2013年 12月 16日
裂帖の道 その2
裂帖(きれちょう)とは、布の切れ端を貼ったスクラップ帳のこと。

切手や新聞のスクラップ遍歴がなく、どこから始めるのかが未知の分野だが、台紙に裂(きれ)を貼っていけばいいのだろう、きっと。

・裂を整理する。
・台紙に貼る。

裂帖づくりは、言ってしまえばこれだけだ。
ただし裂を整理することがキモなのではないかと思う。

恐れ多くも夢は彦根藩・井伊家の彦根更紗裂帖。
もしくはそれに拮抗するミラクル美しい裂帖。

たとえばこんなハイレベル。
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これらの説明は次回へ譲る。

さて、当方。
お宝な裂々を、思いつくままテキトーなノートにテキトーに貼ってしまった。
思慮浅い過去の行いを悔やみながら引っぺがしたところまでは前回お伝えした。

罪を償うつもりで、裂についた余計な糊や紙を、水につけてはがす。
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だいじょうぶ、色落ちはしません。
使われた裂ばかりなので、すでに何度も水を通っている。
祭事に使われた布には水を通すことのないものもあるが、今のところ無事。

帯や小物に仕立てる段階でもまず洗ってから。
プラスポイントになる風合いのキャパシティをはるかに超えた汚れが、じんわりついている。

色止めがされていないと思われる裂、たとえば和更紗は慎重に行う。

ヤマト糊、木工用ボンド、接着芯、と様々な糊でやっちまったものよ。
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刷毛で糊と紙をはがして新聞紙にはさんでいく。

すでに洗ってあったとはいえ、向こうに見える水は沼色。
恋は水色。
濁りが濃ければ濃いほど胸がジンジンする。

何度も水を替えて洗う。
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ある程度新聞紙に水を吸わせた後、アイロンで乾かす。
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本日はここまで。
すっきりしたぜ、と自己満足この上ない。

いずれ端のぴらぴらをキレイに切ってじょうずにやるぞ。
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ちなみに、「浅はかに貼っちまった」と後悔しきりの以前の裂帖を周りにお見せしたところ
「えー、超かわいい、このままでいいじゃない」「このランダムさがいい」
などと、お世辞とは言えほめていただいた。
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って、そんな、今言われても。

まだまだつづく。
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by kerokikaku | 2013-12-16 21:43 | 更紗 | Comments(0)


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