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2016年 06月 29日
7月初旬のインフォルマシ
空気をかきまわさないと、家に湿気がこもっていけない。

不用心だが玄関のドアもあけっぱなす。
ご用心。
蚊よけスプレーは振ったが、その他の虫にはなんのことやら。

風呂場入口。
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見えないほど細くて長い足の侵入者に、非力なわたしはなすすべもない。
つらい。
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7月もたっぷりインフォです。
中旬も含まれているので、もりもりです。

雨・晴れ・気温・会期詳細、お確かめの上お出かけ下さい。

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えかきのこけし展 2016
in KOKESHI EXPO
2016/6/15(水)-7/5(日):西荻イトチURESICAにわとり文庫(西荻窪)

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とおりすがったURESICAさんで運よく知ったイベント。
KOKESHI EXPO会場である2Fは、圧倒的こけし場だった。
スナックこけしも気になりすぎる。

西荻界隈の3つのお店にて同時開催EXPO。
にわとり文庫さんのサイトをのぞき、あまりのこけし度にひきかける。
すばらしい、すばらしい、行きたい、見たい。

自慢じゃねえが、オラぐれえになっちゃうと、なるごのこげすに、だきついたこと、あるんだぜ。
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あ、これ、オラじゃない。
けど、いっか。

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active! sagyojo
2016/7/1(金)-5(火):PONNALET 葉山の家(逗子)


7月のオープンギャラリーでは、アクティブで魅力的な活動をしている障がい者施設からステキなモノがいっぱい集まります。
出店作業所
ラボラトリオ ザンザラ/工房しょうぶ/工房集/わくわくランド/クラフト工房LaMano/信楽青年寮/かうんと5/あとりえすずかけ/小茂根福祉園KOMONEST/ファンファインズ/mailえるしぃ/ほしづきの里工房ひしめき

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画像奥にうっすら文字が見えますが、ほんとは蛍光オレンジ文字のキャッチーなDMなんです。
スキャナの関係で映らないのですみません。

7/1-3はお弁当もあります。
サイトでチェックください。

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『装飾的素形』
小原聖子×奥田早織
2016/7/2(土)-10(日):ARAHABAKI(逗子)

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お気づきのように、上のPONNALETイベント会期と重なっています。
惑星直列の日に伺うとよかろうもん。

自慢がとまらない。
オラぐれえになっちゃうと、アラハバキさんも行ったことある。
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ARAHABAKIさんへは未訪なのがタマにキズ。

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The fabric of freedom.
khadi, khadi, khadi !
2016/7/2(土)-10(日):Shingoster LIVING(つくば)


インドの手紡ぎ、手織りの布「khadi(カディ)」。
自由の布がもつ不均一ならではの
誘引力とここちよさを、それぞれの形に。

C.P.Koo:夏服
TERAIcraftment:帽子
Tulla:ストール

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サイトにある、シンゴスターさんからのコメントもあわせてどうぞ。

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「Tulla」
Fine textile from Kolkata India
2016/7/9(土)-15(日):giggy2(高知)


「Tulla」はインド、コルカタのテキスタイルスタジオ
「weavers studio」の日本向けのブランドです。
手紡ぎ手織り、カデイーコットン・ジャムニダ織・
カンタ刺繍などの手法を使い、
多くの手を経て丁寧に作られた上質の布です。

これからの季節にピッタリの涼しくて、
肌に優しいコットン・リネン素材の
主にストールと洋服をご紹介します。

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シンゴスターさんカディ展にも参加のTullaが、この後高知に初上陸します。
蒸し暑いHOTな南国高知にベリーナイス。

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「カンカンバッチ」出版記念イベントvol.2
sunuiのカタチ
2016/7/5(火)-10(日):森岡書店銀座店(新富町・東銀座)

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このモケモケがsunuiのカンカンバッチだと、すぐには気付かなかった。
攻めたビジュアル。

次いで、会場の地図の記載がない。
さすが、sunuiは、太い。
攻めまくっている。

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渡邉紘子
『ピンケンワイテンブラウネンゴウ』
Pink & White & Brown & Gold
2016/7/6(水)-10(日):FALL(西荻窪)


FALLの二つの大きなテーブルの上に、
ピンクと白と茶色とゴールドのお店を作ります。
小さなバッグ、ハンカチ、オブジェ、iplikanaのお菓子、色々ご用意します。

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西荻北口から1本はいったところにFALLさんがあったよなあ。
でもいつも見つけられないなあ。

