2017年 04月 11日
スプリング
いい意味とか、そのままの意味で、期待を裏切り続けることに終始し、開き直る2017年春。

はよGW過ぎんかな。
はよ花粉飛ばん平和がこんかな。

自己ルールは18時解禁が、延びた日差しのどさくさで17時解禁になり、あれれと気づかないふりで16時半解禁。
うちの水道蛇口と連結させたい、麦とホップ。

さて、毎年必ず勃発する、スプリングコート問題について。
お悩みですよね。

スプリングコートが着られる日は、実際ありますか。
冬の寒さ&初夏の陽気の端境期に、うまく活用できますか。

当方調べによると、スプリングコート活用日は年にほんの数日かと思われますが、どうですか。
それはそれですてきなこと。
但し、こんだけひきこもっていると、天文学的確率でしか活用できない。

春は無理だったので秋、と思えど、秋には寒々しく感じ、ふたたびモスノー、という一連の動作。
わざわざ誂えた水色チェックの綿コートを、もう10年、出しては仕舞っている。

灯油がなくなった。
追加購入すべきか、我慢すべきか。

ああ、さぶ。

さて、冬の公設市場にて。
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なにをご自由に、か。
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こういう気づかいはすてきですね。





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# by kerokikaku | 2017-04-11 21:37 | ものすごくその他 | Comments(0)
2017年 04月 10日
李婦人
その時期ごと、その度にたずさわる方々から
「自分は世の中を知らない。なのでけろだけが社会の窓口。だから色々教えろ」と脅されることに、ぞっとする。

勘違いです、と何度否定してもきかない。
もう3日以上外に出ず、郵便受けさえ見ていないレベルの社会の窓口でよろしいのか。

期待してやまないらしい。
なんでそんなかね。

好きにすればいいが、何かあればわたしのせいにされる。
理不尽。

李婦人ばかりの世間を憂いてやまないが、いま入学シーズンなんですね。

妹の長男の青空くんは、知らぬ間にケッコンしてしまい、もはや枠外。
次男の大地くんの時代がやってきた。
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子どもみたいな、子どもだけど、こんなことばっかりしている。

誕生日にあげた1000ピースのジグソーパズルが、思いのほか時間がかかっているらしい。
3日で仕上げた300ピースの時は、すぐに歓喜の電話があったのに。

飽きたんだな。
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もう中学生、って。
なんかそんな名前のひと、いたよね。

李婦人に教えてやろう。



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# by kerokikaku | 2017-04-10 20:53 | ものすごくその他 | Comments(0)
2017年 04月 08日
4月中旬のインフォルマシ
おまえさんは真っ白な灰になったのかい。

リバマロスなのかい。

等々。

当方、元気に花粉症です。
雨なのに、屋内にいるのに、ひどい有様です。

満を持して、薬を頂戴しに遠路外出したら、お医者が長期休診だとか、そんな感じ。
門前、ひとり途方に暮れ、泣けた。

例のリバマの御大よりホットラインがあった。

我がケイタイ番号を、御大ケイタイの短縮ダイヤルに勝手に入れておいたのは、いいことですかね。
どうなのかな。

「藍が建ってきた」って。
「来週くらいになれば、なんとか染められるかも」だって。

わたしは今、どんな立場にいるのだろう。
いつだってグラグラで不安定な立ち位置。

鼻セレブ片手に遠路川口へ、安否と藍確認に行くべかなあと。
もう片手には麦とホップ。
もしくは、リバマの型付け糊用の冷蔵庫に冷やしてあるサッポロ大瓶。

このところのリバマ案件により、ぶん投げられていた、けろ企画的諸案件を、ひとつずつ潰していく日々。

いや、丁寧に誠意をもって、ひとつずつご対応させていただいております。

4月って、いっぱい、展示があるんだね。
3月からだったり4月下旬インフォ枠だったりだけど、ま、いいよね。

詳細はサイトをご確認の上、うんぬん。でんでん。

日時は順不同。

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musuburi 1週間の生地屋さん vol.9
2017/4/14(金)-19(水):ギャラリーCONTEXT-S(阿佐ヶ谷)

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竹炭染め。
かすれたようなさびれた風合いで、musuburi内でだんとつ好きな生地。

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MARU 個展
毎日の絵 at CHUM APARTMENT
2017/3/20(月祝)-4/16(日):CHUM APARTMENT(目黒)

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だってさ、DM届いたの、4月になってからだったんでね。

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初夏のお支度
「卯月の手仕事」展
2017/4/14(金)-30(日):
itonosaki(外苑前)
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七緒vol.49、itonosakiさん、めっちゃ載ってます。
青梅縞、サントメ、めっちゃいい。

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吉川千香子 陶展 -blossoming-
2017/4/6(木)-15(土):
アートスペース繭(京橋)
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以前、常滑SABAIにお邪魔した時。
「夜、近所のお宅でごはん食べる」というので、のこのこついていったら、吉川さんの作品がたくさんある焼き物工房で、お宅内も気になるしつらえ満載で、へえー、なんてのんきにお呼ばれしていたら、吉川さんご本人宅でのけぞった。

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奥田早織「One to one」
2017/4/22(土)-5/7(日):
ギャラリー エム・ツウ(高知)
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あれはひと月も前のことなんですか。
名古屋月日荘での田中昭夫&若い衆コラボ展。

メインは御大こと田中昭夫だが、わたしの中での裏メインは早織ちゃんだった。
発言・動向という意味で。
ぶったまげた、おもしろすぎて。

そして早織パンツのうち1本は、わたしの手に渡り、たいそう似合ってたいそうお気に入り。
たいしたもんだ。

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スソアキコ 夏の帽子展
『地殻動』
2017/4/11(火)-18(火):
DEE'S HALL(表参道)
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わたしの後ろ姿かと思った。

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ー上質な手仕事をもっと身近にー
みどりのクラフト 2017
2017/4/15(土)16(日):
埼玉県狭山市狭山稲荷山公園
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晴れるといいね。
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あ。
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Démaé jewellery
2017/4/12(水)-16(日):杉並海の家(代田橋)

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9月から香奈ちゃんはベルギーへ。
世界的な動きがはじまる。

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小原聖子 個展/piece by piece
2017/4/22(土)-29(土):
間・kosumi(落合・東中野)
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「久しぶりに聖地に戻ってまいります」とあった。
聖地、kosumi、聖子ちゃん、ゆでたまご。

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THE
ENTRANCE
RUGS
2017/4/5(土)-30(日):
MUNI CARPETS(外苑前)
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うちにも一枚、くださいな。

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鎌田奈穂・亀田大介 展
2017/4/14(金)-18(火):
R(西麻布)
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# by kerokikaku | 2017-04-08 19:45 | 毎月のインフォルマシ | Comments(1)
2017年 04月 03日
しんぼうたまらん
はて。

通常、なにを投稿していたのか。
なんだったっけ、このブログ。

何食べたとか、どこ行ったとか、もともと、そうでもなかったし。

おじいさん情報がなくなると、なにをなにしていいのやら。

全国一千万のご期待に、まったく沿えない感じとか。

どーよ。

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うっかり皇居界隈に来てしまい、地上に出るとヤイノヤイノの大騒ぎ。
何かと思えば、とうぜん桜。

海外の方へは「すみませんねえ、あと数日でしたねえ」と、心で思う。

むかし沖縄に行った時「すみませんねえ、あんまり暑くなくて」と。
出会った現地の方々みんなから申し訳なさそうに言われたことを思い出す。

行ったの1月だったんで。
べつに大丈夫でしたけど。

また行きたいな。
気味の悪いビジュアルの魚の美味しかったこと。

おいらに言わせちゃうと、桜ってのは、満開よりも、辛抱たまらず幹からはみ出て咲いちゃう感じを、おすすめしたい。
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はいはい、春ね。
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わかってるって。

けっこう、焦ってるって。








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# by kerokikaku | 2017-04-03 20:16 | ものすごくその他 | Comments(0)
2017年 03月 30日
4月上旬のインフォルマシ
あちらで持ち上げられ、こちらで蹴倒され。

ああ無情、日々不穏な鼻水の日々は流れゆく。

平和な外出の日は来るのか。

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SEEP 展示受注会
料理人のワードローブ
2017/3/28(火)-4/3(月):カモシカ(上北沢・桜上水)

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作業着にはひとこともふたこともある当方の部屋着は、整備工の作業ツナギ・北国用防寒バージョン。
その下にPUENTEアルパカをいやっちゅうほど着こむ。
時に、そのまま電車にも乗る。

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インドネシアの古布
2017/3/31(金)-4/9(日):
日日(京都)
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妄想が膨らみすぎて、ずるい。

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kocari spring 2017
2017/3/31(金)-4/4(火):ギャラリーみずのそら(西荻窪)

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恒例kocariの春展、はじめてのみずのそら。
Timokeの旅食堂もやってきます。

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アジアの風を感じる布
Reisiaの帯とPonnnaletの着物
2017/3/31(金)-4/2(日):
PONNALET葉山の家(逗子)
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春らしい黄色、おちついた格子。
東南アジア出身のエキゾチックさ控えめ、ハイブリッドな和。

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白の刺し子 カンタ -ベンガルでの出会い
2017/4/6(木)-7/15(土)会期中木金土開館:
岩立フォークテキスタイルミュージアム(自由が丘)
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岩立先生の文章に
…細かい針目がチクチクと全面を優しく覆い、見る度に喜びをもらう。中央の見事な蓮文、四隅の豪華なペイズリー、咲き乱れる生命の樹、小さな蝶や可愛いアヒル、カラフルな孔雀、颯爽とした馬、象、虎、猿、立派な魚、旗を翻す山車、異人たちとベンガルの人々。一つずつ確かめてください。生きているのが楽しくなります。
とある。

