2017年 12月 18日
楽園なのか
めずらしく中野に降りたので、そうだブロードウェイでも、と。
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その門前、駅から伸びるメインから1本はずれた小道も衝撃的であった。

一杯飲み屋が、これでもかとひしめいていた。

鼻の利かぬわたしさえ当たりと確信の持てる中華系。
ここ、うまいはず、ぜったい。

時代も国籍もようワカランチの路地裏。
20世紀の台湾か香港か軍艦島か。
絶賛営業中で廃墟でなく。

これまでノーマークだったことを反省する。
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後ろ髪ひかれまくった小道を抜け、閉店間際のブロードウェイへ急ぐ。

と思ったのはゲーセンで、2周して間違いに気づき仕切りなおす。

蛍の光が流れるビル内。

まず、何階なのかがわからなくなった。
そして、入ってよかったのかが不安。

細長い複合商業施設の真ん中に階段があり、両脇に通路があり、その通路がところどころ枝分かれし、各階まんだらけだらけ。
シャッターの閉まった店も多く、1階からの吹き抜けも混乱を増長させる。
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一度方向感覚をなくすと、トイレにたどり着くのさえ一苦労。

とりあえず自国。
迷子でもなんとかなる。
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わたしのような部外者と、本気の層との差が激しすぎた。
空気が別物。

本気の層は、大きな荷物をひきずり、一点を目指して汗をかきかき小走り。

もしくは手ぶらで、焦点はあさっての方角。
ゆらりと斜めに揺蕩う、本気層たち。

数十円のレトロ玩具から4桁万円の高級時計まで。
ひそやかにぎゅうぎゅう店もあり、何屋かわからない一見お断り店もあり。

通りすがりとして、どこからもお呼びでない感じが、かえって清々。

入口に「わからなければおじさんに聞いて」張り紙の店。

無駄に思いあぐねるより、さっさと聞いて、買うなり帰るなりせよ、と。
翻って親切だ。
ピンクレディの未開封パズルは、聞かなくてもわかった。

そしてまんだらけ王国の進化には目を見張った。
ここへは20数年ぶり。

マニアなカテゴリをさらに因数分解。
しかも美品にしつらえ済。

ビル内の何コマかは事務所。
スタッフが、全国から届いたらしき段ボールを整理してるのが見えた。

こんなものやあんなもの。
あるってことは、いらなくなった人がいるってこと。
そして、こんなものにはニーズがあるってこと。

自分の浅さは自覚している。
しかし、ひと様やよそ様って人たちは、マントル到達ほど異常に深いらしい。
おしなべて、深すぎる人は嫌いではなく、むしろ尊敬している。

ああすごい。
すごすぎて、ほんの数十分で満腹になった。

通路でキャピキャピじゃれていたおじさま達を背に、脱兎のごとくビルを出る。
だめだ、もうお腹いっぱい。

宝とゴミ。

無用と有用の楽園だった。
そうと聞いてはいたものの。

あるソリューションのかたち。

そこかしこで現在起こっている由々しき案件。
レスキューしてキラーパス、それから。
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何かの教訓になったかどうかは、考えない。


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by kerokikaku | 2017-12-18 10:05 | ものすごくその他 | Comments(0)


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