2016年 06月 09日
家でごそごそする日は、基本的にツナギ(工場のひとが着るアレ)か、紺定の藍染半纏だ。 それはそれで贅沢。 もちろん紺定のほうね。 宅配生協を受け取る際に「あれ?お祭りですか」と言われるが、とりたてて説明しない。 さすがに外出時は着替える。 イロモノは夏場のvacant-Tシャツくらいで、基本的に無彩色しか着ないし持たない。 白黒グレー、たまに紺。 柄なんてとんでもない。 図体がでかいのでなるべく人目につかぬよう、そればかり。 なのに。 白シャツと黒チョッキを着てヒトに会ったところ「わあ、変わった服、着ているね」と言われた。 いよいよこれまでかと涙が出た。 例のパセリのカレー作りにかかせない大切なキット。 みじん切りチョッパーが壊れた。 歯もこぼれたが、ヨーヨーがうまく回らない。 とある自動車整備工場に無理を言って、分解整備を頼んだが直らなかった。 買えばいいやと、軽く検索したら5000円もする代物だった。 天下のタッパーウェア純正。 これでみじん切り人生は一巻の終わり。 何もかも、ぶつ切りに決定いたしました。 南無。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 北中幸司 銅版画展 2016/6/11(土)-26(日):ギャラリーSU(麻布台) 草花や木の姿をじっと見つめて写生し、銅版画を制作している北中幸司さん。 見たままを描いたその奥から、北中さんのまなざしが伝わってくる作品です。 ぜひご高覧下さいませ。 ひじょうにひじょうに地味というか滋味なDM印象。 スミ一色のシンプルな銅版画。 これは、もしや、とかぶりついた。 何でもないような何かがある、と見えてしまった。 もしやもしや。 恐れながら、うだつのあがらない銅版画を20年もやっとったんです、わたし。 こんな透明な美しい銅版画は、うーんと久方ぶりだ。 DMを手にしただけでなんだか嬉しくなった。 東京デビューは今展が初の作家さんです。 ぜひとも静かなるデビューを見届けたい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アトリエ ユヌプラス展 2016/6/11(土)-18(土):FUURO(目白) ジャケット、ブラウス、スカート、パンツ、ワンピース エプロン、定番のタオル、ハンカチ、袋 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展 2016/6/14(火)-7/31(日):Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷) トワル・ド・ジュイとは ドイツ出身のプリント技師、クリストフ=フィリップ・オーベルカンプ(1738−1815年)によってヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジョザスの工場で生み出された西洋更紗、トワル・ド・ジュイ(ジュイの布)。 工場が設立された1760年から閉鎖する1843年までにこの工場で生み出されたテキスタイルのデザインは3万点を超えると言われ、人物を配した田園風景のモティーフだけでなく、様々な花が散りばめられた楽しいデザインのコットンプリントが数多く伝えられています。 トワル・ド・ジュイ美術館の全面協力を得て開催される本展は、西洋更紗トワル・ド・ジュイの世界を日本国内で初めて包括的にご紹介するものです。田園モティーフの源泉をフランドルのタぺストリーにたどり、世界中を熱狂させたインド更紗を併せてご覧いただくことで、オーベルカンプの工場とトワル・ド・ジュイの誕生と発展の物語を紐解き、独自の魅力を発見していただく機会となることでしょう。 えっと、トワルなんとかって、銅板更紗のことですよね。 ですよね。 古渡更紗業界でいうところの「ヨーロッパ更紗」のことですよね。 ならばならば、いざゆかん。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 布工房Den+Nutel 夏の服 2016/6/19(日)-24(金):ギャルリーワッツ(表参道) 昨年末に行った、服作りの父『布工房Den』とミシンドローイングで表現する娘『Nutel』のコラボレーション。 今回はリネンやコットンのワンピースと羽織り物の夏の展覧会です。 楽なはき心地のメンズパンツなど、さりげないお洒落を楽しめるデザインになっています。 以前拝見した冬物の上等なメンズジャケット、ひとめでよいものと分かる仕立てと素材。 夏のものはどんなだろう。 さてさて。 ワッツさんのご厚意により、しばらくの間BAHAGIA UNDERWEARのサンプルを置かせていただいております。 ご興味のある方は「あのぉ、けろさんの肌着…」とワッツさんにお声掛け下さい。 こそっと裏でご試着いただけます。 まぼろしの現物が見て触れるチャンス到来。 がんばろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 沖 潤子展「gris gris」 2016/6/22(水)-26(日):DEE'S HALL(表参道) “gris gris”はお守りとか魔除けという意味を持つ言葉らしい。 5月から金沢21世紀美術館での作品展示も始まった沖さんの 5日間だけの小さな展覧会。沖さんの世界に触れてみて下さい。
by kerokikaku
| 2016-06-09 23:23
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