなく再度ネパールに行く。

しかし山麓で腹をこわし、緊急ヘリでカトマンズの病院に搬送。
数日入院後、登れないことだし、早めに帰国。

ほどなくネパール大地震があり、間一髪のセーフ。
どんだけ悪運が強いのか。

18歳、パパが興したクライミングホームUNOの建設に毎日を費やした。
ぜんぶヤツとパパとで作ったのだから、たいしたものだ。

とはいえUNOに勤めるわけにもいかず、意外な程あっさり仕事をみつけ、会社員になった。
それも町工場と聞き、みょうに納得する。

昨夜おめでとう電話をした。

最近は週一のボランティアで外国人に日本語を教えているという。
ペルー人だったりアメリカ人だったり、出身国はさまざまのヒトに。
勉強ではなく、遊びがてら、無料でエーゴが覚えられるから、だと。

8歳年下の弟と、いまだにケンカしたりじゃれている。
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急に静かだと思って見ると、アタマがひっついている。
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19歳は、響きがいい。

中途半端感がこの上なく、とてもいい。
ぜったいに戻りたくはないけれど。

華丸さんの名言に「ひとの子とゴーヤは育つのが早い」とあるが、ほんとうだ。
その分こちらも年をとったってこと。

いやーねえ。

ま、いいけど。

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ジョン・ウッド&ポールハリソン|説明しにくいこともある
~2016/2/21(日):NTTインターコミュニケーション・センター[ICC](初台オペラシティ4F)

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タイトルどおり説明しにくそうで、なんのことだかわからない。

が、面白そうな予感がしている。

行っておこうかな。

日曜までだし、無料だし。
たたいへん、500円でした_| ̄|○


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玩古堂
松本冬美 印展   
2016/2/20(土)-28(日):間・Kosumi(落合・東中野・中井)


絵手紙 絵画 書 季節のご挨拶状などに多用できる陶印、住所印は名刺にも使えます。
お好みの住所印、陶印のご注文を承ります。

会期中”クイーンハーベスト”のブリザーブスも販売します。
☆季節の果物のジャム 
☆ドライフルーツ
☆ドライフルーツを練り込んだマスタード など

クイーンハーベストのスタジオは広い空と自然に恵まれた信州東御市にあります。
新鮮な 野菜果物などで丹念に作られた風味豊かなブリザーブスをご賞味下さい。

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怒涛のGSS5会場だった間・kosumiが、通常はどれくらいステキスペースなのかを知る良い機会。

ジャムとマスタードが「ハンパないこだわり」と、一筆添えられていた。
「ハンパない」って言葉をKosumiさんからはじめて聞いた。

そのうち「パねぇ」とか、言いだすんじゃないだろうか。

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PONNALET
「春の着物生活」展
2016/2/24(水)-3/1(火):銀座三越7階 サロン ド きもの


今年はじめのPONNALET展覧会です。
きものを着るのが楽しくなる春に向けて、おすすめのスタイルを提案しています。
お誘い合わせてお出掛けください。

2月27日(土)14:00〜 江波戸玲子お話し会

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週末はtomoshiki展も代々木上原であるしね。

言っている間に岩立ミューの「ヒマラヤ山麓、山の民の巻衣装」も終わっちゃうので要注意。
ヒマーチャルプラデーシュ州の無地やチェックの巻物は、エスニック感がうすい。
一見地味だが、とっても今っぽい。
ふつうに今、使えるよなあ。

現地本物のみなさんは、上等の織布を、汚れる畑仕事やふだんにフツーに着て(巻いて)いて、わたしから見ればそれはそれは贅沢。

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by kerokikaku | 2016-02-18 17:58 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2016年 02月 17日
再始動
しばらくSOLDだった、アレ

そろそろご案内できそうです。

花粉が本気を出す頃までには

どげんかします。
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by kerokikaku | 2016-02-17 16:46 | BAHAGIA UNDERWEAR | Comments(0)
2016年 02月 14日
2016年2月田中学校ー3 NEWキジー
全国一千万の「紺定」ファンの声がこだました。
川口の田中紺屋、屋号「紺定」。

そりゃあ、こだまするでしょう。

「そ、その布、どうなの? どうしたら? どうするの!!!」
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ええ、承知しております。
もちろん承知しております。