と、表通りを歩いたら、あった。
移転されていたとは、うっかり。

渡邉紘子さんは、わたしの中での天才作家のおひとりです。

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文様の庭
2016/7/6(水)-10(日):DECORA。(綾瀬)


日々、文様の事ばかり考えている
4組の作家が集まってDECOLA。の店内に
文様の庭をつくります。

*参加作家*
zucu/とことわ/みはに工房/crazy textiles

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日々、文様の事ばかり考えている作家、というのがグッときます。
注染や型染など、技法は違えどあたらしいアプローチによる染め文様の庭。

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5th exhibition
factory zoomer
2016/7/8(金)-8/7(日):factory zoomer/gallery(金沢)


red
好きな色を一色、選ぶことが出来なくて、半分やけくそで、全色並べてみよう! と「color」という展覧会を行ったのが2010年のこと。白い大きなテーブルに約 50色の硝子のコップが並んだ。人は先天的に色が好きなんだろうな。その展覧会 に来てくれた方々の嬉しそうな笑顔、驚く瞳が今も忘れることができない。何日 も会場にいると見えてきたことがあった。色はお互いにお互いを引き立てあって いるんだなぁ。そして、他の色によって、全く違う表情を見せてくれるもんなん だ。人間と同じなんだな……と、私はさしずめ、紺色かなと自分を色に例え始め た時、遠くでツンとすました赤いコップと目があった。なんだろう、あの圧倒 的な気高さ、それでいて、人を優しく受け入れる包容力をも兼ね備えているでは ないか。どんな色たちも彼女の前では、ひれ伏してしまう。わー彼女になりたい。 よせばいいのに、そのあたりから私の赤好きが地味に始まりだした。身につける ものにも増えてきた。今ではアイフォンカバー、靴下、セーター、ネックレス、 珊瑚、ワンピース、鞄、靴、トマト、スイカと自分でも驚く。この展覧会は私の 今を写し出した、少しプライベートに寄った内容かもしれない。硝子はもちろん、 友人のn100さんのカシミヤセーターやtシャツ、shinoさんの赤いビーズ、藤原 千鶴さんのルームシューズなど、日頃、自分の身の回りにある憧れの赤を、赤に なれない紺色さんが集めてみました。という感じです。「あれ?辻さん、60歳?」 と慌てて赤いモノを私に贈らないでくださいね。もうしばらくこちらで、修行さ せていただきますから。では、赤いモノ好きの皆様、お待ちしております。 
辻 和美

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金沢21美、沖潤子さん参加の「Nous ぬう」展とあわせると、さらにさらにすばらしく、うらやましい。

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「ZIBA+DESIGN」展Ⅵ-F/styleの提案ー
2016/7/9(土)-16(土):fu do ki(板橋蓮根)


今回で6回目になるF/styleの「ZIBA+DESIGN」展。地場(ZIBA)産業の確かな技術力と自然素材のやさしさをつなぎ合わせて、生活を楽しく豊かにしてくれる数々のモノを提案します。
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オールドマンズテイラー展
2016/7/9(土)-16(土):ギャラリーフェブ(吉祥寺)


おまたせしました!今年も最高に気持ちいいリネンアイテムのご紹介。
湿度の高い日本の夏を快適に過ごしましょう。
楽しいイベントも同時開催いたします。

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まってました。
120%行きます。

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松本裕子 object展
2016/7/9(土)-24(日):ギャラリーSU(麻布台)


ガラスと木、異なる素材が一体となって生み出されたobjet。冷たさと温かさ、儚さと強さ・・・相反する要素を内包しながら静かに佇んでいます。
松本裕子さんの新たな世界の幕開けを、ぜひご高覧下さい。

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涙ガラス製作所の松本裕子さんが、アクセサリーではなく木彫を中心としたオブジェを作られました。
はじめてのこころみをSUで。
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by kerokikaku | 2016-06-29 11:54 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2016年 06月 28日
科布ハギレの整理を承る
日本三大古代布のひとつ、科布。
沖縄の芭蕉布、静岡の葛布、山形の科布。
※三大のセレクト正しくないとのご指摘、日本古代布のひとつに訂正します。

しなふ、と呼んでいたが、しなぬの、とも言うらしい。

ご存知「木綿」といえば最近(といってもアレですけど)の布である。
麻より古いのが科布。
自然素材中の自然布。

昨年DEE'S HALLでの頒布会で、正藍型染されたこのあたりの科布をたくさん出した。
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川口の正藍型染師、御大こと田中昭夫が大事に持っていた科布。
そうね3-40年ぽっちかな。
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長くそのままにしていたもの。
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もはや日本むかし話のように、さいごは砧でトントン打ってキメを整える。
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みなさん喜んで下さって。
おかげ様で完売しまして。
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京都・美山ちいさな藍の美術館、館長新道弘之氏宛に、勝手に納品した逸品も科布。
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これで科布ハギレは終わったはずだった。
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だった。