岩立ミュージアム本領発揮のカンタ展、必見です。

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まいにちエプロン④ エプロン商会
2017/4/7(金)-9(日):R(西麻布)
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3日間だけ、エプロン商会のまいにちエプロン④。
白くてタフなエプロン、しびれるね。

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森の展示室 2017
2017/4/8(土)9(日):京都府船井郡京丹波町坂原ショガキ5

山野草を見ながら、アート鑑賞。
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宮下香代 風 光
2017/4/8(土)-23(日):
Gallery SU(麻布台)
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月日荘展、御大コラボ「若い衆」のおひとり。
入口でゆれていたモビールは、宮下香代さん作でした。
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七緒の「和トセトラ」2017
2017/4/4(火)-10日(月):松屋銀座8Fイベントスクエア

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七緒サイト、TOP画像が我らが御大だったので、おっとっと、クリビツテンギョー。
お元気かしら。

我らが月日荘も、この松屋イベントに出展だ。
差し入れに、白湯でも持って出かけるとしよう。




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# by kerokikaku | 2017-03-30 21:24 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2017年 03月 24日
開けたら閉める、あの日の思い出
会期中の朝。
月日荘へ急ぐ足を止め、何度通いつめたかわからない、トップフルーツ八百文。

ピンクのスタッフジャンバーを、わたしも羽織りたかった。
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あまりに感動し、店内もジュースも撮れていない。
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なので、レポートとしてはアレですが、けろ企画的どストライクなタマランチ店。
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思いの丈が、90度回転して横にはみでてしまったところとか。
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月日荘ご近所MAP」アピールがうまくいかなかったことが、かえすがえす心残り。

勢いあまって500枚刷ったんだけどなあ。
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手打ちそば菊園や、菓匠花桔梗や、味噌煮込みまことや等々。
行かれた方からはイイネを頂戴したけれど。

渾身のご近所MAPは月日荘の玄関に、まだたっぷりございます。
4月の月日荘は変則OPENですので、ご確認の上お出かけ下さい。

MAP改訂時には、こちらも入れてもらおう。
店名からして、名店の予感がプンプン。
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日々の心のよりどころは、もっちり植栽だった。
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わっちゃかしていた初日。
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レジの列を気にしつつ、ご容赦願ってパチリ。

2015青山でお求めの、豪華科布と韓国手績麻ハギレを、クラッチと巾着に加工してお使いだった。
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わお、まさかの科布トート。
お見事な活用事例。

「コラボの若い衆」にスカウトすべきところが、一足遅かった。
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鳩車様は、御大&TGと偶然同じホテルにご宿泊。

鳩車だけあって、一旦お帰り後、踵を返して一日二度のご来場はあなただけでした。
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御大、タブラを叩いているのではありません。

よいこらしょっと立つ直前。
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トミーかばん&うす藍前掛けを、そのままお召しでお帰りのオシャレ番長。
関東からのお出かけでした。
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意味がありそで、なさそで、やっぱりありそな、奥深い背中2体。
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撮影はTG幕田くん。
奥には紅型工房くんや冝保氏ことギボッチ。

そんなこんなで、トップなジュースを朝飲んで、日が暮れた一週間。
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虹を写すのは難しい、と知った。
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うっかり長居をしたおかげで、展の翌日は甥っ子の卒業式に出席できた。

「たのしかった、修学旅行」「修学旅行」
「みんなで泊まった、林間学校」「林間学校」

おもしろすぎて前のめりだった、無関係者なオバのわたくし。
親が居眠りしていたのを見逃さなかった。
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開けたら閉める。
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2回も言われては。

閉めます閉めます。




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# by kerokikaku | 2017-03-24 12:41 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(5)
2017年 03月 22日
リバマバトンタッチ-2
あと一息、用務員作業が残っている。

今日でリバマ通いは一旦終わりにしたい。
太郎焼ロードともしばしのお別れ。
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田中紺屋に着くと、何かが目に入った。
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あちゃー。

捨てたフタ、取り戻してくれたんだな。

手前と奥の大甕のフタ。
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こうして見ると、美化したイメージと違い、ただの汚いフタだった。

スルーして作業に入ろう。
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藍は少しづつ建ってきていた。
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「紺定」の藍色になるまで、もうしばらくの辛抱だ。
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「寒明け蒅」を待つあいだに型付けした布の染めも、慌てることはない。
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数はいらないから、慎重に。

少し慌て気味だった御大に、何度も何度も言い聞かせてある。
本人もわかっている。

・・・・・・・・・・・・・・・

今後の田中紺屋の染めは帯地のみ。

これまでのように多くは染められない。
渾身の染めを、ひとつづつやっていく。

特約店・名古屋月日荘は着物まわりのギャラリー。
良品をきちんと丁寧にご案内して下さる。

このあとの田中御大に、これ以上ふさわしいお店もない。
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型付け済みの反物が、どんな染めになるのか、どんな帯になるのか。

TG一同は見守りに徹していく。
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たまにはリバマ訪問し、互いの安否確認もあるかもしれない。

TGは田中御大から「近所のトンカツ屋で永久ゴチ」権を獲得している。
権利は行使せねばならない。
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引退撤回もないまま、いまもむかしも正藍型染に首ったけ。

2014年の引退宣言の頃の、しょんぼり御大とは別人だ。

そんなこんなで、うっかりお元気になってしまった。

肌はツヤツヤぴかぴか。
こりゃ長生きするぜ。

82歳 正藍型染師 田中昭夫の次なる染め布を、みなで震えて待とう。
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「古いものが好きだっていうからさ」

ああ、わたしのことね。

「これ、持っていっていいよ」
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いっしょうけんめい、わたしのために探してくれたらしい。
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はあ。

川口名物、鋳物の干支ウシ。

古いモノだって。

オレはいらないけどって。

だから持ってってもいいよって。

ああ。

おやさしい。
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涙が出た。

おかしすぎて。

この期に及んで、分かり合えていない我々。

御大のチョイスじゃ話にならない。
わたしに選ばせてくれよ。

めったに利かない気を利かせて下さったご厚意に深く感謝しつつ「もうチョイスしてくれなくて結構」と、丁重にお伝えしておく。

・・・・・・・・・・・・・・・

こうして、大職人の正藍型染師 田中昭夫と
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同じく、黒幕こと型染作家 津田千枝子を
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アゴでこき使う、リバマでの日々は終了した。

やっちまったが、もう手遅れ。

さあ逃げろ。

・・・・・・・・・・・・・・・

月日荘へ、バトンタッチのハイタッチは、秒読み段階だ。

大きすぎる藍を、受け止めてくれるだろうか。
返品されないよう、慎重に遂行していきたい。

いろいろ落ち着き、何もかも忘れた5月連休明けにでも。
「トンカツ屋を貸し切って、御大のおごりで、TGみんなで盛大に一杯やろうね」

そう約束し、通いなれたリバマを後にする。

もごもごとした、空耳があったような、なかったような。

・・・・・・・・・・・・・・・

そんなわけで。

TG用務員ことけろ企画の手元に残ったモノ。


小汚いフタ2枚と
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むやみに重い鋳物のウシ1頭。
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どーよ。



・・・・・・・・・・・・・・・

追記:
さっき御大から別件で電話があった。
この期に及んで(再)わたしの名前を間違えており、もにょもにょごまかし、やはり覚えていなかった。
ま、どうでもいいけど。

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# by kerokikaku | 2017-03-22 12:30 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(8)
2017年 03月 21日
リバマバトンタッチ-1
怒涛の月日荘展終了の2日後。

返却便の片付けのため、リバーマウスこと川口へ降り立つ、TG用務員けろ企画とTG幕田くん。
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3月田中学校・名古屋編は、すごかったね。

ありがたかったよね。
みなさまのおかげだよね。
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まさか御大、染めを始めていないだろうか。

なんたって2015年青山展、翌日の前科がある。
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なにもなかった。
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杞憂にホッと胸をなでおろす。

紅白梅がかわゆすだった。
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ふと見ると、
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あの、ぶった切り桜は満開だった。
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こんちはー、お邪魔しまーす。
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返事はなく、甕場の風景が違っていた。
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大甕のフタ、新調したんだな。

また豪儀にあつらえたんだな。
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わたしは以前の小汚いフタが好きだったのに。
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座敷に入ると、御大は絶賛開封中だった。
もちろん、あいさつはナシ。

「ちょ、ちょ、ちょっと」

誰か、御大を止めてくれ。

うちらが行くまで、ぜったい開けないで、って何度も念押ししたのに。

こっちにも段取りってものがある。
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「ちょっと待てーー!」
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だめだ。

御大スイッチが止められない。

なんでいつも、こうなのか。
黙々と開けつづける82歳のパッションが止まらない。

かばんを置く間も、挨拶をする間も、かつて一度も与えられなかった。

はいはい、やります、やりますってば。
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何かを手伝いたいらしい。

じっとしていられない。

じゃあ、やっていただきましょう。
そっちも片づけといて下さい。
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こんなに少なくなった。

みなさまのお手元に、きれいさっぱり渡っていった。
ありがたさでいっぱいだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

やることがなくなると、横でじっと仁王立ちの御大。
わたしは落ち着かない。

越後古代麻のはじっこをハサミできれいにしといてね、と頼むとおとなしくなった。
集中仕事は、得意なんでね。
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田中さんさあ、藍甕のフタ、替えたでしょ。

古いフタ、捨てたでしょ。

ああいうの、捨てないでよね。

藍と愛と汗と涙の骨董品なんだから、捨てないでよね。

だってさあ。

あの立派な五右衛門窯も捨てたよね。
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骨董品の脱水機も捨てたしねえ。
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わたし好みなんだから、古いの、なんでも、とっておいてよね。

ぜったい捨てないでよね。

注意喚起を促し、この日の作業を終えることにした。

・・・・・・・・・・・・・・・

「今夜は近所のトンカツ屋で、一杯ゴチになろうかな」

そう声をかけると「うん」とだけ発し、あっと言う間に戸締りをし、走るように飛び出していった。
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さっきまでのヨタヨタ歩きは、なんだったのか。

