カテゴリ:正藍型染師 田中昭夫( 131 )

2017年 03月 15日
あした3/16木、ラストデイ
3/10金朝、オールTG名古屋集結、会場15分前の御大登場、そして全国各地のお客さまのお迎え。
うれしい出会いと、どこでどう知ってかの多くのご来場に、月日荘一派みな感謝の涙で前が見えません。

事情が分かっているかが甚だ怪しいのは、リバマの御大ただひとり。

満員御礼の中、黙々と当日納品の冊子500部のサインをさせられていた。
皆様からあたたかいお声をかけられ、記念写真を撮られまくった2日間。

最後はお礼をもごもご言いながらの帰途。
今ごろは川口で藍の世話に忙しいはず。

いよいよ明日3/16木がラストデイとなりました。

なんで今になって、とおっしゃるなかれ。
これを言っちゃあおしまいな諸事情により、月日荘奥の院から数反の初出しがあります。

仕立てに関して少々テクニカルな反物につき、個々にご説明させて頂きます。
帯幅とか、そういった事情です。
残り福で絶対に間違いはありません。

数日でおいとま予定だったリバマ用務員ことわたくしけろ企画。
これも諸事情により最終日まで月日荘に居残り残業中です。

着たキリ雀はバレるまい、と構えておりましたが、今日までに3回お越しのお客さま4名、2回お越しは数えきれず。
ありがたすぎて涙をぬぐいながら、同じ服着て毎日しつらえ大変更。
泣いても笑ってもの、月日荘展最終日を迎えます。

あす17時の鐘が鳴るまで。

なのに月日荘の鐘は、ただいま設備点検中。
蛍の光を歌うのか、用務員。

トップフルーツ八百文も行ったかな。
今日もおいらはフルーティ。
名古屋市博物館の衣の展示は見もの。

今朝の鈴鹿山脈には虹がかかっていました。

リバマ御大の播磨藍、建ったころかなあ。

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by kerokikaku | 2017-03-15 23:22 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 12日
正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展、スタート

2017/3/9 搬入


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TG先鋒隊、到着
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しつらえながらも、まだ値付けにいそしみ
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夜ふけ、ようようカタチに
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ハギレパックをつくり
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味噌煮込みでお茶を濁す
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2017/3/10 初日

まだ、やることたくさん
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やってもやっても
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終わらない、OPEN30分前
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いそげ、真鶴より布茶も参戦
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あと十数分でOPENの11時
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すると、取扱い要注意骨董品、到着の一報
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ふつうのおじいさんから「紺定」に変身したのは、5分前
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涙の出るほど、多くの、多くの、お客様に
全国津々浦々よりお集り頂き

とうとうはじまる
「正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展」
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みなさま、ほんとうに

ありがとう

ありがとう

ありがとう


リバマの中心から名古屋月日荘の中心にかけて

震えながら藍を叫んだの、聞こえただろうか
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田中さん、またやって下さいね

「うん」

って、空耳が
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念のため、田中昭夫とTG企画は最後
このあとは、すべて特約店・名古屋月日荘取扱いとなります

まとまってご紹介できるのは、年齢的にも諸事情的にも、これで最後
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と、全世界に再確認する余裕もなく、怒涛の初日が終了し

そのまま、サービス残業へ突入

当人がいちばんわかっていないけど、いまは説明しきれない
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TGは、田中ゲリラ部隊

ガールズだけじゃなく、ボーイズもいるんだぜ
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鬼のTGは、御大へさらなるミッションを与える
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あまりに”事件”が多すぎて、ご案内を控えていたマル秘案件

初日スタートの1時間後、すべりこみアウトに「小冊子」が納品された

だってさあ
作るって決めたの、2月末なんでね
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そして御大が月日荘に居るのは2日間だ

必死のパッチで直筆サインを入れておくよう、ご指示申し上げた

ハギレも貼らされ、しめて500冊
こういう集中仕事は、得意なんです
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ときどき自分の名前を書き間違えるとか
照明が暗くて書きづらいとか

果ては「お客さんがしゃべってくるから、なかなか進まない」とか

おーい

みなさん田中さんに会いたくて、話したくて、遠くから、わざわざ来てくださっているんですよ!
優先順位は何よりもお客様なんですよ!