のに、あった。
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御大曰く「これしき、ちいせぇの、しょうがないよ」
そりゃそうだ、長板中型染めには小さすぎる。
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ハギレ中のハギレ。
ほかにゼンマイ布や麻のハギレも少々。

小さすぎてどうしようもないと言えばそれまでだ。

でもね。

このまま永遠に放置もどうなんだろうか。
いままで永遠に放置だったことはおいといて。
なんとかなるんじゃなかろうか。
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たなか印の入ったものもある。
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こそっと持ち帰りこそっと洗う、シークレットサービス。

洗濯槽をタライに見立て、洗剤液につけこむ。
たいそう濃い目の出汁が出る。
お煮しめでも作ろう。
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ほぐれた糸もキープ。
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梅雨の晴れ間に、干す。
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とりこむ。
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糸も乾く。
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アイロンをかける。
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ハギレ中のハギレばかり。
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端のペロペロした部分。
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ここですね。
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ここをこのように綴じるのが、自己負担ミッション。
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細かいの1ツ1ツじゃやってられないけれど、これら何枚もつなげて長い一枚にしたならば、きっと御大だって、染める気になってくれるんじゃなかろうか。
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という、淡い期待を込めて。
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不器用組合代表理事けろ企画が、勝手に科布を持ち帰り、鋭意整理中でございます。

なんで受けたか。
気は心で受けた。
てか、ライフセーバー的に勝手に持ち帰った。

但しアイロン以降進んでいません。

なるべく平らにつなげて、御大が型染しやすいよう、心をこめてつなげたいのです。
千里の道も一歩でね。
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あしたからやるよ。
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ハギレつなげて、なんとか御大にネゴして。
かっちり染めてもらいます。

じっちゃんの名にかけて。

川口のじっちゃーーーん。
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by kerokikaku | 2016-06-28 23:32 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2016年 06月 25日
お宝救出作戦その2
この生地、ちょっといいんじゃない?と黒幕。
うん。と御大。
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ちょっとどころか、相当いい。

ざっくりとした上等の手織綿のよう。
どこで手に入れたかはもはや不明。

長さを測る。
帯、2本出来るね。
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綿にしては糸につやがある。
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端っこを洗って様子を見てみると
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うーん、これは絹らしい。
よかった、これで次回新作に絹が加わる。
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さて、まさかの。

救出場にしていた板の下、白生地が貼ってあるではないか。

おーい、いま置いた山積み、早くどかせー。
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やれやれ。
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これも最近発掘の布。

韓国の手引き麻で八寸帯用小幅のもの。
貴重な布すぎるため、御大は黒幕に「何を染めるべきか」を相談したく、保留にしていた。
サインだけは型置き済み。
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これだけの上等白生地は泣いたってもう出ない。
さて何を染めるのがいいのか。
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やはり、ザ・紺定・田中紺屋らしいすっきりした唐草花型がよかろうもん。
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しかし型紙がダメになっていた。
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なのに「同じ型がまだある」と用意周到、恐るべし。
あとは仕上がりを震えて待つのみ。

驚くべきこととして。
これだけ藍染布をいじくっても、手が青くならない。

藍染めは手につくって、誰が言ったか。
御大の藍染めは違うんでね。
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すべてをカテゴリ分けし、本日は一旦ここまで。
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元の場所へ戻すとしよう。

ここ、ただの物置き場じゃない。
その昔、両面型付けをした場所である。
ガラス板に蛍光灯が仕込んであるが、現在たまねぎ置き場。
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御大らしからぬ、けろ好みのキッチュなゴザをガラスに敷き、えっほっほ。
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別カテゴリなお宝は端へ寄せ
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黒幕に働かせる。
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どうよ、整然。

後日、梅雨の晴れ間を見計らい、すべてをキレイに洗いたい。
これに1-2日かかる。
その後のアイロンと整理は、有力なTG各位を招集し一気にやっつけようと目論む。
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発掘別枠として。
無造作に、こんな布。
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三彩工芸故藤本氏が、参考に分けてくれたと思しい大麻の型染ハギレ刺繍入り。

藍・墨・渋木・弁柄で染付てあり、江戸時代の仕事のよう。
いちおうこれも後日洗っておきます。
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給食窯での精錬が思いのほか調子のいい御大。
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板場にぶらさがっていた白生地を、また精錬し始める。
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精錬3回目で、あと数回。
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ここに8本入っている。