じらすわけではないですが、実はワケありでして。
おとなとおじいちゃんとおばちゃんの。

さまざまな事情が絡み合い、現状はこちらをお出しできない。

わたしだってヨダレを拭いているんです。
みなさんと同じなんです。

今は出せない。
いじわるじゃない。
ちょっとオアズケとのこと。

しかるべき頃合いを見計らい、平和にご案内できる佳き日まで。

固唾を飲みつつヨダレを垂らし、リバーマウスを見つめていきたい。
非力なけろ企画は、草葉の陰より指をくわえ、耳ダンボで朗報を待つのみ。

どうか諸君。
一緒に震えて待ってはくれまいか。
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そして、囲炉裏端でおもむろに本を広げる御大。
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本といってもただの本ではない。
重さも中身も半端じゃない。
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かつての田中昭夫応援団、三彩工芸 故藤本均氏の本。
染織家 岡村吉右衛門氏の著書。
各地で型染布を探し訪ね、その裂を貼って編集した、これ以上ない裂見本帖。

藤本氏は、30代だった田中昭夫をがっちり見込んだ。
先見の明とはこのこと。

昔の型染ハギレを渡して「こういう布を作りなさい」と焚き付けた。

田中はその通り作った。
没頭した。
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どっかにオレの布もあったよなあ。
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あったよ。何枚もあったよ。
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藤本氏の焚き付けがあったからこそ、田中昭夫は正藍型染仕事にのめり込んだ。
そして存分に力を発揮した。

「オレは藤本さんに育ててもらったようなもんだ」と言う。
言葉少なにも、深く感謝しているのはよく分かる。

紅型の本も見せてくれた。
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おーい、6冊しか作っていない内の4番目って。
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これはわたしの知る紅型ではない。
べつものだ。
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なんてすてきなの?
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やわらかな染めと柄
軽みとかわいらしさ。
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紅型ってこんなにいいものとは。
誤解してた。
すみません。
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ふと傍らに、薄紙でくるまれた白生地が何反かあった。

一瞥で、上質でそして古いものとわかる。
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こ、これは。


お世話になった藤本氏が亡くなって久しい。
それでも藤本氏への恩を忘れることはなかった。

これらの豪華本は、藤本氏が「田中君に」とわけて下さった。
律儀な田中は、お代を払っていないことが今もって気がかりだった。

ある時思い立って奥様へ連絡をしたそうだ。

ほどなく、美しい手紙が添えられ、この布が届いたという。
短く強くやさしいお手紙。
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藤本氏が最後まで大切にとっておいた珠玉の白生地。
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80歳を超えていまだ現役続行の職人に、それを託すと言う。
その意味。


手引きの綿。
たぶん韓国の布。
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透明感のある、羽衣のような絹麻の布。
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御大と黒幕は夢中になって布を見入る。

「こんな上等の布、オレは染められないよ」
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そうつぶやく御大に
「田中さんが染めなきゃ誰が染めるの!?」と言い切る黒幕に、まったく意義なし。

貴君以外にいない!と、わたしもどさくさで援護射撃する。
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そして例の新窯で、手持ちの岡崎木綿を精錬してみたそうな。

数十年前、愛知三河は岡崎の工場で「田中仕様」として織ってもらった白生地。
これで作った帯は締めやすいと評判だ。
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どれどれ。
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なかなかよく出来た、と満足げ。
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板場には染めかけの布があった。
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どんな仕上がりになるのだろう。
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ちなみに昨春、秩父太織を染めている時はこんな風だった。
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わたしレベルの理解では、この段階ではイメージがつかみづらい。
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で、仕上がりはこんなでしたっけね。
途端にイメージできましたね。
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秩父太織のふたつは、頒布会でよいところへ渡って行ったっけ。
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ともかく。

盛りだくさんのリバーマウス。
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毎度驚かされてばっかり。
ベニバナのおひたしを食べないとやってられない。

NEW窯あり、藍の蒅入荷あり、珠玉の白生地入手あり、岡崎木綿の精錬成功あり。
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これを要約するに。

御大はやる気だってこと。
これからも作るよってこと。

じぇじぇじぇじぇーーーーーーーー!


帰り際。
〆の言葉として、黒幕から御大へお達しがあった。

一、藤本夫人より譲り受けた大切な生地で、これが最後と言えるだけの渾身の染めをすること。
二、新窯で精錬した岡崎木綿でも、引き続き渾身の染めをすること。

「わかった?」と言われ、御大は「はい」と答えていた。
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やる気まんまん80歳!