ご承知のように、良くも悪くも一極集中タイプ

仕事は丁寧です

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勝手に想像するに、82年の生涯で1番か2番の最高の一日だったろう

藍が建った、染めが上手くいった、と同じか、それ以上
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夜ご飯のとき、割りばしマイクを向けたら
「ども、ありがとうございました」

たったそれだけ

割りばしマイク2回目も
「ども、ありがとうございました」

口下手にもほどがある

もごもごして、うまく言えない
言葉が出ない

つやっつやの赤ら顔に、みんな笑った
にこにことして、好々爺にみえた

違うんだけど、ま、いっか

嬉しすぎて、飲みすぎて
着の身着のまま、寝たらしい


紅型工房くんや冝保さんなんて、ずーっと一緒

沖縄より連日TGヘルプ、お買い上げ、そんなこんなで危うく飛行機乗り遅れ

慕われて、嬉しいよね
「うん」
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2017/3/11 2日目


金太郎
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日本の宝だ
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………………

御大は、愛する藍が待つ、リバマへ帰る時刻となった

タクシーがついてから大騒ぎでオタオタ着がえはじめ

「紺定」からふつうのおじいちゃんに戻り
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黒幕に世話を焼かれ
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骨董品返送の大役請負人、TG幕田くんのアテンドの元

藍談義で新幹線では寝ることもなく(逆にそれ以外の話はできない)
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無事リバーマウスこと川口へ戻った、と言う報告アリ
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そして月日荘の玄関先には

「紺定」のぬけがら
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御大は、藍の都合により会場にはおりませんが
3/16(木)までやっています

既にTGの鼻はバカになっていますが
まっすぐな藍バカ、田中紺屋の燻ったにおいは
月日荘に届いているはずです

※画像の一部はTG幕田くんが撮影しました

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-12 23:50 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(9)
2017年 03月 09日
明日から、名古屋月日荘でラストショー
播磨藍の仕込みも、月日荘出荷も終わった翌日、黒幕のケイタイが鳴った。

御大ホットラインは、こちらの心臓をドキンとさせる。

「火壺に入れるおが屑がなくなった」SOSだった。
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藍あたため用のおが屑は、日に1袋以上消費する。
バカでかい4甕を仕込み中なので、思った以上に減りが早かった。

運転免許は返納、すぐ取りにはいかれない。
木工屋におが屑の確保と、軽トラ運搬の手配をせねば。

さらにその翌日のこと。

わたしのケイタイにも着信が何度もあった。
折り電するが出やしない。

″取扱注意骨董品名古屋運搬担当者″との打ち合わせに、その日リバマへ出向いていた黒幕より報告があった。

「藍がきた!って」

なんのことらや。
だって藍は届いているじゃない。

そうではない。
「藍がきた」とは藍の建つ兆しが見えた、ということ。
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藍が順調に建ってきた。

もちろん播磨藍。
仕込みから4日目。

建ちが良い。
嬉しくて嬉しくて、何度も電話したらしい。

約束の時間ぴったりに黒幕が着いた時は、すでに中石を打ってのべた後だった(中石の意味は各自検索されたし)

「遅いよ」
って、もうほんとうに、どの口が。

播磨藍が建つのはしごく朗報だが、すぐに震えが来た。
「今度こそ御大、名古屋に行かない、って言うだろうな…」

藍こそすべて。
こればっかりは治らない。

藍が心配で名古屋どころじゃないだろう。
代理でわたしが半纏股引の正装し、みなさまをお迎えしてもどうにもならない。

黒幕が続けた。

「藍は建てる時に30度近くまで加温する必要があるけど、温度が下がると発酵がゆっくりになるの。まだ止め石をするところではないから、名古屋の朝に様子を見て、翌日戻るまで藍に休んでてもらって、それからまた加温して調整すればいいよ、と言ったら納得した」とのこと。

そう。

おが屑がなくなったのがコレ幸い。

もしもおが屑があって、PHがどんどん下がってきたら、と考えるだに恐ろしい。
あの御大、名古屋行きは200%キャンセルしただろう。

しめた。
もう、行くしかない。

もともと、さっくり月日荘展が開催とは思っていなかった。
きっと何かある、と覚悟はしていた。

・・・・・・・・・・・・・・・

2015年5月「最後の頒布会」終了の翌日。

我が目を疑う、この光景からはじまってしまった。
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精練窯も新調しちゃって
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100反も精練して
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訪問の度に反物が増えて
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あるはずのないハギレが出てきて
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コラボを企画、こんどこそ最後の月日荘展を決めて
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染めすぎで藍が薄くなったので、無地や絞りも染めて
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型も彫り直して
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うす藍反も染めて
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寒明け蒅を、待って、待って、待ちくたびれて
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甕の中身を大入れ替えして
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届いた蒅がうまくいかなくて
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焦ってときどき叱られて
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大甕を掃除して
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急きょ分けてもらった播磨藍を仕込んで
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なにかしなきゃと
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お茶運びもして
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田中さん、もうほんとに最後ですよ。