やる気モードが止まらなくなっている御大だが、ちょっとブレーキかけないとまずい。
どんどんやっちゃう、このひと。

本数が欲しいわけではない。
きっちりした紺定仕事が出来たのならそれでいい。
こちらが言うことでもなく、本人も分かり切ったことだが、あまりのノリノリモードに、少しばかりためらってしまう我々である。

暫時見守り&見張り番として、とれる責任は無限ではない。
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あのベニバナはどうなったのか。
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たいそう過保護な一本は、種採り用として、乳母日傘でお育て中。
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だいじなおまけ。
最近染めたという特例布をご紹介します。

同じ型を一本の中で染め変えたもの。
糊伏せ次第で雰囲気がずいぶん変わる。
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これは御大にしては珍しい染め方。
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麻生平生地に型付けをし、藍で薄く染め、型の糊をおとす。
その後花部分だけをまるく糊伏せし、藍で濃く染めたもの。

インドの木版更紗のような独特の雰囲気。
あたらしい紺定、レアな逸品だ。
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ではでは。
ピーカン晴れの佳き日に、わたくし、洗濯おばちゃんとして参ります。
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中性洗剤を買っておいてね、と念押して辞する。
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反物じゃない、御大ハギレを洗うなんて、超たのしみ。
やるぜ、ツナギ&マスク隊うでまくり。
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こんどばかりは晴れの川口しかありえない。
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by kerokikaku | 2016-06-25 12:07 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2016年 06月 24日
お宝救出作戦その1
梅雨のせいです、雨の川口。
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6月田中学校。
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もうないですよねっと強く確認し、奥の院も根こそぎだったのに、見つけてしまった怪しい段ボール群。

藍染ハギレが続々出てきたことは5月にレポートしました。
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大作業の予感でそっと戻し、整理は次に回した件。
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本日はお宝整理に参りました。
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これの意味だけはわからない。
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藍場はいぶされた香りでいっぱい。
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御大はああ見えてバラがお好き。
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板場には精錬中の白生地が所狭しとぶらさがっていた。
ツナギ&マスク着用でやる気まんまんの黒幕。
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しかし、まんまん度は御大に軍配。
何十反も精錬し終わっていたのに、
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さらなる染用布を切っていた。
はて、いったいどこまで頑張られるおつもりか。
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これでラストという話で2014秋に始まった当ゲリラ活動。

ラストが妙に呼び水となり、御大のパッションにボーボー火がつきました。
火事です。
どうか生温かく見守っていただきたい。
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板場の奥、怪しい段ボール群をひっくり返す。
そこのけそこのけ。
なんでまだ、こんなにお宝布があるのさ、もぅ。
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なすすべもない方、約1名。
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おーい、なんか、よさげな白生地もあったぞー。
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こっちに避難だ、一旦集めろー。
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ぞくぞく。
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信じがたい量を発掘、いや救出。
わたしたちは今、とてもいい仕事をしている。

とりあえず、藍ムジ、型染、白生地の3種に分ける。
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藍ムジも、麻・綿・絹・カヤ地など、素材が違えば美しいグラデーションに。
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すると御大と黒幕の手が止まった。
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なんかええもん、出てきたん?
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by kerokikaku | 2016-06-24 09:53 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2016年 06月 23日
青葉台の橙灯
茗荷谷・小石川にあった橙灯(だいだい)が昨年移転のためCLOSEし、青葉台で再OPENした。

たぶん当初は「ギャラリー&カフェ橙灯」。
シラっと知らぬ間に「喫茶橙灯」に名称変更していたことに、まだ突っ込む機会を得ていない。

青葉台、どこやろ。

渋谷から田園都市線・中央林間方面。
急行に乗り、三茶、二子玉、たまプラ越えて、青葉台。

この子のいる側ではなく
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こちら側。
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何年もかけて青葉台に物件を探しておられたようで、さてどんな場所なのか。

以前の小石川はフシギ物件だった。
ビル1階が喫茶店。
そこは別の喫茶店で、2階がめざす喫茶橙灯。

目立つ看板がなく、ここで合っているかが不安になる階段を上り、どこかの事務所のような扉をペラリと開ける。
すると、ほぼひとんちのような、靴を脱いでまったりしてしまう異空間だった。
ついつい行っちゃうんだよね。

