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2012年 01月 16日
フライパン
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基本フライパンは中華鍋。
自慢の20年選手だ。

油も染み黒光りして年々使い勝手もよい。
まったく買い換える予定もない。
いい買いものだった。

しかし油をあまり使いたくないときなど
底の平たいテフロンのフライパンも使う。

こいつがすぐにダメになる。
目玉焼きがすぐこびり付く。
ひどいお焦げ製造器になり始めた。

ある時、とある料理の先生に聞いてみた。

どんなフライパンがいいんですか?
高いフライパンはやっぱりいいんですか?

答えはNOだった。

どんないいフライパンのテフロンも
いつかは剥がれます。

安いフライパンを買って
悪くなったら買い換えた方がいい、とおっしゃった。

え?

100均で適宜モノを買ったりするくせに偉そうに言えた義理はないのだが
わざわざ安いものを買って使って捨てるという行為に
一抹の罪悪感を感じる。

わたしは春先になると「捨てたい病」を発症する。
エイヤっと卓袱台をひっくり返すかのごとくモノをガンガン捨てたくなる。

そのくせいまだに袖口の擦り切れた25年前のトレーナーを愛用している。

非常にバランスが悪い。
いや、モノとの付き合い方がまだまだ学習途中である。

フライパンゴミが本当にリサイクルできているのかもよくわからない。
ああ、不勉強だ。

いよいよ目玉焼きが焦げつきはじめた。
一刻を争う。
いまが潮時とロヂャースの鍋釜売り場へ。

380円。

ワンコイン以下。
めずらしく持ち金で足りた。

安いのは好きですよ。
でも安すぎるのはこわいですよ。

この安さがいけない。
だからたやすく買うし捨てる。
誰が嬉しいのか。

困ったことにわたしが嬉しかった。
目玉焼きがつるりと焼けた。

嬉しい反面、なんだかなーと。

寿命まで使い切っているから
いいとするのかな。

by kerokikaku | 2012-01-16 22:51 | ものすごくその他


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