待って、ってば。

置いてけぼりのTG用務員であった。
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わたくしが言うことじゃないですが、だまっている御大の代弁をする。

「なんでも好きなモノ、好きなだけ、頼みなはれ」
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「うちら結構ヨレヨレですけど、田中さんさあ、名古屋出張で疲れませんでしたか?」

「べつにそうでもないなあ」

ええ。

そうでしょうとも、そうでしょうとも。
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半纏のウラ地用の「うす藍かわゆす」。
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ことし2017年の初染め、10数反。
藍が薄くなったので「いっそ、うす藍で」と、岡崎木綿に型付けしてもらった布。

月日荘で、カット反や半巾に生まれ変わったかわゆす染め。
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コマのようだが「大」の字の文様。
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こちらは「大」と「呂」。
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田中さんの半纏は、なんて字ですか?
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「キ」だな。
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でしょうねえ。

何かにキ印ですもんねえ。

・・・・・・・・・・・・・・・

また明日、続きをちょっとやるね。
これで月日荘にバトンタッチね。

田中紺屋の取扱いは、この後ぜーんぶ月日荘でね。

「うん」
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続きます。


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# by kerokikaku | 2017-03-21 12:55 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 17日
正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展、閉幕の言葉
当プロジェクトの黒幕こと型染作家 津田千枝子より、みなさまへご挨拶申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・

昨日、おかげさまで名古屋月日荘での「田中紺屋と若い衆」の会は、無事に終了致しました。

信じがたいほどたくさんのお客様が、遠いところからもいらして下さいました。
心から御礼申し上げます。

また、お求め頂いた布が皆様のお手元に渡って、最終の場を得たことを、とても嬉しく思っております。
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この会に至るまでのいきさつは、もうここで述べるまでもなく繰り返しは省きますが、まとまった形で「田中紺屋の仕事」をご覧いただけるのは、今度こそ最後になりました。

多くの方に見て頂けた事は、本当に嬉しく感謝申し上げます。


今回の展示で、特に私が思いを深くしたのは、若い作家の方たちと田中紺屋の布の関わりでした。

それぞれすでに布を扱う若いプロフェッショナルとして活躍されている方々に、紺定布をポンと渡して、あとは全くお任せ致しました。
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布の解釈、作品の出来栄えの良さはご覧頂いた通りですが、皆さん異口同音「この布の持つ力を感じた」とおっしゃいました。

田中紺屋の仕事が手ごたえとして伝わったな、と嬉しく感じたことでした。

一連のこの大騒動を通して私は「自分の思う本当のことする」という、作り手として当たり前の、そして大変重い意味を何度となく再確認させて頂いた気持ちです。

自分の苦労など当たり前の事として、出来上がったものにそれを重ねる事をしない。

田中紺屋の布を眺めるときの清々しい緊張感は、ここにあるのだと思っております。


月日荘の太田さん佐野さん、スタッフの裕香さん。
大騒ぎでしたが、無事に終えることができました。
ありがとう、お疲れ様でした。

そして、バトンタッチ。
これからもよろしくお願い申し上げます。
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そして、一緒にここまでやってきたTGの皆さんにも感謝しています。
私が最初に話を持ちかけなければ、こんな騒動に巻き込まれることもなかったのに、よくお付き合い下さいました。

また、ご自分のブログやSNSなどを通して、田中紺屋の仕事をご紹介下さった応援団の皆様、それに共感して応援の輪を広げて下さいました、おひとりおひとりに心からお礼申し上げます。

それから、平成の時代にこんなことをしている人間がいるということを、見事に活写してくれたけろブログに脱帽。

最後に。

本当のことをやるためだったら、何もかも置いて突っ走る82歳の、大馬鹿大職人に、乾杯。
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撮影:笹谷遼平(六字映画機構)


皆様本当に、ありがとうございました。

津田 千枝子

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
 
おかげ様をもちまして終了致しました。
みなさまほんとうにありがとうございました!
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# by kerokikaku | 2017-03-17 15:00 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 15日
あした3/16木、ラストデイ
3/10金朝、オールTG名古屋集結、会場15分前の御大登場、そして全国各地のお客さまのお迎え。
うれしい出会いと、どこでどう知ってかの多くのご来場に、月日荘一派みな感謝の涙で前が見えません。

事情が分かっているかが甚だ怪しいのは、リバマの御大ただひとり。

満員御礼の中、黙々と当日納品の冊子500部のサインをさせられていた。
皆様からあたたかいお声をかけられ、記念写真を撮られまくった2日間。

最後はお礼をもごもご言いながらの帰途。
今ごろは川口で藍の世話に忙しいはず。

いよいよ明日3/16木がラストデイとなりました。

なんで今になって、とおっしゃるなかれ。
これを言っちゃあおしまいな諸事情により、月日荘奥の院から数反の初出しがあります。

仕立てに関して少々テクニカルな反物につき、個々にご説明させて頂きます。
帯幅とか、そういった事情です。
残り福で絶対に間違いはありません。

数日でおいとま予定だったリバマ用務員ことわたくしけろ企画。
これも諸事情により最終日まで月日荘に居残り残業中です。

着たキリ雀はバレるまい、と構えておりましたが、今日までに3回お越しのお客さま4名、2回お越しは数えきれず。
ありがたすぎて涙をぬぐいながら、同じ服着て毎日しつらえ大変更。
泣いても笑ってもの、月日荘展最終日を迎えます。

あす17時の鐘が鳴るまで。

なのに月日荘の鐘は、ただいま設備点検中。
蛍の光を歌うのか、用務員。

トップフルーツ八百文も行ったかな。
今日もおいらはフルーティ。
名古屋市博物館の衣の展示は見もの。

今朝の鈴鹿山脈には虹がかかっていました。

リバマ御大の播磨藍、建ったころかなあ。

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# by kerokikaku | 2017-03-15 23:22 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 12日
正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展、スタート

2017/3/9 搬入


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TG先鋒隊、到着
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しつらえながらも、まだ値付けにいそしみ
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夜ふけ、ようようカタチに
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ハギレパックをつくり
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味噌煮込みでお茶を濁す
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2017/3/10 初日

まだ、やることたくさん
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やってもやっても
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終わらない、OPEN30分前
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いそげ、真鶴より布茶も参戦
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あと十数分でOPENの11時
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すると、取扱い要注意骨董品、到着の一報
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ふつうのおじいさんから「紺定」に変身したのは、5分前
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涙の出るほど、多くの、多くの、お客様に
全国津々浦々よりお集り頂き

とうとうはじまる
「正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展」
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みなさま、ほんとうに

ありがとう

ありがとう

ありがとう


リバマの中心から名古屋月日荘の中心にかけて

震えながら藍を叫んだの、聞こえただろうか
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田中さん、またやって下さいね

「うん」

って、空耳が
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念のため、田中昭夫とTG企画は最後
このあとは、すべて特約店・名古屋月日荘取扱いとなります

まとまってご紹介できるのは、年齢的にも諸事情的にも、これで最後
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と、全世界に再確認する余裕もなく、怒涛の初日が終了し

そのまま、サービス残業へ突入

当人がいちばんわかっていないけど、いまは説明しきれない
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TGは、田中ゲリラ部隊

ガールズだけじゃなく、ボーイズもいるんだぜ
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鬼のTGは、御大へさらなるミッションを与える
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あまりに”事件”が多すぎて、ご案内を控えていたマル秘案件

初日スタートの1時間後、すべりこみアウトに「小冊子」が納品された

だってさあ
作るって決めたの、2月末なんでね
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そして御大が月日荘に居るのは2日間だ

必死のパッチで直筆サインを入れておくよう、ご指示申し上げた

ハギレも貼らされ、しめて500冊
こういう集中仕事は、得意なんです
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ときどき自分の名前を書き間違えるとか
照明が暗くて書きづらいとか

果ては「お客さんがしゃべってくるから、なかなか進まない」とか

おーい

みなさん田中さんに会いたくて、話したくて、遠くから、わざわざ来てくださっているんですよ!
優先順位は何よりもお客様なんですよ!

ご承知のように、良くも悪くも一極集中タイプ

仕事は丁寧です

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勝手に想像するに、82年の生涯で1番か2番の最高の一日だったろう

藍が建った、染めが上手くいった、と同じか、それ以上
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夜ご飯のとき、割りばしマイクを向けたら
「ども、ありがとうございました」

たったそれだけ

割りばしマイク2回目も
「ども、ありがとうございました」

口下手にもほどがある

もごもごして、うまく言えない
言葉が出ない

つやっつやの赤ら顔に、みんな笑った
にこにことして、好々爺にみえた

違うんだけど、ま、いっか

嬉しすぎて、飲みすぎて
着の身着のまま、寝たらしい


紅型工房くんや冝保さんなんて、ずーっと一緒

沖縄より連日TGヘルプ、お買い上げ、そんなこんなで危うく飛行機乗り遅れ

慕われて、嬉しいよね
「うん」
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2017/3/11 2日目


金太郎
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日本の宝だ
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………………

御大は、愛する藍が待つ、リバマへ帰る時刻となった

タクシーがついてから大騒ぎでオタオタ着がえはじめ

「紺定」からふつうのおじいちゃんに戻り
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黒幕に世話を焼かれ
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骨董品返送の大役請負人、TG幕田くんのアテンドの元

藍談義で新幹線では寝ることもなく(逆にそれ以外の話はできない)
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無事リバーマウスこと川口へ戻った、と言う報告アリ
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そして月日荘の玄関先には

「紺定」のぬけがら
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御大は、藍の都合により会場にはおりませんが
3/16(木)までやっています