それに匹敵するのか、それとも一新シャレオツな空間なのか。
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駅西口からそう遠くなく、左へまっすぐ進み、高架下を抜け、いくつかの商店が見えた。
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住所では青葉台サンモール103号室なので、このどれかになるのだが。
どれでもなさそう。
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アクセスの説明に「レンガ階段を上る」とあった。
確かに階段がある。
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またしても不安に襲われる。
1階なのに上るとは、これいかに。
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上りきるといくつか店舗が並び、地面が遠く、空が近い。
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道路側を見るとこんな感じ。
わたしは今「1階」にたどり着いたのでしょうか。
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おそるおそる歩を進める。
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やった、ここだ。
黄色い布のかかった扉、こちらが新生、喫茶橙灯。
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店内から外を望む。
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おもしろすぎる。
小石川時代を軽く飛び越えたトンチ物件だった。

ここまでフシギで隠れ家的にひらけた喫茶店は、ほかに知らない。
道を歩いていて一見でふと入れるとは思えず、しかし入ったら最後、日参客が多いのも頷ける。
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こちらのコーヒーと食事は間違いがない。
カウンター式になり橙灯さんの手技が間近に見られるのも嬉しい。

例によって営業日時は喫茶橙灯のサイトでご確認の上お出かけ下さい。
催事や出張喫茶でときどき居りません。

土曜はモーニング営業開始。
10:30LOに間に合うのか、わたし。

帰路はビル内に別のスロープもあり。
なぜにここを降りているのか、よくワカランチ。
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今回の気分のイメージ画像。
一本とられたね。
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名店です。
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by kerokikaku | 2016-06-23 11:44 | 情報として | Comments(0)
2016年 06月 22日
6月下旬のインフォルマシ
すんません、ちょっとボヤきたく、こんなジメ時期に申し訳ない。
いわゆるホウレンソウについて、いかんせんムムムな日々を打ち明けたい。

報告・連絡・相談、そのあたりが私界隈でなっていない。
ビジネスでもそうでなくても。
いくつも重なると、単なる惑星直列ではなく、自身に問題アリと思わざるを得ない。

「ご確認お願いします」とした場合。
基本的にお返事がございません。
あれま。

ご確認いただいているかもしれない。
しかし有効なお返事がない。
運よく「出来次第、ご連絡します」とあっても、その後はない。

「ご検討よろしく」とした場合。
百発百中お返事がない。

催促してやっと「ご連絡します」だが、その後がなく進まない。
むう。

みなさん、どうしていらっしゃるのか。
てか、受けた時点で何がしかの「返答」ってしないもんなんですか?

「〇日までちょっと待った」でも有難い。
とは言え指定日に、なんら、うんともすんとも。

「お返事お待ちします」は埒が明かない危険ワード。
数日ならば待ちますぜ、いくらイラチの私とて。

一週二週の待ちが当たり前にされると「あれ?なんだっけ」と。
これでも我慢強いつもりですが。

デッドラインを設けるべきなのでしょうか。
言い方の妙なのか。

書いていてわかった。
ご都合をおもんばかるふりをするのが、アカンしイカンなのだ。

軽い。
なめられとる。
オレが悪い、きっと。

今まで、こんな些細なことに神経を使わず安穏と生きてこられたことを言祝ぐべきなんだな。
そんな方面ばかりではないと注釈しておくが、そんな方面の割合が多すぎの昨今。

これからは、バシっとしよう。
これからがあるならば。

レスポンスが早いと思ったところ、けろさんからの書類無くしたからもっぺんクレクレとか、果ては、入金あるまで金貸してクレクレ(驚愕)が同日なのには、腰が抜けた。
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画像は全くもってイメージではありません。
カタカナのケロとは無関係でございます。

今までこんなこと無かった。
けっこう平和だった。

なんか変、最近。
梅雨のせいにしとこうかな。
おかしいな。

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細密工芸の華 根付と提げ物
~2016/7/3(日):たばこと塩の博物館(押上)


印籠やたばこ入れなど「提げ物」と呼ばれた袋物を帯に提げて持ち歩く際、落とさないようにひもや鎖で留め具に結び付けましたが、その留め具を「根付」といいます。
江戸時代、提げ物は男性の装身具として定着し、それに合わせてさまざまな根付が制作されました。明治維新後、根付は精緻な日本文化の象徴として欧米で高く評価されます。その結果、大量に海外に流出してしまい、現在、国内でまとまった数の根付を見る機会は多くありません。
本展では、リニューアルオープン1周年を記念して、国内の関係機関・団体・個人が所蔵する根付約370点を中心に、印籠やたばこ入れなどの提げ物約80点、さらに根付に関する文献資料なども合わせて展示しながら、あまり目にする機会がない、これら日本の精美な工芸品の歴史と文化をご紹介します。