「うん」
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どんな仕事にも苦労はつきもの。
でも田中昭夫の仕事は苦労ではない。

人の100倍大変なことになっても、好きで、楽しんで、これしかなくてやっている。
これがやりたくてしょうがない。

苦労なんて野暮な混じり気は一切なし。
先入観なく、まっすぐに田中昭夫の染め布をご覧下さい。
まっすぐに応えてくれる、邪気のまったくない、潔く、清々しい染め布です。

藍こそすべて。

自分のやりたい、ほんとうのことをする。
他のことはどうだっていい。
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3/10(金)の朝、無事に名古屋月日荘へあらわれるまで、気は抜けない。

震えて待つのは、いよいよこちらの番だ。

ぜんぜん好々爺じゃない。
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田中昭夫の染め布、ラストショー。
若い衆とのコラボ展、明日から名古屋月日荘にて。

ついでにTGも勢ぞろい。
こちらもラストです。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-09 12:05 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(2)
2017年 03月 07日
TOMMYのばかん
泥まみれのスライディングセーフ、前々夜。

お冨さんより、画像が届いた。

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やれやれ。
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まったくもう。

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心配して損した。

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抜け目のない、あきれた上等仕事だ。
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こんにゃろうめ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-07 21:35 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 07日
若い衆とのコラボ品-2
金工作家:小原聖子

さいしょに届いたのはモビール。
真鍮+白漆&御大ハギレ。
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その後、聖子ちゃんのインスタにUPされたのがこちら。

思いがけないアプローチに、TG一同わぁっとなった。
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納品されて、もっと驚いたのは、クオリティとクオンティティ。

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ぜんぶ違った。
ぜんぶかわいかった。
そして、個々のボリュームもあった。

あまりのステキさで、聖子ちゃんがここにいたら、抱きしめたい。
丸めてあるものは、首にかけると長い1本。
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奇跡のコラボで幸せだ。

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服飾作家:クチル・ポホン 井上アコ

ちいさなハギレならアコちゃんが有効活用してくれるはず。
これらを渡してみた。
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味噌煮込みをすすりながら名古屋で見せてくれたサンプルがこれ。

化粧ポーチとして長物がギリギリ入る、あるようでないサイズ。
置くまで手の入るミラクルなデザインだ。
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そして最終納品分がこちら。

裏地づかいがにくい。
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これで全部につき、TGには先取り禁止令発布済み。

たまらないね。
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紙造形:宮下香代

紙・鉄・柿渋・墨などで造形物を想像する宮下さん。
最初に提案して頂いたモビールがこちら。
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その後、小箱も追加して下さった。
紙と布の密な出会い。

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製本家:都筑晶絵

ちいさなハギレを掌におさめられる、静かで美しい紙仕事をしてくれた。
名刺入れと蛇腹ノート。
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月日荘オリジナル

きものまわりのコラボは、月日荘オリジナルとして出展。
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名古屋帯や半巾帯、ラオス谷さんの絹と合わせた数寄屋袋など。
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みんな大好き「寿」柄は掛け軸になりました。
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救出した我々は、えらかった。
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広幅水玉×うす藍かわゆす、も帯になっていた。
続々と新作が仕上がっています。
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ぜひ月日荘のインスタグラムからご覧下さい。

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TGオリジナル

うす藍岡崎木綿。
巾はそのままに紐をつけて前掛けになった。
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柄と無地のはざま、そのまま使用の前掛け。
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クッションも生地巾を有効に作った。
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三つ編み絞り紐もつなぎ合わせてクッションに。
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ハギレやカット反はこうするといいですよ、という販促活動の一環だ。
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カディコットン、ゆらぎ麻葉の空色。
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端を縫い止め、大風呂敷になった。
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若い衆、みんな、ありがとう。