既にTGの鼻はバカになっていますが
まっすぐな藍バカ、田中紺屋の燻ったにおいは
月日荘に届いているはずです

※画像の一部はTG幕田くんが撮影しました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-12 23:50 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(9)
2017年 03月 09日
明日から、名古屋月日荘でラストショー
播磨藍の仕込みも、月日荘出荷も終わった翌日、黒幕のケイタイが鳴った。

御大ホットラインは、こちらの心臓をドキンとさせる。

「火壺に入れるおが屑がなくなった」SOSだった。
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藍あたため用のおが屑は、日に1袋以上消費する。
バカでかい4甕を仕込み中なので、思った以上に減りが早かった。

運転免許は返納、すぐ取りにはいかれない。
木工屋におが屑の確保と、軽トラ運搬の手配をせねば。

さらにその翌日のこと。

わたしのケイタイにも着信が何度もあった。
折り電するが出やしない。

″取扱注意骨董品名古屋運搬担当者″との打ち合わせに、その日リバマへ出向いていた黒幕より報告があった。

「藍がきた!って」

なんのことらや。
だって藍は届いているじゃない。

そうではない。
「藍がきた」とは藍の建つ兆しが見えた、ということ。
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藍が順調に建ってきた。

もちろん播磨藍。
仕込みから4日目。

建ちが良い。
嬉しくて嬉しくて、何度も電話したらしい。

約束の時間ぴったりに黒幕が着いた時は、すでに中石を打ってのべた後だった(中石の意味は各自検索されたし)

「遅いよ」
って、もうほんとうに、どの口が。

播磨藍が建つのはしごく朗報だが、すぐに震えが来た。
「今度こそ御大、名古屋に行かない、って言うだろうな…」

藍こそすべて。
こればっかりは治らない。

藍が心配で名古屋どころじゃないだろう。
代理でわたしが半纏股引の正装し、みなさまをお迎えしてもどうにもならない。

黒幕が続けた。

「藍は建てる時に30度近くまで加温する必要があるけど、温度が下がると発酵がゆっくりになるの。まだ止め石をするところではないから、名古屋の朝に様子を見て、翌日戻るまで藍に休んでてもらって、それからまた加温して調整すればいいよ、と言ったら納得した」とのこと。

そう。

おが屑がなくなったのがコレ幸い。

もしもおが屑があって、PHがどんどん下がってきたら、と考えるだに恐ろしい。
あの御大、名古屋行きは200%キャンセルしただろう。

しめた。
もう、行くしかない。

もともと、さっくり月日荘展が開催とは思っていなかった。
きっと何かある、と覚悟はしていた。

・・・・・・・・・・・・・・・

2015年5月「最後の頒布会」終了の翌日。

我が目を疑う、この光景からはじまってしまった。
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精練窯も新調しちゃって
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100反も精練して
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訪問の度に反物が増えて
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あるはずのないハギレが出てきて
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コラボを企画、こんどこそ最後の月日荘展を決めて
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染めすぎで藍が薄くなったので、無地や絞りも染めて
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型も彫り直して
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うす藍反も染めて
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寒明け蒅を、待って、待って、待ちくたびれて
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甕の中身を大入れ替えして
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届いた蒅がうまくいかなくて
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焦ってときどき叱られて
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大甕を掃除して
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急きょ分けてもらった播磨藍を仕込んで
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なにかしなきゃと
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お茶運びもして
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田中さん、もうほんとに最後ですよ。

「うん」
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どんな仕事にも苦労はつきもの。
でも田中昭夫の仕事は苦労ではない。

人の100倍大変なことになっても、好きで、楽しんで、これしかなくてやっている。
これがやりたくてしょうがない。

苦労なんて野暮な混じり気は一切なし。
先入観なく、まっすぐに田中昭夫の染め布をご覧下さい。
まっすぐに応えてくれる、邪気のまったくない、潔く、清々しい染め布です。

藍こそすべて。

自分のやりたい、ほんとうのことをする。
他のことはどうだっていい。
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3/10(金)の朝、無事に名古屋月日荘へあらわれるまで、気は抜けない。

震えて待つのは、いよいよこちらの番だ。

ぜんぜん好々爺じゃない。
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田中昭夫の染め布、ラストショー。
若い衆とのコラボ展、明日から名古屋月日荘にて。

ついでにTGも勢ぞろい。
こちらもラストです。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-09 12:05 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 08日
3月中旬のインフォルマシ
まぶしい日差しに浮かれ、図に乗って洗濯機をフル回転する。
部屋が物干しで埋まるが、外に干せない。
3月は春なのか、冬の終わりか。

ほんの一瞬、ごまかす気分で外に出る。
花粉スイッチが入り、ティシュを忘れたことを後悔するが、もう遅い。
夏はまだか。

気づくと、ゴミ箱に服を入れていたり、コーヒー置き場に醤油があったり。

いろいろおかしなことになってきた。
春かもしれん。

・・・・・・・・・・・・・・・

Bloom
2017//3/1(水)-10(金):
Ribaco Collection(西新橋)

リバココレクション期間限定ショップのお知らせです。
ミモザの季節がやって来ます。花言葉の様なエレガントな春のアイテムを集めました。リネン&デコールの新作リネンやバスケット、carnetのバッグ、トルコの手編みのアクセサリー、chez tomoのブラウス、tullaのストール、ミモザのリース作りのワークショップetc。

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暮らしの造形展 Ⅶ
岩谷雪子◇箒とオブジェ 
冨沢恭子◇かばんと布偶
2017/3/4(土)-20(月祝):ギャルリももぐさ(多治見)
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JR中央線、多治見から名古屋、名古屋から多治見。

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40th 2017 3.6
mon sakata
2017/3/6(月)-11(土):「studio」古道具坂田 隣(目白)
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秋野ちひろ New Window
2017/3/11(土)-26(日):Gallery SU(麻布台)
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ちこたん、がんば。
けろたんもがんば。

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戸塚みき展 -源流へー
2017/3/16(木)-28(火):FRAME+GALLERY 37°(名古屋)
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月日荘展、最終日16日(木)にお出かけの方は、Wで藍。

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坂村岳志 花の会
2017/3/18(土)19(日):東京国立博物館内茶室(上野)
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さかむらくまもんがやってくる。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-08 15:10 | 毎月のインフォルマシ | Comments(0)
2017年 03月 07日
TOMMYのばかん
泥まみれのスライディングセーフ、前々夜。

お冨さんより、画像が届いた。

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やれやれ。
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まったくもう。

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心配して損した。

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抜け目のない、あきれた上等仕事だ。
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こんにゃろうめ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-07 21:35 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 07日
若い衆とのコラボ品-2
金工作家:小原聖子

さいしょに届いたのはモビール。
真鍮+白漆&御大ハギレ。
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その後、聖子ちゃんのインスタにUPされたのがこちら。

思いがけないアプローチに、TG一同わぁっとなった。
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納品されて、もっと驚いたのは、クオリティとクオンティティ。

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ぜんぶ違った。
ぜんぶかわいかった。
そして、個々のボリュームもあった。

あまりのステキさで、聖子ちゃんがここにいたら、抱きしめたい。
丸めてあるものは、首にかけると長い1本。
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奇跡のコラボで幸せだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

服飾作家:クチル・ポホン 井上アコ

ちいさなハギレならアコちゃんが有効活用してくれるはず。
これらを渡してみた。
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味噌煮込みをすすりながら名古屋で見せてくれたサンプルがこれ。

化粧ポーチとして長物がギリギリ入る、あるようでないサイズ。
置くまで手の入るミラクルなデザインだ。
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そして最終納品分がこちら。

裏地づかいがにくい。
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これで全部につき、TGには先取り禁止令発布済み。

たまらないね。
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紙造形:宮下香代

紙・鉄・柿渋・墨などで造形物を想像する宮下さん。
最初に提案して頂いたモビールがこちら。
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その後、小箱も追加して下さった。
紙と布の密な出会い。

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製本家:都筑晶絵

ちいさなハギレを掌におさめられる、静かで美しい紙仕事をしてくれた。
名刺入れと蛇腹ノート。
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・・・・・・・・・・・・・・・

月日荘オリジナル

きものまわりのコラボは、月日荘オリジナルとして出展。
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名古屋帯や半巾帯、ラオス谷さんの絹と合わせた数寄屋袋など。
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みんな大好き「寿」柄は掛け軸になりました。
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救出した我々は、えらかった。
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広幅水玉×うす藍かわゆす、も帯になっていた。
続々と新作が仕上がっています。
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ぜひ月日荘のインスタグラムからご覧下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・

TGオリジナル

うす藍岡崎木綿。
巾はそのままに紐をつけて前掛けになった。
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柄と無地のはざま、そのまま使用の前掛け。
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クッションも生地巾を有効に作った。
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三つ編み絞り紐もつなぎ合わせてクッションに。
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ハギレやカット反はこうするといいですよ、という販促活動の一環だ。
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カディコットン、ゆらぎ麻葉の空色。
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端を縫い止め、大風呂敷になった。
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・・・・・・・・・・・・・・・

若い衆、みんな、ありがとう。

おかげでハギレは生きた。
新鮮なアイデアと解釈と手業で、こうも生まれ変わってほんとうにうれしいです。

月日荘展で、みなさまお手にとってご覧下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・

ひとつ、知ってほしいこと。

正藍型染師 田中昭夫82歳。
自分の型染布を、我々があれこれすることに、寛大だ。

ヘンだとか、文句とか、一切ない。
かなりポジティブに理解し、受け止めてくれる。

柿渋をかけられたり、裏づかいされたり、首飾りやかばんになったりに、むしろ興味がある。
ぐるぐるさわって眺めている。
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だからコラボが企画出来た。

もう少し若かったら、別のコラボが出来たかも。
いや、年を取って丸くなったことで、コラボを許してくれたのかも。
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いずれにせよ、間違いなく、ラストコラボ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-07 16:28 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 07日
若い衆とのコラボ品-1
柿渋染め作家:冨沢恭子