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渋谷からスカイツリーのふもとに移転し、まだ伺ったことがない。
たばこと塩の、、は山椒はピリリなコレクションを有している。
上野の比ではないゆるりと観賞できる穴場ギャラリーと察する。

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晴れたり 曇ったり
2016/6/18(土)-26(日):間Kosumi(落合・東中野・中井)


KUROMAME/灯り 林暎子/服 松本冬美/版画・オブジェ 
晴れる日もあれば、曇る日もある
人を想い 季節の廻りを慈しんで暮す。
自分で選べる少しのことを大切に、
そこから始まる全て。

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先日、東松山の黒豆さんを訪れ、いろいろあった後のNEW黒豆さんに伺えたことで勝手にスッキリした。
黒豆の灯りを含む展覧会。
Kosumiさんへもすっかりご無沙汰。
自分の安否通知とKosumiの安否確認をしておかないと。

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小野象平 陶展
2016/6/18(土)-26(日):hase(名古屋)


作り手の背景にある逃れられないもの
全てを受け入れ覚悟した時から始まる彼の作陶
これからの彼の活動を応援してください

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アナンダ工房の手織り布とモスリン
2016/6/21(火)-29(水):アートスペース繭(京橋)

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近くのLIXILギャラリーと併せてどうぞ。

文字の博覧会 -旅して集めた“みんぱく”中西コレクション-展
~2016/8/27(土) :LIXILギャラリー(京橋)

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色彩のうつわと風の布
2016/6/22(水)-7/3(日):ITONOSAKI(外苑前)


夏の暮らしに
目に涼しく、触れて爽やかな
うつわと布のコラボレーションを
お楽しみください。

☆陶器・「うつつ窯(稲積佳谷 ・いなづみかこく)」
人気の青と白のシリーズ「風の道」をはじめ、新しい雰囲気の新作やレアアイテムなどたくさん揃います。九谷焼でありながら唯一無二の「うつつ」の世界が広がります。

☆布・「toki warp weft」・ 「Tulla 」
手仕事リスペクトアイテムの手紡ぎ・手織りのコットンショールは今回二つのブランドをご紹介
インドの職人が一枚一枚丁寧に織り上げています。

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縁あって最近はじめて伺ったITONOSAKIさん。
ぶっ壊し中のベルコモンズから西麻布方面へ下り、ジローの先、そろそろかなって頃に小さな看板が現れ、らせん階段の2階。
涼しい器と布のコラボです。

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立花英久彫塑展
レアリテと僕との間で⑭
2016/6/25(土)-7/4(月):東青山(表参道)

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長年この界隈を通っていたが、すっかり遠方になってしまった。
たまに訪れると、あれが出来てあれが無くなってあれが改装で、ざわざわしてしまう。
ヨックモックの青いタイルはどうなるのかな、とか。

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福井守 作品展
2016/6/25(土)-7/15(金):OUTBOUND(吉祥寺)

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代々木上原に暫時移転中のRoundaboutは、もう行った?
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by kerokikaku | 2016-06-22 20:44 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2016年 06月 19日
プロペラカフェ
飛行機が見られるカフェは「成田や羽田」にあると想起しがちだが、じつは三多摩にもある。
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空の便で伊豆七島へは「調布飛行場」が使える。
八丈島へは羽田から(小笠原へは何も飛びません)。

なぜ調布から?と聞かれても返答できない。
サーファーや釣り人に温かい調布。
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ヒコーキの飛んだり降りたりが見られるという、知る人ぞ知るプロペラカフェに行ってみる。

小雨降りそぼる中、もう夕暮れ間近。
カフェ閉店18:30にまだ間に合う。
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調布飛行場は、どう贔屓目にみても最寄駅がなく、どこからも遠い。
拙宅の吉祥寺駅徒歩35分も真っ青だけど。

基本はクルマ。
公共交通機関だとどこかの駅より各自バスに乗ってがんばっていただきたい。
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ターミナルでプロペラカフェはどこかと尋ねると、ここじゃない、ぐるっと回って管制塔の向こうの建物だと。
歩いたらそれなり。

このあたりはJAXAや航空写真会社や飛行機整備会社など、空関係の建物が多い。
先にある国立天文台も空関係だし。
遠くに味スタが見えた。
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さっきもここを通る。
曲がる手前に門扉があり「関係者以外立入禁止」とあったからスルーした。
警備員まで立っていたので入りませんでした。

当然ですね。

でも合っている。
ここです。
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カフェに入りたい関係の者、ということでいいんですね。
welcomeなのかそうじゃないのかが微妙に不明。