不肖けろ企画からも「がんばりたまえ、田中君」と。
直接述べるステージにないので目の前からテレパシーを送っておいた。

ちなみに、ケータイなる文明の利器を入手していた。
かけるのは不得手だが、受けることは出来るんだぜ。

今度、けろ様から直々にご指導つかわす。
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これにて「2016年2月田中学校」を終わりにします。
現場から以上です。
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そしていつかに続きます。

じぇ。
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by kerokikaku | 2016-02-14 21:50 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(10)
2016年 02月 13日
2016年2月田中学校ー2 NEWヌノー
精錬用の窯について。

あの日処分した五右衛門釜。
長板中形・着尺反物のための巨大窯はもういらない。

そこまでの仕事は今の御大には出来ない。
長板が持ち上がらない。
しかし帯はこれからも作る。

帯用反物の精錬にも、ある程度の大きさの窯は必要。

てっきり、小屋の奥にあるドラム缶をぶった切り、大工さんお手製窯かと思っていた。

そう聞いていたのに。
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「給食用のステンレス窯だよ」
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布の精錬用に「給食窯」!
なんてグッドアイデア。

質・大きさ・使い勝手。
すべてがまるで精錬用のお誂え。

既製品でちょうどよい窯があるとは夢にも思わなかった。

「誰のアイデアなの?」と尋ねると
「だって、これしかないからさ」とおっしゃる。

冴えてるぜ、御大。
やったぜ、御大。

さすが、藍染めのことしか考えていないだけはある。
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これで帯地反物10本位はイケるらしい。

精錬は一度ではなく何度も繰り返す。
少しづつ本数を減らしていき、最後はお湯だけで泳がせる。

これからの仕事にはじゅうぶんだ。
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但し、この使用例は布関係者の知るところなのだろうか。
田中オリジナル案なのか。

いっそ「紺定印コラボ窯」として布業界に売り出すのはどうか。

と、けろ企画の悪知恵は実現性が低い。
「調理以外に使用しないで下さい」と言われた日にゃあ。
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そんなわけで、ここにあった水槽3つのうち、1つは潰してしまった。
アンティーク然とした奥の脱水機はあっさり捨てちゃった。
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わたしには古さがたまらないが、御大にはどうでもいいらしい。
使えるか使えないか、だ。

だから使えない五右衛門窯も捨てちゃう。
脱水機もポイ。
間違いなく、この豪儀な布洗い機もそのうちポイだ。
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では、お昼になったことだし。
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生姜焼きでもいただこうかね。
わたしと黒幕は、財布を持たずにいそいそついて行く。
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リバーマウス界隈の植栽も、いい具合にモケモケだった。
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さて。

昨秋に伺った時、今や入手困難の上等の反物があった。
数十年前に手配頂いていた、とっておきの布。

それを染めたい、とのことだった。
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実際いくつかは染めていた。
わたしたちも見に行ったっけ。
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しかし仕上がりがいまひとつ。
納得いかず、寝込むほどだった。
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あれから数か月。

おそるおそる「あの染布はどうなったの?」と尋ねる。

で、このドヤ顔。
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やり直したよ。
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ほら、ムラもなくなった。
きっちり修正したもんね。
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一級品の韓国の手績麻&手引綿に、一級の藍染仕事。
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どのクチが引退?とここで言うのはご法度。
生温かく見守ろうではないか。
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みんな大好きイカリ柄にも、にくい藍取りを効かせて、まあ。
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くっきりスッキリした糊際は、紺定の証。
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あの時、板場でぶらさがっていたカタバミ柄。
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もちろんやった。
みんな大好きな文様で、紺定の家紋でもある。
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あらためて、田中昭夫仕事の見事さに畏れ入った。
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どーよ、30反。

NEWカマー新設から1か月余で、これだけやっつけてしまったそうな。

たまげたね。

ずっと忙しかったって。
カラダはガタガタだよ、って笑ってる。
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で。

ちょい見せしといて、どーなの?
ですよね。

分かります。

さらに続きます。
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by kerokikaku | 2016-02-13 21:34 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2016年 02月 12日
2016年2月田中学校ー1 NEWカマー
今年最初のリバーマウス訪問。

川口の田中紺屋、正藍型染師田中昭夫さん宅へ。
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ライオンを横目に、急ぐ。
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何度か連絡はとっていたが、もろもろお尋ね要件あり。
拝顔してのご挨拶がしたかった。

バス渋滞のため、到着予定を10分過ぎてしまった。
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「来ないかと思ったよ」
半纏正装、囲炉裏で待ちぼうけ。

御大はお元気であった。

そして、御大が目をはなした隙にここぞとばかり周囲の確認作業に入る。
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こちらへ来ると、いつも何かが変わっていて心の臓に悪い。