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ヒダヒダ縫いがポイントの「小籠包かばん」。
御大×TOMMYの贅沢なショーロンポー。
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発掘された、途中やりの「鳶の親方半纏」が元生地。

この松煙染ハギレに冨沢柿渋がかかった。

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冨沢さんは、ギャルリ百草展と会期がかぶるため、いまもって鋭意制作中の状況。

預けた田中染布はこちら。
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生地は仕込み済、と連絡があった。
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科布にはチクチクを入れ、柿渋。
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問答無用の特別待遇。
ほかの若い衆には他言無用。
スライディングセーフの前日納品とはこれいかに。

かたずを飲んで震えて待つ。

※3/7現在の仕上がり状況はこちら⇒
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・・・・・・・・・・・・・・・

洋服:
MITTAN

ざらりとした触感が涼しげな、広幅カディコットン。
ゆらぎ麻葉の型染ワンピースは、2枚重ねでも単体でも着られる。
内側は藍無地の麻。
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岡崎木綿広幅に空色の紗綾形。
内側はクレープ木綿晒。
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いつものMITTAN商品よりハンドルが長く、肩にも掛けられる特別仕様のバッグ。
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”型染”師の”絞り染”、岡崎木綿で。
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のれん用に作った帆布に藍×渋木。
「巴」は片面に。
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裏地は、絞りBAGも同じくMITTANの藍のペルーコットン。
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袴風パンツの菱花柄は、この布のみに使用の型紙。
あまりにも贅沢。
可能な限り柄が途切れないよう調整してあった。

上質の薄手カディコットン広幅に、花芯は藍取り、すっきりした濃藍で。

袴のようにポケットは付いていないが、しっかりと御大の布を感じていただける、とのこと。
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MITTANのインスタグラムでもご覧頂けます。

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洋服:奥田早織

数十年前に古民芸もりたで求めた江戸期の蚊帳の藍無地を、早織ちゃんへパス。
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すると貫頭衣のような、早織解釈の3枚が届いた。
肩が蚊帳、下はそれぞれ早織セレクト麻。

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中央のちいさなパーツは小原聖子の真鍮+白漆。
コラボ&コラボのTOPS。
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デニムのヒモパンツ。
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裾のみ正藍無地木綿。
ここまでムラなく濃く染めることの凄さ。

ウエストゴムパンツ。
まえうしろ、履き間違えOKな仕様。
薄藍かわゆすの裾と、広幅木綿の貴重なBIGチェック。
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チェックパンツの後ろ面、無地は2種類。

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TG布茶もレポートしてくれました。
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奥田早織さんのインスタグラムでもご覧頂けます。

・・・・・・・・・・・・・・・

洋服:加藤希久代

好天のいまがチャンスと、すべてに洗いをかけてみた。
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干しながら、気分が上がってしょうがない。
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白梅をバックに、梅ちゃんシリーズ。
両端は岡崎木綿、真ん中はインドカディコットン。

たまらない。
わたしはこの3点セットが欲しい。
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2017年の初染め、薄藍かわゆす
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カディコットン&手紡茶綿、たっぷり贅沢なギャザーブラウス。
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パンツのストライプは左右それぞれ。
岡崎木綿の貴重な広幅を使いました。
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正藍無地との悩ましいリバーシブル。
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ハギレパーツをパッチワークしたラップスカート。
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もしかして
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両面いける。
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なんの衒いもなくみえるストライプ。
だからこそ、素材と染めがモノを言う。
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広幅に太い縞、藍取り濃淡、そしてこの生地。
春を飛ばして初夏の風が吹いた。

この手の上質なカディコットンは、いま手に入るのかどうか。
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続きます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-07 14:04 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 06日
七緒vol.49と月日荘ご近所MAP
そろそろみなさまの目の裏まで藍色になった頃だろう。
足の裏まで、どうかもう一声お付き合い下さい。


明日3/7は雑誌「七緒vol.49」発売日。
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P98-P103に「田中昭夫の藍仕事」が載っています。
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文は工芸ライター田中敦子(肩書がTG、笑)。

TGとの物語というより、田中紺屋の物語として、冷静に熱く書かれています。
御大の歩んできた、まっすぐな藍の道が垣間見れます。

あの日、カメラマンの撮ったポートレートが秀逸。
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七緒vol.49で、御大の表情をご確認下さい。
何とも言えない、いい顔です。

月日荘展にお越しの方も、来られない方もご一読を。
ちなみに限られた冊数ですが会場でも販売します。

そして。

行き帰りにごはんかお茶がしたい。
名古屋がはじめてでよくわからない。

そんなあなたのためだけに「月日荘ご近所MAP」を作りました。
作成は月日荘妹さん。
会場にてお持ち帰りください。
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来る前にどっか行きたい方へ。
これで見られます?
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未訪ながら「8.トップフルーツ八百文」のフルーツモーニングは、絶対のゼッタイ美味しい予感。
フルーツランチもあるって、どゆこと。

初にゃごやのみなさまには「3.山本屋本店」「17.まことや(金曜休)」で味噌煮込みうどんをおすすめします。
「すみませーん、半生で煮えてないみたいなんですけどー」って言わないように。

和菓子とカフェ「10.菓匠 花桔梗」は月日荘帰りに丁度よろしいかと。

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明日は「若い衆とのコラボ-1」と「-2」を一気にUPします。

これがまた、いいんだなあ。

震えるぜ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-06 22:57 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(4)
2017年 03月 06日
若い衆とのコラボ品ー序
2016年5月、奥の院より発掘

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-06 18:49 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 05日
リバマ事件簿ー了
田中紺屋の不測事態を見かねた黒幕は、播磨藍の村井さんとその知人の方から、急きょ蒅を分けてもらうことにした。
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「その人たち、誰だかわからないんだよなあ」
「ここに来たことあるっていうんだけどなあ」

村井さんも日々の推移を心配してくれていた。
自分の知らないところで、色んな方が気にしてくれている。

「オレは運がいい」
ボソっとつぶやいた。
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外に、素晴らしい色味のタオルが干してあった。

「甕に水を張る前にさ、中をきれいに拭き上げたんだ」
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この意味わかりますか?

朝早く起きて、藍が到着する前にひとりで再度さかさハシゴを立て、甕に入り、バスタオルで中を拭いたってこと。

ご厚意で分けて頂いたありがたい蒅を入れるのだ。
丁寧に、だいじに、仕込みたい。

ちなみに例の寒明け蒅は、20日経って青が出て来た。
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試し染め。
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少し青になりましたね。
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「まあそうかな」

「こんなもんじゃないんだけどな」
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お待ちかね。

播磨藍を受け取った黒幕のクルマがやってきた。
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蒅がすぐ沈むように、あえて乾いた一昨年の蒅を用意してくれていたとのこと。
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出来立てだった寒明け蒅とは、ずいぶん違い
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からりとして、タネもカラも混入していない。
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いよいよ田中紺屋の藍甕に「播磨藍」が入る。
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1俵の半分量を、大谷焼甕1ツに仕込む。
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フスマと石灰を投入。

辛くしないよう、注意深く。
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こんどこそ慎重に。

きちんと建つまで、「紺定」色のパキッとした濃い藍になるまで、待つ。
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ようやっと、田中紺屋の気が晴れた。
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ラストスパートに準備した、型付け済みの反物群。

これらは、藍がしっかり建ってから、ぼちぼちと染めていけばいい。
慌てた仕事はしない。
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さて。

我々TGが関わって「田中昭夫の染め布展」を行うのは、この月日荘展でほんとうに最後です。
まとまってご紹介できるのは終わり。

さいご、さいご、でTGは最後です。

ただし、この様子じゃ、田中御大はまだ染め続けます。
誰にも止められない。
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では、3月以降、徐々に染まった反物はどうなるのか。

どこで入手できるのか。

TGが、またどっかで「最後」展をやるのか。

「否。」

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この先はすべて名古屋月日荘取扱いとなります。

それだけは、決定しています。

・・・・・・・・・・・・・・・

すでに3/10からの月日荘展分のパッキングは終わりました。
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力強くも愛らしい岡崎木綿の帯地。
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弁柄も入りました。
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月日荘好みのリクエストに応じた花柄、岡崎木綿帯地。
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やわらかく染まったカタバミやベニバナも。
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例の古い韓国手績手織麻の帯地は、あるだけ御免。

再度申し上げますが、生地がもう手に入りません。
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江戸期蚊帳に正藍無地染め反も出します。
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少しですが、カット反もあります。
ハギレセットも作りました。

そして「若い衆コラボ品」。
こちらの詳細は少々お待ち下さい。
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しめて大段ボール11個分。

来週金曜からの月日荘展にて。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-05 10:59 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(7)
2017年 03月 04日
リバマ事件簿ー2
※「3月上旬のインフォルマシ」は、諸般のリバマ事情で遅れている、もしくはすっ飛ばしにつきご容赦下さい。

年季エプロンのセット完了。
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オーマイ

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ガ。
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入った。
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はしご脚立を抜いて
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残った灰汁は、手酌ですくう。

これだけ深い大甕だってこと、お分かりいただけましたか。

わたし、今ようやく理解しました。
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バケツリレーの巻。

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誰か映像を撮ってくれまいか。

花咲か黒幕。
枯れ木に花を咲かせた、張本人。
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みるみる、リレーは続き
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すくい出し終了。

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灰汁の甕は空になりましたとさ。
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次に、仕込中の藍液を
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かき混ぜながら、ポンプで移動。
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いやー助かった、とも。
ありがとう、とも。

何らコメントもなく、つつがなく、当たり前のように完了。
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もしも地震が来て、空の甕が割れてはイケナイ。
火壺に火を入れたらなおのこと。

甕には必ず水を張っておく。
それが鉄則らしい。
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大仕事が終わった。
あとは、明日、黒幕が運んでくれる播磨藍の蒅を待つのみ。