セスナがぎょうさんとまっている。
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どこもかしこも立入禁止by都知事。
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おお。
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ここから先も進入禁止。
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禁止されると立ち入りたくなるのが人情だが、はるか遠方すぎて立ちすくむ。
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建物の上階がカフェかと思いきや、まさかの1階にあり。

混んでるってこと?
ほんと?ここで?
この伺いにくさで?
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白を基調のさっぱりと広いスペースに、そこまで混まず、お客さんはちらほらで、格納庫にセスナが(ついでにポルシェとロールスロイスも)あった。
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珈琲はもちろんロコモコやバーガーなど食事メニューもある。
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いちおうここまで来たことだし。
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飛行機というか、プロペラ機はいつ飛ぶのかな、とポテトをつまみながら外を眺める。
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待てど暮らせど、うんともすんとも。

そうか、ここは離発着本数が少ない空港だよね。
成田や羽田じゃあるまいし。
タイムテーブルを見て納得。
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ただいま17時。
15時台をラストに、飛びまへんな。
民間セスナはタイミングで飛ぶかもしれないけど。

てきとーな行動をしてしまったものだ。
空いているはずだ。

飛ぶヒコーキを見ずにポテトつまんで帰る。

以前何度か利用したことがあるKJSさんに「ほんとにこの小さいセスナで新島に行ったの?」と尋ねると「そう」だとのこと。
3-4人しか乗れないように見えるが、15人は乗ったと言う。
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だだっぴろい風景で遠近感がバカになっていた。
15人位乗れるね、サーフボードも積めるね。
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帰り道。

この幼稚園の名前。
小学校低学年で書けそうな漢字ばかり。
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ただの漢字の羅列、漢字ドリル風。
1文字入れ違ってもわからなそうな。

ちょっとおもしろいと思ったの、自分だけか。
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by kerokikaku | 2016-06-19 22:03 | 情報として | Comments(0)
2016年 06月 15日
ルリックさらに
そういえば、単純なシマシマ織りの布はあまり知らない。
いくらでもありそうなのに。

この中に古いルリックはあるのだろうかと探してみた。
シンプルな縞布はあるのか。
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そもそも染め布に興味があるので、手持ちもインド・インドネシアに偏った本ばかり。

日本の唐桟の裂帖があれば一発だが、うちにはない。
結城や越後の着物にも縞が多いが、それもない。

ここにある本は更紗とイカットばかり。
単純なシマ布があるとも思えないが、いちおう探す。

イカット(絣)や紋様織など、高度な技術の縞織物はアジアそこかしこで織られてきた。
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文様の合間にちょろりとシマはある。
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おっと、インドのターバンは染めでした。
いまや再現不可能なおとろちく高度な染め。
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格子も含めると収拾がつかない。
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インド製、絹綿交織の縞繻子織り、キャピタン。
まさにシンプルな縞織物。
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シンプルではない、複雑なシマ。
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こちら羨望の反則技。
インドの縦横絣パトラ、端っこの間道部分で帯ですか。
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表紙に「特集 縞・格子」とあり、期待の一冊発見。
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これですね。
シンプルなシマ代表といえば、バリ島で織られたバリ縞。
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たいへんよろしい。
うちのどっかにあったような、買いたかったのに高すぎて買えなかったことの夢だったか。
やっぱ夢か。
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インドの縞、キャピタンと間道は江戸に渡来し珍重された。
されるでしょうとも。
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染めのシマはよろけよろけがタマランチ。
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いいですね丹波布。
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南米の素朴なシマの糸は太め。
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パラパラとページをめくると、自然布特集があり、シナ布のところ。
左下に見覚えのあるリバーマウス。
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わたくしは今、世紀の大発見をしましたか?
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禁断の、いまだ誰にも見せたことのない、自作裂帖の箱を開ける。
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シマだけのシンプル布、はなかった。
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芭蕉布の一部にシマだけ布が有り。
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単純シマのルリックはないのかと諦めかける。
すると古い洋書にあったトラジャ女性の織り姿が目にはいる。

バリ縞以外でシマだけ布って見たことないけどなあ。
しかもトラジャ(スラウェシ島)だし、ジャワ島じゃないし。
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あらら、ルリック(Lurik)。
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バリ産やスラカルタ(ジャワ島)産のルリック。
左のバリのは横縞。
でもルリック画像はこの2枚だけ。
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言葉は、時と共に拡散し、淘汰され定着していく。
更紗の定義もそう。