おかげでハギレは生きた。
新鮮なアイデアと解釈と手業で、こうも生まれ変わってほんとうにうれしいです。

月日荘展で、みなさまお手にとってご覧下さい。

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ひとつ、知ってほしいこと。

正藍型染師 田中昭夫82歳。
自分の型染布を、我々があれこれすることに、寛大だ。

ヘンだとか、文句とか、一切ない。
かなりポジティブに理解し、受け止めてくれる。

柿渋をかけられたり、裏づかいされたり、首飾りやかばんになったりに、むしろ興味がある。
ぐるぐるさわって眺めている。
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だからコラボが企画出来た。

もう少し若かったら、別のコラボが出来たかも。
いや、年を取って丸くなったことで、コラボを許してくれたのかも。
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いずれにせよ、間違いなく、ラストコラボ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-07 16:28 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 07日
若い衆とのコラボ品-1
柿渋染め作家:冨沢恭子

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ヒダヒダ縫いがポイントの「小籠包かばん」。
御大×TOMMYの贅沢なショーロンポー。
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発掘された、途中やりの「鳶の親方半纏」が元生地。

この松煙染ハギレに冨沢柿渋がかかった。

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冨沢さんは、ギャルリ百草展と会期がかぶるため、いまもって鋭意制作中の状況。

預けた田中染布はこちら。
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生地は仕込み済、と連絡があった。
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科布にはチクチクを入れ、柿渋。
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問答無用の特別待遇。
ほかの若い衆には他言無用。
スライディングセーフの前日納品とはこれいかに。

かたずを飲んで震えて待つ。

※3/7現在の仕上がり状況はこちら⇒
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洋服:
MITTAN

ざらりとした触感が涼しげな、広幅カディコットン。
ゆらぎ麻葉の型染ワンピースは、2枚重ねでも単体でも着られる。
内側は藍無地の麻。
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岡崎木綿広幅に空色の紗綾形。
内側はクレープ木綿晒。
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いつものMITTAN商品よりハンドルが長く、肩にも掛けられる特別仕様のバッグ。
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”型染”師の”絞り染”、岡崎木綿で。
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のれん用に作った帆布に藍×渋木。
「巴」は片面に。
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裏地は、絞りBAGも同じくMITTANの藍のペルーコットン。
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袴風パンツの菱花柄は、この布のみに使用の型紙。
あまりにも贅沢。
可能な限り柄が途切れないよう調整してあった。

上質の薄手カディコットン広幅に、花芯は藍取り、すっきりした濃藍で。

袴のようにポケットは付いていないが、しっかりと御大の布を感じていただける、とのこと。
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MITTANのインスタグラムでもご覧頂けます。

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洋服:奥田早織

数十年前に古民芸もりたで求めた江戸期の蚊帳の藍無地を、早織ちゃんへパス。
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すると貫頭衣のような、早織解釈の3枚が届いた。
肩が蚊帳、下はそれぞれ早織セレクト麻。

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中央のちいさなパーツは小原聖子の真鍮+白漆。
コラボ&コラボのTOPS。
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デニムのヒモパンツ。
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裾のみ正藍無地木綿。
ここまでムラなく濃く染めることの凄さ。

ウエストゴムパンツ。
まえうしろ、履き間違えOKな仕様。
薄藍かわゆすの裾と、広幅木綿の貴重なBIGチェック。
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チェックパンツの後ろ面、無地は2種類。

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TG布茶もレポートしてくれました。
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奥田早織さんのインスタグラムでもご覧頂けます。

・・・・・・・・・・・・・・・

洋服:加藤希久代

好天のいまがチャンスと、すべてに洗いをかけてみた。
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干しながら、気分が上がってしょうがない。
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白梅をバックに、梅ちゃんシリーズ。
両端は岡崎木綿、真ん中はインドカディコットン。

たまらない。
わたしはこの3点セットが欲しい。
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2017年の初染め、薄藍かわゆす
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カディコットン&手紡茶綿、たっぷり贅沢なギャザーブラウス。
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パンツのストライプは左右それぞれ。
岡崎木綿の貴重な広幅を使いました。
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正藍無地との悩ましいリバーシブル。
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ハギレパーツをパッチワークしたラップスカート。
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もしかして
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両面いける。
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なんの衒いもなくみえるストライプ。
だからこそ、素材と染めがモノを言う。
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広幅に太い縞、藍取り濃淡、そしてこの生地。
春を飛ばして初夏の風が吹いた。