阿波藍から播磨藍へ。

ブランドにはこだわりません。
きちんと建つ藍、だけを求めます。

一大転換。

愛染様、田中紺屋はなぜこうもジェットコースターなのですか。

お元気で何よりですが、周りの心臓がもちません。
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ひと仕事済んだことで、御大は一杯やっちゃいたい心境。

そうでしょうとも。

だが申し訳ない。
TG達は今、それどころじゃない。

「田中さんだけ飲んでいて下さい」
と、仕事の手を止める気配がない。
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は。
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いやいや、うちら、まだ飲めないんで。

しかもコレ、常温なんでしょ。
どうせなら、冷やしておいて下さいよ。

さっきまでの大甕もぐりとは別人。
とぼとぼ、ヨタヨタの82歳に戻ってしまった。

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播磨藍の村井さんに、電話しておこうね。

ありがたいよね、キチンとお礼を言わないとね。
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黒幕の指示により、ホットライン中。
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気の利いたお礼とか、そういうの、なんにも上手く言えない田中御大。

ぼそぼそ、もにょもにょ、口ごもりながら、やっと電話をした。

心なしか、感極まっていた。

捨てる藍あれば、拾う藍ありだな。
と、下手なたとえも言っていた。
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ひとつ別件朗報。

月日荘展に出す帯地は「岡崎木綿」が主の予定でした。
DMにもそう入れてあります。

じつは。

古い韓国の手績手織麻の帯地、10数反が出ることになりました。
「また出たか」と思われても仕方がないですが「また」なんです。

ああ、どの口が。

でも、

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「紺定」の濃い藍色、糊際すっきり。

素晴らしく上等の手績麻の帯地。
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見入ってしまう、綱部分の藍取り。
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2015年頃に染めたって、あの方が言うんです。
青山DEE'S HALL「最後の頒布会」の頃。

素材もいい。
染めもいい。
藍の色も、ものすごくいい。
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これらの反物は、あるだけ御免。

どうぞあしからず。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-04 10:29 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 03日
リバマ事件簿ー1
月日荘展に出す、帯地反物のサイズを測り、数をチェック。

キモノ目当てではない方々向けの「若い衆コラボ品」については、是非あらためたい。

やつらの仕事に、震えたのなんの。
完全にやられたね。

値札書き、納品書、出荷準備をしていこう。
反物だけでなく、座布団カバーや卓布、ハギレセットもある。
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さいしょに仕込んだ大谷焼甕3ツは、2週かかってこんな調子。
少し青味が出てきたが、月日荘展は間に合わない。

建ったところで、元気な藍かどうか、まだ怪しい。
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ステンレス大甕に仕込んだ藍は、当分無理。
素人目にもダメさがわかる。

イチからの地獄出しは、余計に暇がかかる。
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測れど測れど、アルカリは高い。

前代未聞の「殻入り蒅」に慌てふためき、気が急いて、石灰やら灰汁やらを足しすぎた。
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気長に待つ覚悟は、全体合意済み。

しかし、自身でも藍建てをする、黒幕こと型染作家 津田千枝子。

不調な甕を覗いては意気消沈する年寄りを見で
「あまりにも不憫、ちゃんと建つ蒅を手配してあげたい」と言う。
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まあね。
出展する染布はじゅうぶんあるし、あとからゆっくりでいいね。

今度こそ余生だもんね。
だっておそらくこれが最後の藍建てだからね。

用務員のわたくしは、遅れ気味の事務作業に必死のパッチ。
やることなくボヤっとしている田中御大に、シール貼り作業を振り、お茶を濁すことで手一杯。
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今日はTG大集合のBIG DAY。
やる気マンマン、リバーマウスこと川口へ。

さあ一気呵成に、事務作業の大詰めだ。

やるよ。
じっと座って、落ち着いて、地道にやるよ。
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すると、色めきたった黒幕が、叫びながらやって来た。

「朗報、朗報! 播磨藍の村井さんが協力してくれるって!」

兵庫県西脇市で藍をつくっている村井さん。
2014年自宅紺屋展ツアーにもご参加下さり、京都美山ちいさな藍美術館と懇意と聞く。

拙ブログで、田中紺屋の藍がよくないことを知り、心配していてくれたらしい。

そこへ突如、あの黒幕からの電話が鳴ったわけだ。

ただし今季の播磨藍の蒅はすでに予約で終わっている。
そこで東京在住の知人に連絡し、田中紺屋へ分けてもらうよう、すぐさま手配してくれた。

その方もツアーの参加者だった。

村井さんの説明ですぐに事情を察知
一も二もなく快く応じてくれた。

明日にも黒幕が蒅を取りに出向き、田中紺屋へ運びこむ段取り。
あっぱれな連係プレーだ。

「田中さん、そういうわけだから、村井さんの播磨藍の蒅であたらしく仕込もうよ」
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先だってのステンレス大甕仕込みの時もそう。

なかなかの大仕事に、なんの躊躇もない。
藍のことで一切ためらわない。

それを見るにつけ、このヒトの素直すぎる藍一心に打たれてしまう。


で、二人でムシロを動かして、何が始まっちゃうわけ?
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大谷焼甕3ツは仕込み中。
奥の1ツは灰汁が入っているので、場所を空けたい。

ただし、奥に仕込むと染め仕事がやりにくい。
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そこで仕込中③を奥に移動。

空にしてから、ココに播磨藍を仕込む。
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と、いうことをアッと言う間に相談し、さっくり行動に移していた。
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すっかりおなじみ。
この半月で3回目の出動、吸出しポンプ。

手元スイッチのない、コンセントを差したら即吸いのレトロポンプ。
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あっちゅう間に、ハイ、吸水。
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吸いきれなかった残り灰汁は、どうするのか。

てか、この逆さ脚立の意味は何ぞや。
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脱いだ。
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年季な防水エプロン2枚。
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前に付けて
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後ろにも付けた。
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ちなみにお伝えしておきますと。

こちらの82歳。
外出時は杖をついております。
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しょっちゅうひっ転び、あっちこちに絆創膏を貼っております。
ものすごく、歩みがヨタヨタです。

藍仕事に対する素早い動きを見ると、信じがたいですが本当です。
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きょうこそ事務作業の佳境って。
全員参加のBIG DAYって。

ぽかーん。
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続きますけど。

大丈夫でしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-03 00:43 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 02日
リバマ事件簿-序
月日荘展まであと1週間。

藍はやっぱり、建たない。
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それについては忘れよう。
終わってからでいい。

甕場に入るのも遠慮する。
だって、どうしようもない。

出荷に向け、事務仕事が佳境だ。
反物サイズ計測やコラボ品チェックで忙しい。
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月日荘さんも来てくれた。

タグ書きしたり、数えたり。
やれどもやれども終わらない。

「よくもまあ、こんなに染めたよね」

邪気のまったくない「紺定」染布を触っていると、すべての大騒ぎがチャラな気分になる。

この御大、無心でひたすら染めているだけ。
台風の目、の星の下に生まれたらしい。


さあ我々は、落ち着いて、間違いのない、丁寧な事務にいそしもう。

いそしみたい。

のに。

のに。

のに。

のにのに。

あの紺屋が卸さない。
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あわわ。

おじいが、また何か始めてる。
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続きます。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-03-02 10:19 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 02月 26日
ただいまの藍状況と、コラボ品チラ見せ
もろもろ、いろいろ、ありました。

昨年秋からのこと。

→「月日荘展、決定」
→「どんどん染めたいのに藍が薄い」

→「寒明け蒅を待つ」
→「待てど暮らせど来ない」
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→「イライラMAX」
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→「やっと届いた」
→「すぐさま仕込む」
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→「ヘンなカスが浮く」
→「辛抱限界」
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→「ついに、ステンレス大甕にも仕込む」
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→「藍が建った」
→「ギリギリセーフ、月日荘展に間に合う」

以上、感動的で優秀なシナリオ。
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のはずが、最後2項は、夢となる予感。

→ 「藍が建った」 →「藍が建たない」
→ 「ギリギリセーフ、月日荘展に間に合う」 →「慌てず騒がず、うまく建った段階で、紺定らしい渾身の染めをする」
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に、差替えをお願いします。


あの藍の種の殻が、どのように沈むか実験してみた。
茎もけっこう混じっている。
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3日後も浮いていた。
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おかしい、おかしいと、藍液を混ぜながら弱り切っている。

「こんなに赤くちゃダメだ、青くならないんだ」
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見かねた黒幕が来訪し、アルカリ度数を測る。
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大谷焼甕3ツ、ステンレス大甕1ツ、計4甕。
どれもこれも高すぎる。
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試し染め。
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いくらなんでも、ありえない。
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ぜったい早まらないよう、重々言い聞かせる。
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藍こそすべて。
藍だけが生きがい。

もっともっと、染めたい。
正藍型染師 田中昭夫、ウソのない、ただいまの心境です。


御大を筆頭に、みなさまどうか、気をお確かに。

月日荘展用の帯地反物、すでに50本以上ございます。
切売りカット反もご用意しています。

足りないわけではありません。
むしろ多い位です。

そして、若い衆コラボ品が続々と仕上がっていることもお忘れなく。
でらごっつ、イイんです。

月日荘展まで、随時チラ見せして参ります。


まず、服飾作家クチル・ポホン井上アコちゃんのポーチが追加されました。

ウラ地の使い方がクチルポホン。
ふたつと同じ組み合わせがなく、ニクさ満点。
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金工作家小原聖子ちゃんのアクセサリー。
布に目のない、聖子ちゃんらしいあしらい方にドキっとする。
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紙造形の宮下香代さん、モビール作品だけでなく小箱も追加してくれました。
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ちんぴはぴんち。