いつだったか、精錬用の大釜が寝転んでおり、次の時には処分されていた。

あの五右衛門窯を思うと、惜しくてため息が出る。
どうにも仕様がない。
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今日は大丈夫そう。
お変わりなく。
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藍場もダイジョウブ。
右の包み、どうやら徳島の蒅を取寄せたと見える。
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愛染様にお供えのお酒も持って来たし。
本年もよろしくでございます。
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ぶらさがっているビニルの中にはベニバナのタネ。
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春になったら植え、心臓によいとされるベニバナのおひたしだ。
我々のハートを強くしてくれるだろう。
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窯場を直した、新しくした、と聞いていた。
去年の秋、大工さんと打ち合わせしていたっけ。
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おお、こうなったか。
窯場が広くなって良かったこと。
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よしよし、では囲炉裏でお茶でもいただこうか。

と、もう一度後ろを振り返る。


ぬ。


何かが違う。
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じぇ?
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じぇじぇじぇ!?
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ども。
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はじめまして。

NEWカマーと申します。
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ベアリングがきいているので、動作はラクラクです。
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水を注入し、ぐつぐつ10分位。
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結構な火力でさっくりお湯が沸きます。
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100℃で切れるサーモスタットで、みんな安心。
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くるくるハンドルを回せば、排水ラクラク。
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「す、すごい、これ、どうしたの?????」

ポーカーフェイスを決め込む御大に、黒幕・型染作家津田千枝子とわたくしはピーピーキャーキャー詰め寄る。

一体どういうことなのか。
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続きます。
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by kerokikaku | 2016-02-12 22:16 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2016年 02月 11日
2月中旬のインフォルマシ
先だってリバーマウスの御大の元へ伺った。
川口の田中紺屋へ、定期安否確認のため。

齢80歳を超える御大に、毎度我々は驚かされる。

もう驚くまい。
これこそが田中紺屋である、と再認識した。

それについては次の機会に。
震えて待て。

2月半ばともなると、くっきり鮮やかなDMが増える。
そろそろ花粉薬を飲み始めなければ。

春がひたひたと近づいて来た。
お大事にどうぞ。

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BIG BAG
冨沢恭子の柿渋染めかばん
2016/2/12(金)-17(水):ぎゃらりー無垢里(代官山)

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たぶん毎回、耳タコであろうお客様からのご質問に対し、簡潔なお答え。
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櫻井はるみ 作品展
2016/2/15(月)-3/2(水):ギャラリー&カフェ草花舎(島根益田)


早春賦
はるみさんの服は、織りと編むことから始まり、
近年はフェルトづくりも加わっての、徹底した手仕事。
質が違う素材が息をあわせると、たちまち「はるみ服」に変身。
手を通した誰もが、今まで感じることもなかった「私の個性」に出会い、
まるでマジックのようで、楽しくて元気が出る。…

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麗しのショール展
東南アジアの染め織り
2016/2/15(月)-24(水):アートスペース繭(京橋)

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繭のHPは更新が遅うございます。

先日このインフォを見て、実家の妹の小学時代の同級生が、上京の折に繭へ寄った、と聞いた。
めくるめくリンク。
わたしはもう30年以上も会っていない。
ほぼ初めて出会うであろう手仕事界隈の繭の品々に、たいそうお喜びだったという。
なんか、すごいね。

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TOMOSHIKIの
シャツとワンピース
☐東京展 2016/2/19(金)-21(日):hako gallery(代々木上原)
☐奈良展 2016/3/4(金)-6(日):蔵スペース(奈良)

向春の東京と奈良にて、春夏物の展示受注会を行います。
tomoshikiとして初めての受注会は、
アイテムをシャツとワンピースに絞ってのスタートです。
ご注文頂きました商品は、4月~6月のお届けとなります。
その他、定番の小物など、少しですが現物の販売もございます。
一般のお客さま向けの受注会です。お気軽にお越し下さいませ。
それぞれの詳細は、随時ブログにてお知らせしていく予定です。

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TOMOSHIKIさんの現物を拝見したことはないけれど、各方面での評判は伺っている。

そこで通販でレッグウォーマー各種を頂き、この冬はコレなしでは語れなくなった。

メールでのやりとりをみればわかる。
丁寧でまじめなお仕事。
やっとお目にかかれる機会。

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緑の居場所デザイン展
市村美佳子「花瓶専門店」
2016/2/20(土)-27(土):DEE'S HALL(表参道)


生けるとたちまち明るい場所を生み出す花瓶をたくさん揃えた花瓶屋が開店。
店先には厳選した花を並べた花屋も!
花を選んで花瓶を選んでひと足早い春を楽しんでください。

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by kerokikaku | 2016-02-11 15:19 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)