この手の上質なカディコットンは、いま手に入るのかどうか。
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続きます。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-07 14:04 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 06日
七緒vol.49と月日荘ご近所MAP
そろそろみなさまの目の裏まで藍色になった頃だろう。
足の裏まで、どうかもう一声お付き合い下さい。


明日3/7は雑誌「七緒vol.49」発売日。
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P98-P103に「田中昭夫の藍仕事」が載っています。
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文は工芸ライター田中敦子(肩書がTG、笑)。

TGとの物語というより、田中紺屋の物語として、冷静に熱く書かれています。
御大の歩んできた、まっすぐな藍の道が垣間見れます。

あの日、カメラマンの撮ったポートレートが秀逸。
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七緒vol.49で、御大の表情をご確認下さい。
何とも言えない、いい顔です。

月日荘展にお越しの方も、来られない方もご一読を。
ちなみに限られた冊数ですが会場でも販売します。

そして。

行き帰りにごはんかお茶がしたい。
名古屋がはじめてでよくわからない。

そんなあなたのためだけに「月日荘ご近所MAP」を作りました。
作成は月日荘妹さん。
会場にてお持ち帰りください。
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来る前にどっか行きたい方へ。
これで見られます?
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未訪ながら「8.トップフルーツ八百文」のフルーツモーニングは、絶対のゼッタイ美味しい予感。
フルーツランチもあるって、どゆこと。

初にゃごやのみなさまには「3.山本屋本店」「17.まことや(金曜休)」で味噌煮込みうどんをおすすめします。
「すみませーん、半生で煮えてないみたいなんですけどー」って言わないように。

和菓子とカフェ「10.菓匠 花桔梗」は月日荘帰りに丁度よろしいかと。

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明日は「若い衆とのコラボ-1」と「-2」を一気にUPします。

これがまた、いいんだなあ。

震えるぜ。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-06 22:57 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(4)
2017年 03月 06日
若い衆とのコラボ品ー序
2016年5月、奥の院より発掘

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-06 18:49 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)
2017年 03月 05日
リバマ事件簿ー了
田中紺屋の不測事態を見かねた黒幕は、播磨藍の村井さんとその知人の方から、急きょ蒅を分けてもらうことにした。
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「その人たち、誰だかわからないんだよなあ」
「ここに来たことあるっていうんだけどなあ」

村井さんも日々の推移を心配してくれていた。
自分の知らないところで、色んな方が気にしてくれている。

「オレは運がいい」
ボソっとつぶやいた。
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外に、素晴らしい色味のタオルが干してあった。

「甕に水を張る前にさ、中をきれいに拭き上げたんだ」
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この意味わかりますか?

朝早く起きて、藍が到着する前にひとりで再度さかさハシゴを立て、甕に入り、バスタオルで中を拭いたってこと。

ご厚意で分けて頂いたありがたい蒅を入れるのだ。
丁寧に、だいじに、仕込みたい。

ちなみに例の寒明け蒅は、20日経って青が出て来た。
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試し染め。
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少し青になりましたね。
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「まあそうかな」

「こんなもんじゃないんだけどな」
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お待ちかね。

播磨藍を受け取った黒幕のクルマがやってきた。
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蒅がすぐ沈むように、あえて乾いた一昨年の蒅を用意してくれていたとのこと。
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出来立てだった寒明け蒅とは、ずいぶん違い
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からりとして、タネもカラも混入していない。
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いよいよ田中紺屋の藍甕に「播磨藍」が入る。
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1俵の半分量を、大谷焼甕1ツに仕込む。
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フスマと石灰を投入。

辛くしないよう、注意深く。
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こんどこそ慎重に。

きちんと建つまで、「紺定」色のパキッとした濃い藍になるまで、待つ。
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ようやっと、田中紺屋の気が晴れた。
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ラストスパートに準備した、型付け済みの反物群。

これらは、藍がしっかり建ってから、ぼちぼちと染めていけばいい。
慌てた仕事はしない。
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さて。

我々TGが関わって「田中昭夫の染め布展」を行うのは、この月日荘展でほんとうに最後です。
まとまってご紹介できるのは終わり。

さいご、さいご、でTGは最後です。

ただし、この様子じゃ、田中御大はまだ染め続けます。
誰にも止められない。
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では、3月以降、徐々に染まった反物はどうなるのか。