ピンチはパンチ。


リバマ is 不安タスティック。

リバーマウスの中心で、藍を叫ぶのも、あと10日とちょい。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-26 22:35 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(3)
2017年 02月 24日
ロソドソ
不穏なときこそ効く、気抜け案件。

理容ロンドンの駐車場はどこか、探すが見当たらない。
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ロソドソならあった。
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いいね! 35件とか、目指す。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-24 19:53 | ものすごくその他 | Comments(2)
2017年 02月 23日
叱られて、建てて、飲んで、金太郎-2
まず、甕底にすこし残った澱を吸って、キレイにするのが先だ。

水で薄めてポンプで吸いだしたい。

ヤール巾&インド120cm広巾用のステン甕。
いま染めたいのは帯地小幅、半分の水量で十分。

柄杓を立てて、この深さ。
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「よくこんなこと、やってきたよね」

「うん」
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あのポンプが出動。

重いのなんの。
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キレイになったので、本番の水を注入。

この甕だもの、たまるまで時間がかかる。
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わっせわっせ、走り出した。
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甕を温めたい。

火壺におが屑を、はい、入れて。
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甕もデカいが、火壺もデカい。

おが屑、しめて3袋。
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火を投入。

何年ぶりかで、ステンレス甕の火壺に火が入った。
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ステンレスの特大特注藍甕の設置も、御大がひとりでやった。
地面を深く掘り下げ、火壺にする周りをブロックで固め、横に3ツの甕を並べてある。

この甕で建てるのは、それこそ最後だろう。
緊急事態の、さらに特例だ。
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落ちれば、水没か火あぶり。

もはやわたしの足元も立場も危ない。
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ワイルド作業のあとは、こぼれたおが屑をしずしずとキレイにする。

仕事は緩急。
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バケツですくいながら、一俵まるごと蒅投入。
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フスマも2升投入。
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石灰も投入。
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雪景色。
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オレオMIX。
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深いので、動作もゆっくり。

蒅が水になじむように、確実に混ぜ込んでいく。
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先だっての3ツの大甕は「誘い出し」で仕込んだ。

今回のステン甕は、まっさらから。
これが世に言う地獄出し。
※藍建てテクニカル部分にご興味の方はこちらから→ 
季刊「染織と生活」第10号 94ページ


どちらか上手く建った藍で、染める。
「紺定」の藍になってから、染める。

勇み足はご法度、ぜったいダメ。
あの反物群には、しばらく待っていてもらう。


あっちもこっちも、火壺から煙。
紺屋らしいにおいでいっぱいになった。
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「ああくたびれた」

椅子にストンと座ったすきに、布茶が混ぜ棒を持つ。

この長さと浮力と蒅の重さで、バランスのとりにくい代物。
力仕事なのだと、よくわかる。
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半分量の予定が、8割っぽいが黙っておいた。


急な大仕事が終わった。

しばらく待つのは同じだが、ずいぶん気も晴れただろう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼もとうに過ぎた。

近所の定食屋へ。
大騒ぎで、おなかがペコペコだ。


隣でひとり、こっそり何かを注文するヒト有り。

うちらに、何の断りもなし。
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これだもんなあ。
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やれやれ。
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引退宣言した2014年秋のこと。
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立派な精練窯も、役所に煙の文句を言われ、イヤになって捨てた。
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川にせりだした桜の木。
ついでにとがめられ、勢いでぶった切った。
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その桜が、芽吹きはじめた。
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今日、ひとつ咲いていた。
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御寵愛のバラは、まだ。
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いや、咲いていた。
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黒幕が帰り、座敷で事務作業にいそしんでいる時。

「これも出したらいいよね」
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って、どの口が言うのか。

何度尋ねても「もうない」って。
「これ以上探しても、昔の染めはもうないよ」って。

百万遍のやりとり攻防の末、また出たんか。

ひゃー。
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酔狂に作ったという、こども用の腹掛け。

「金」と「宝」のリバーシブル。
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いくら若い衆でも、サイズ小さめ。
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濃藍くっきり、上等の木綿生地。
キレッキレのみごとな糊際。

まごうことなき「紺定」仕事だった。
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さらに詰め寄る。

「もうないよ」と、逃げた。
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誰が信じるものか。


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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-23 14:28 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 02月 22日
叱られて、建てて、飲んで、金太郎-1
寒明け蒅のツブツブ事案もあり、ただただ焦る、田中紺屋。
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月日荘展まであと2週間。

藍の色は悪くないが、建つにはまだかかる。
一週間か十日か、どうか。

待つしかない。
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ひまにさせてはいけないという、TG心。
展示に使えそうなカゴを「洗っといてください」と宿題を出しておいた。

次に来ると、ちゃんと洗ってあった。
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洗い方は豪儀。

あの精練窯で湯を炊き、ぶっこんで洗ったそうだ。
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持ち手のこわれたところは、ワイルドに継いで
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リボンで隠しておいた、って。
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かわい子ちゃんですね、と答えておく。
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本日は遠路真鶴よりTG布茶もヘルプに来た。

「こんなに終わっていたんですね」

今や遅しと、山になった型付け済み反物。
ネズミ害避難のため、オンジの部屋に寝かせている。
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先に薄藍染めし、糊を置き直し、さらに染める反物は、田中紺屋の新骨頂「幾何学紋」だ。

藍染の不変意匠は唐草文様だが、このあたりの大胆柄は「紺定」オリジナル。
同じように見えて、違う型で2反。
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布茶の首元が気になる。
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薄藍かわゆす「大」だ。

先取りゲットではなく、モニター使用の一環だろう、きっと。
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「あのさ」と、もじもじしている。

「オレの感じじゃ、いま建ててる藍は、待っても濃くならないと思うんだよね。だからさ、もう染めちゃっていいよね」
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何を言い出す、この御大。

あれほど黒幕から「慌てた仕事をしないよう」念押しされたのに、この発言。

「間に合わせたいのはわかるけど、それをしちゃダメですよ、黒幕に叱られますよ」

すると、なまくら返事で藍をかき混ぜだした。
我々さえいなければ、反物をいますぐ放り込みたい。
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奇跡のタイミング到来。
あらわれたのは、我らが黒幕こと、型染作家 津田千枝子だった。

「藍の調子はどう?建ってる?」
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ハギレを藍につけた。
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だめよ、まだ建ってないわよ。
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日直2人は、黒幕先生に駆け寄る。

「センセイ、さっきね、ダメって言ったのに、染めようとしてたんですよ」

大目玉の田中君であった。
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今までの田中さんなら、こんなに焦らない。

いちおう最後だから、楽しみな人達がいるから。
気ばかり走る。

型付けは出来ているし、やれることもないし、時間もない。


すると、ぽつり。
「残りの一俵も、これに建てようかな」

「そうだね。どっちかが建ったら染められるし、建ててあってもいいもんね」
黒幕が返した。


先だっての寒明け蒅は、2俵100kg。
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うち1俵は、3ツの大甕で使いきった。
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残り1俵はキープ中。
べつに、建てたって構わない。

でも「これに建てる」って、どこに。

水甕祭のあのステンレス甕しかない。



迷いも躊躇もなんにもなさすぎて、何が始まったのか、しばらくわからなかった。

黒幕と御大は、阿吽の呼吸で動いている。
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なんだ、なんだ。

何が始まったのか。
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おーい、愛染様。
たいへんだよ。

また藍建てが始まっちゃったよ。
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続きます。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-22 16:38 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 02月 21日
そうは紺屋が卸さないー2
うまくいかない「寒明け蒅」の藍建て。

余計なことをして、藍がダメになっては大変だ。

御大を、しばし藍甕から離すのが賢明か。
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この日はゲストサポーターが駆けつけてくれた。
文字通りの「若い衆」。

骨董市や古本屋を巡り、とうに廃刊の藍染め文献を根こそぎ蒐集、愛読しているツワモノ。

2年半前の自宅紺屋展ツアーからのキーパーソン。

どちらも、ちょいとした変人です。
なので気が合うんです。
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本日のメイン作業は、帯地反物の計測。

若い衆と用務員。
サイズを測ることはできるが、その後が不得手であった。
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「田中さん、もしよければ、反物を巻きなおすの、手伝ってもらっていいですか」

気を紛らわせるにはこれしかない。
御大は、こういう作業も得意とする。

案の定、おとなしく手伝ってくれた。

丁寧仕事は、やはりうまい。
みるみる巻き直してくれた。

手が早く、仕事がすぐに終わっちゃうのがやや難点。
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いま、甕場は、立ち込めた煙でもうもうとなっている。

藍甕を温めるため、火壺で炊いているおが屑の煙だ。

甕場だけでなく、別室にも煙は入ってくる。
ここにいると、ものの数分で燻られる。

リバマでは、染め布だけでなく人間の燻製も出来上がる。

ファブリーズなど生易しいものでとれない。
帰りの電車で身を縮めるほど、強力スモークされる。

自宅へ戻ると、リバマを思いつつ、速攻で洗濯機を回すのが通例となっている。
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さて、日も暮れた。
リバマを辞す。

なんとも歯切れの悪い一日だった。
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帰り道、この非常事態を、黒幕こと型染作家 津田千枝子に相談する。
黒幕でさえ、このツブツブは分からないとのこと。

藍建て数日は、一日一日がデリケート。

翌日、黒幕はすぐさまリバマへ赴いてくれた。

第一に、ツブツブの正体を突き止めたい。
第二に、慌てたことをしないよう、御大を説得する。

これは何か。
蒅に何か混ざったのか。
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黒幕いわく、これを乾かして解明できたと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

寒明け蒅は、パッと見、やわらかで細かな腐葉土タイプ。

よくよく観察してみたらしい。
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アイツだ。
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さすが名探偵クロマク。

ツブツブの正体は「藍の種の殻」だった。
「種のまま」も少量混じっていた。
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ちなみに、去年収穫した藍の種がこちら。
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ですね。

