2018年 02月 11日
イタイタ
てもみんに行くって、それは言葉の綾。

ほんとはてもみんでなく、中国漢方整体院という大陸のお姉さんがひとりでやっている近所を予約した。

年に1度くらい、しっかり強くやってほしい時に行く。
たまにお姉さんの細く圧のきいた指でギュウギュウしてもらう。
普段はてもみんか、りらくる。

昨年、家の者が肩こり腰痛で「中国(と我が家では呼ぶ)」に週イチで通った。
すると決まって尻子玉を抜かれたようになって帰ってくる。

60分コースなのに2時間帰ってこないこともザラだった。
時間になってもやめず、痛がっても一切ちからをゆるめず、らしい。
痛くて痛くて恐怖なのだと。

それでも翌日から「カラダが動く」という。
効いているのかもしれない。
フラシーボ5割な気もする。

肩が悪すぎるので、予約を強要されていた。
翌週も「こわいよこわいよ」と言って出かけ、予定の60分もとうに超え、尻子玉を抜かれて帰ってくる。

しっかりしなさい、とバカにした。
男子は痛みに弱い。
おおげさだ。

こわすぎると言って、具合がおさまってから「中国」へ行っていない。

わたしはお姉さんの怖い目に今まであったことがない。
適度なイタキモ、で楽しみなのだ。

それで昨日、久しぶりに「中国」を予約した。
ちょいと強めのマッサージのつもりで横になった。

果たして、拷問だった。
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首と肩甲骨のコリを訴えた。
最初はいいあんばいだった。

肩にさしかかった時、何かを感じたお姉さんは、特に痛くもかゆくもなかったわたしの肩一点に狙いを定め、一気呵成に責めてきた。

「コレカ?コレカ?」と聞くので「うん」と。

わたしはマッサージで余程でなければ「痛い」とは言わない。
聞かれたので「痛い」と答えた。

てか、そんな握りつぶしたら、痛くないわけがないわな。
わざとひねりつぶしてるじゃないか。

スイッチが入ったのかなんなのか。
お姉さんは集中砲火を浴びせてきた。

やめてーとか、いたいーとか、たすけてーとか。
声も出ない、失神する寸前。

涙が出てきた。

薄れゆく意識の中で「ああ、これがうわさの」とぼんやり思った。
肩がこわれる恐怖を感じた。

前歯の着色クリーニングに行ったのに、奥歯の神経3本抜かれたみたいな。

新種のプレイかと疑った。
このまま起き上がれないと思った。

長い60分だった。
時計を見たら90分経っていた。

大目にやっといたって。
サービスがいいのは相変わらずだ。

こりゃ明日しんどいぞ。
筋肉痛で肩が上がらないぞ。

とうとうやられた。
尻子玉を抜かれた気分を味わい、フラフラで帰った。

家の者に顛末を話し、今までバカにしていた非礼を詫びた。

すると「だろ」とドヤ顔でよろこんだ。
「あの恐怖をわかってもらえてうれしい」と。

そして一夜明け。

あれだけひねりつぶされたんだもの。
起き上がれるかと心配したが、ふつうだった。

なぜだろう。
肩が軽い。

ポイントを触るとそれなりに痛むが、触らなければ痛くない。

あれ?すごーく軽い。
ふわふわだ。

コリ固まっていた首と肩甲骨のことは、忘れてしまった。
凝っていたのかどうかさえ。

中国4千年のちから、恐るべし。

恐ろしくて、こわくてこわくて、いつまでたっても終わらなくて。
またと思うと身の毛がよだつ。

マッサージなんて生やさしさはない。
お姉さんはまったく容赦しない。

イタキモでなくイタイタだ。
気持ちは全然よくなく命がけ。

本物だ。
ほんとにあかん時こそまた行こう。

イタキモのリラクゼーションを求めるときは、てもみん。
「中国」とてもみんは別もんと考えよう。

あーびっくりした。
まじで殺されるかと思った。

今までの、適度にイタキモだったお姉さんもわりと好きだった。
施術中に、北国の春やテレサテンを流したり、そんな大陸的な情緒も嫌いじゃなかったのに。

あの日には戻れないのか。

イタイタの最中に北国の春だったら辛過ぎだ。


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by kerokikaku | 2018-02-11 23:39 | ものすごくその他 | Comments(0)


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