どこで入手できるのか。

TGが、またどっかで「最後」展をやるのか。

「否。」

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この先はすべて名古屋月日荘取扱いとなります。

それだけは、決定しています。

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すでに3/10からの月日荘展分のパッキングは終わりました。
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力強くも愛らしい岡崎木綿の帯地。
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弁柄も入りました。
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月日荘好みのリクエストに応じた花柄、岡崎木綿帯地。
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やわらかく染まったカタバミやベニバナも。
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例の古い韓国手績手織麻の帯地は、あるだけ御免。

再度申し上げますが、生地がもう手に入りません。
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江戸期蚊帳に正藍無地染め反も出します。
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少しですが、カット反もあります。
ハギレセットも作りました。

そして「若い衆コラボ品」。
こちらの詳細は少々お待ち下さい。
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しめて大段ボール11個分。

来週金曜からの月日荘展にて。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-05 10:59 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(7)
2017年 03月 04日
リバマ事件簿ー2
※「3月上旬のインフォルマシ」は、諸般のリバマ事情で遅れている、もしくはすっ飛ばしにつきご容赦下さい。

年季エプロンのセット完了。
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オーマイ

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ガ。
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入った。
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はしご脚立を抜いて
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残った灰汁は、手酌ですくう。

これだけ深い大甕だってこと、お分かりいただけましたか。

わたし、今ようやく理解しました。
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バケツリレーの巻。

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誰か映像を撮ってくれまいか。

花咲か黒幕。
枯れ木に花を咲かせた、張本人。
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みるみる、リレーは続き
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すくい出し終了。

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灰汁の甕は空になりましたとさ。
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次に、仕込中の藍液を
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かき混ぜながら、ポンプで移動。
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いやー助かった、とも。
ありがとう、とも。

何らコメントもなく、つつがなく、当たり前のように完了。
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もしも地震が来て、空の甕が割れてはイケナイ。
火壺に火を入れたらなおのこと。

甕には必ず水を張っておく。
それが鉄則らしい。
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大仕事が終わった。
あとは、明日、黒幕が運んでくれる播磨藍の蒅を待つのみ。

阿波藍から播磨藍へ。

ブランドにはこだわりません。
きちんと建つ藍、だけを求めます。

一大転換。

愛染様、田中紺屋はなぜこうもジェットコースターなのですか。

お元気で何よりですが、周りの心臓がもちません。
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ひと仕事済んだことで、御大は一杯やっちゃいたい心境。

そうでしょうとも。

だが申し訳ない。
TG達は今、それどころじゃない。

「田中さんだけ飲んでいて下さい」
と、仕事の手を止める気配がない。
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は。
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いやいや、うちら、まだ飲めないんで。

しかもコレ、常温なんでしょ。
どうせなら、冷やしておいて下さいよ。

さっきまでの大甕もぐりとは別人。
とぼとぼ、ヨタヨタの82歳に戻ってしまった。

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播磨藍の村井さんに、電話しておこうね。

ありがたいよね、キチンとお礼を言わないとね。
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黒幕の指示により、ホットライン中。
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気の利いたお礼とか、そういうの、なんにも上手く言えない田中御大。

ぼそぼそ、もにょもにょ、口ごもりながら、やっと電話をした。

心なしか、感極まっていた。

捨てる藍あれば、拾う藍ありだな。
と、下手なたとえも言っていた。
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ひとつ別件朗報。

月日荘展に出す帯地は「岡崎木綿」が主の予定でした。
DMにもそう入れてあります。

じつは。

古い韓国の手績手織麻の帯地、10数反が出ることになりました。
「また出たか」と思われても仕方がないですが「また」なんです。

ああ、どの口が。

でも、

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「紺定」の濃い藍色、糊際すっきり。

素晴らしく上等の手績麻の帯地。
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見入ってしまう、綱部分の藍取り。
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2015年頃に染めたって、あの方が言うんです。
青山DEE'S HALL「最後の頒布会」の頃。

素材もいい。
染めもいい。
藍の色も、ものすごくいい。
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これらの反物は、あるだけ御免。

どうぞあしからず。

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【正藍型染師 田中昭夫の新作染め布と、若い衆とのコラボ展】
2017/3/10(金)‐16(木):月日荘(名古屋)
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by kerokikaku | 2017-03-04 10:29 | 正藍型染師 田中昭夫 | Comments(0)