少し考え、よく見ればわかることだった。

とはいえ全くの想定外。
藍の種の殻が混じるなど、あるはずのないこと。

正藍蒅を建てて45年の田中紺屋。
甕一面、大量のツブツブ出現に困惑した。
慌てるのもしょうがない。

阿波徳島の蒅事情も、変わってきているのかもしれない(これはまた別の気掛かりな問題)。

なぜ今なのか。
愛染様の思し召しか。
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正体が知れれば、多少は安気。
そのうち底に沈むだろう。

「殻入りの蒅」となると、その分、蒅を足したほうがいい。

石灰などでアルカリを高くしすぎると、建つのに時間がかかるので要注意。
余計なことはしてはいけない。

以前、御大は「藍は分からない」と言っていた。
ベテラン藍染師でも、あぐらはかけない。

世話が焼ける。
だからかわいい。


ともかく。
納得のいく仕事をするのが「紺定」の使命だ。

3月の月日荘展が目標ではあるが
*万が一、間に合わなくても仕方ない
*慌てた仕事をしない

黒幕にそう指図され、うなづいていた。
時間がかかろうとも「紺定」印の付けられる仕事をするべきだ。


楽しみにしている皆々様におかれましては、震えて待たされてばっか。
でもきっと、この緊急事態をご理解頂けると信じている。


【田中紺屋「紺定」の最重要ミッション】

-慌てた仕事をしない
-渾身の染めをする

これしかない。

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つるりと簡単な染めなんて、そうは紺屋が卸さないのだ。


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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
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# by kerokikaku | 2017-02-21 18:46 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 02月 20日
そうは紺屋が卸さないー1
世紀の寒明け蒅到着より3日目のこと。
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もろもろの用務員作業のため、リバマ再訪。

リバーマウスこと川口、とくれば名物太郎焼。
1個150円。
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田中御大は、新しい藍で1反でも多く出したい。
いちおう「最後」と本人も理解している。

月日荘展まであと3週間。
時間がない。

2月田中学校は忙しい。
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かわいいかわいい、藍さまのお世話か。
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「今回は急ぐため、蒅のカタマリを手で潰して混ぜ込んでいく」とのこと。
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これのことですか。
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たしかに、一面、何かで覆われている。
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布について、染めムラになっては、たまらない。

藍液に混ぜ込んでいきたい。
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ザルですくい、カタマリを手で揉んで潰している。
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「たいへんですね」

3日前が初蒅の用務員は、藍建て作業を見るのも初。

こういうものかと思った。
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御大はデリケート作業中。

お邪魔にならぬよう別室に退こうとすると、首をかしげかしげ、冴えない声でつぶやいた。
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「こんなにカスが残るのはおかしい、はじめてだ」

「ふつうは、揉めばだいたい混じって、なくなるんだ」

じゃあ、なんですか、これは。
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大量のツブツブしたものが潰れない。

こいつが邪魔をする。
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藍染め歴60年、正藍で45年以上。
ベテラン藍染師が弱りきっている。

こんなはずじゃないらしい。
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キリなく浮いてくる物体を、ひたすらすくう。
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大甕が3ツ。

朝も早よから地道な作業。
荒目・中目・細目、3種のザルを駆使していた。

今やれることは、ほかに何もない。
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困ったビームが、こちらにまで伝わる。

厳戒、ピリピリ。
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甕場を離れて、のぞき見にチェンジ。
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ハギレを試染めしていた。
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苦虫。
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ど、どうですか?

ついぞ声をかける。
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「ぜんぜんダメだ、おっかしいなあ」

「でもまあ3日目だしな」
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自分で自分をなだめている。
ムチャクチャ焦っているのが分かる。

無理もない。
あれだけじらされた「寒明け蒅」がうまくいかない。


・不審な大量のツブツブ
・藍色がうまく出てこない


当方、ただの用務員。

苦虫顔を見て、オロオロするのみ。

みょうな慰めはいらない。
的確な善後策だけが必要だ。
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ああ困った。

困ってばっかりだ。

心穏やかな平安日は、いつになったらリバマに来るのだろう。
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続きます。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-20 22:07 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 02月 18日
癒し案件
濃厚すぎるリバマ案件から離れてみよう。

毎月インフォを垂れ流している割に、ロマンティックと出不精が止まらない。

春一番を避け、気合を入れて外出する。

はてさて、きょうは寒いんですか。
何なんですか。

冬のつぎは夏でも構わない。
私は春を待っていない。

マイリトルトラブル。

目がしばつく。
洟が垂れる。

この責めは花粉にある。
負けは認めない。

マスクなんて、大嫌い。
気に入らない。

春なんて、大嫌い。

なのにうっかり撮ってしまった。
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ま、いいもんですけどね。

こちらは鉄板の風景。
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君たちの角刈り姿に、どれだけ癒されているかわからない。

世間でいくらナチュラルが流行ろうとも、決して惑わされるな。
全日川田のような、刈りたての清々しさを忘れるな。


そして新宿駅。

君たち、まだいたね。
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2D対応のコーンに、うっとりする。

だぁれも、気にしてないよ。
でもわたしは、すっごく気にしているよ。

大好きだよ。

ずっとずっと、末永く工事中でありますように。
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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-18 21:48 | ものすごくその他 | Comments(0)
2017年 02月 17日
名古屋マラソンとホテル事情とご近所情報
3/10(金)-16(木)名古屋の月日荘で「正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展」。

10(金)11(土)は、御大こと田中昭夫&TG、そろい踏みで皆様をお迎え予定です。

TGとは田中ガールズの略、という風説の流布。
ガールがひとりもいないという重大事実に、田中ゲリラ部、の略だと訂正したい。
TGBをさらに略してTG。
たけし軍団。


TGは、昨年11月時点で名古屋の宿を予約していた。

しかしどうやっても3/11(土)の夜が取れなかった。
エクザイルor嵐効果かと、不審に思っていた。

ようやく満室事情が判明。

3/12(日)は名古屋マラソンがあるという。
前日3/11(土)は、名古屋のホテルがのきなみ空ナシ。

やられた。

田中昭夫に関わる案件は、いつだって万事休す。

あ、待って、待って。

どこからも遠くて近い、日本の真ん中、名古屋。
わざわざ行かない都市ランキング上位という、ある意味レアなセンターシティ名古屋。

ほどほどの本州なら日帰り圏内ということ、どうかお忘れなく。

名古屋城本丸復元工事が見られる大チャンスのこの機会。
どさくさ名古屋はどうでしょう。

コーヒーカジタは3/11-12-13やっています。
でーらナイスでかん。

日帰りより、せっかくだし泊まっておきたい場合。

すばらしい心意気です。
ご近所泊という選択肢がございます。

●伊勢
名駅(名古屋駅の略・めいえきと読む)から近鉄特急で、いっそ伊勢泊はどうでしょう。
お伊勢さん参りとおかげ横丁。赤福本店と伊勢うどんを外してはいけません。
遷宮でも正月でもない、今こそツウの伊勢。

●常滑
名駅より名鉄特急、セントレア中部国際空港方面、常滑下車で苗族刺繍博物館があります。
セントレア利用の飛行機が楽チン。
開館は原則火水木なので3/11(土)はやっていませんが、タイミングさえ合えば強くお薦めしたい名スポット。
※常滑駅前ホテル、3/11(土)満室でしたがほかの日は空有り。
1日1組(4名まで)の完全予約制。このハードルを越えたあなただけが味わえる、ミズヨ館長直々のとびきり丁寧で愛ある解説と、美しく繊細な苗族刺繍の世界を是非。
以前伺った時のレポートはこちら
TG布茶の名レポートならこちら

●四日市
名駅から近鉄急行で30分。意外と近い穴場だったりします。
現在3/11(土)空室多し。がんばれ四日市。
四日市駅から一駅の川原町駅BANKO archive design museumは内田鋼一さんが企画した万古焼のミュージアム。お向かいはホテルルートイン
そこから歩いて橋を渡ってちょい先クライミングホームUNOでボルダリング壁のぼりも酔狂でしょう。
シューズレンタル体験コースでひと登り。わたくしの義弟がやっております、笑。
同じく四日市駅から近鉄湯の山線で2駅、伊勢松本駅メリーゴーランドは絵本界で知らぬ人ナシ。
3/11(土)の四日市コンビナートのクルーズは満席(おまえもか)ですが、23号線霞ヶ浦方面へ行けば夜景はバッチリ望めます。
長島温泉は3/11(土)泊が怪しいので、さくっと桑名で泊まってバスで長島もオシャレだな。

●多治見
3/11(土)ホテルは残僅少で注意。しかし情報として押さえたい。
多治見ギャルリももぐさで「暮らしの造形展 Ⅶ 岩谷 雪子 冨沢恭子」が、月日荘会期まるかぶりで開催中。
そうです。我らが柿渋トミーこと、MAD MAX TOMMYこと、田中昭夫コラボ若い衆のひとり、冨沢恭子さんの展示です。
トラネコボンボンごはんもあるとか。
月日荘→ももぐさのハシゴでどうぞ。


こうやって、名古屋行きを必死のパッチでお薦めしているのに。

なんだろう。
3/11(土)泊が、いかんともシリツボミ系。

大きな力に包囲されている。
大きな大きな名古屋マラソン。
車でお越しの方は、そういう意味でもお気を付け下さい。

もう一度申し上げます。

3/11(土)以外なら空いているんです。
ガラガラとは言いませんが、ガラガラです。

3/11泊じゃなきゃ来ても大丈夫だぜ。と声高に、声をひそめる。

気をお確かに。

強い意志を持って。

だいじょうぶ、あなたなら。


おい、わたしら。

こんなことで、だいじょうぶなのか。
あかんの、ちゃうか。


会期近くなりましたら、月日荘界隈グルメスポット情報を垂れ流します。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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# by kerokikaku | 2017-02-17 13:42 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)