ルリックは元々ジョグジャカルタ特産の綿の縞織物だったのだろう。
それがインドネシア各地に言葉が広がり、後付けでシマシマのことをルリックと呼ぶようになったのかもしれない。

ルリックについて、もうひといき探索が必要。
定義もあれですけど、新しいルリックにはない、バリ縞に匹敵のちょいとよさげなワビサビルリックを見つけたい。
ゲットという意味で。


おまけ。

リバーマウスの型染縞。
なかなかごっつい、がっちり太縞。
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これをタテヨコに重ねて染めて、格子。
当案件の織物でもシマでもございませんでした。
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おまけのおまけ。

本のすき間から出てきた古裂。
仕舞い忘れてちょいと入れっぱなしにしていたらしい。
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何年後かに「わあ、ラッキー!」と喜ぶために、また本にはさみ直しておく。
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by kerokikaku | 2016-06-15 14:08 | インドネシア | Comments(0)
2016年 06月 14日
ルリック
インドネシア・ジャワ島ジョグジャカルタ出身のイ語のセンセイが
「ルリックって布、知ってる?」と尋ねてきた。

ジョグジャに来ることがあったら、近所のルリック工房を案内したいという。
わたしが布に興味があることを知ってのお誘い。

はて、ルリックとは何か。

素材は、模様は、用途は。
いまも作られているのか。
そもそもステキなのか。

そして何故わたしはルリックの存在を知らないのか。

インドネシアの伝統布はひと舐めしてきたつもりだったのに。
ノーマークの布。
名称も初耳。

ジョグジャカルタと言えば、泣く子も黙るジャワ更紗のご当地。

更紗の定義は諸説あるので言葉を濁すが、模様柄が染められた布のこと。
織りでなく染め。
ジャワと言えばロウケツ染めのジャワ更紗しか気にしていなかった。

聞けばルリックは「シマシマ」の「織り」だという。
なので更紗ではない。

あなたの管で検索すると、ルリック工房がいくつか出てきた。
ここから先の画像はあちゃこちゃより敬意を持って無断借用。

ルリックとは、平織(だと思う)の縞柄(ときどき絣や文様もはいる)の手織の布。
長さは腰巻サイズからロールになったものまでさまざま。

ジョグジャ界隈特産の伝統の綿100%の織物とある。
8-9世紀のマタラム王国時代から作られているらしい。
ジャワ人男性の民族衣裳の上着など服地に使われてきた。
(いまのところナナメ読みにて詳細はいずれ)
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糸も紡いでいる。
でもワタから紡いでいるのではなさそう。
この紡ぎはどういうことかのリテラシーに欠けることと、ナナメ聞きで紡ぎのくだりが聞き取れない。
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糸染めはもちろんケミカル。
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なんと手織がルリックの条件だった。
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織りはおばちゃん。
95%を越える織り職人が「40歳すぎの年寄」だという聞き捨てならぬナレーションが入っていた。
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縞に関しては細かく意味があり、宗教的祈願があるとか。
バッグや小物にも使われているが、基本は服地。
そしてお約束の、どうしても残念な仕上がり。
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肝入りエスニックファッションショーでは扱いがちょっとかわいくなってた。
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この布、ルリック、みたことあるなあ。
川越唐桟のような伊勢木綿のような、けっこうしっかりした生地の気がする。

シマシマって永遠だ。
だが一歩間違うと危ないモチーフでもある。
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いままで更紗にしか目がいっていなかった。
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ピンキリでシマは色々あったけれど、こんなシマならほしい。
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やっぱどっかで見たぞ。
しかも手触りも覚えている。

と、ハテナだったが、思い出した。

前の職場でのお客様用スリッパがルリック布だった。
画像はどこかからお借りしましたが、これの色違いだ。
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そう。
まさにこの 茶色いシマのスリッパだった。
なかなか良かったけど、上品すぎてわたしの大足には入らなかった。
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ルリックがいいのか何なのか、もひとつ検証が足りない。

ありがちな縞と言えばありがち。
しかし多いなポテンシャルを感じる。

何かに使えるかね。
座布団やブックカバー以外で有効な何か。
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by kerokikaku | 2016-06-14 20:26 | インドネシア | Comments(0)
2016年 06月 12日
ナスフェス
ナスフェス2016がはじまった。

そのくせナス撮りそこね、こちらはぬか漬けサラダ。
もう一度言います、これは、ぬか漬けサラダ。
間違いではなく。

コースターは言わずと知れたうふふ。
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8月になるとサンマーソニックがはじまるらしい。

チケットはお早めに。
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by kerokikaku | 2016-06-12 21:59 | ものすごくその他 | Comments(0)