カテゴリ:更紗( 29 )

2018年 11月 24日
詳細インフォ、川口で更紗コレクション
♪ここがどこなのか、どうでもいいことさ どうやって来たのか、忘れられるかな♪ はっぴいえんど/細野晴臣 
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つか、忘れようにも。

目をつぶってても行かれるさ。

慣れ親しんだここは川口。
別名リバーマウス。

太郎焼が名物。
知らんけど。
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いつもと変わらぬバスに乗り、
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十一月とか十二月の田中学校でなく、しわすだちゅうがっこうで降りる。
(ほんと言うと、ひとつ手前の「末広一丁目」が最寄り)
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リバマ通い70余回のわたくし。

うれし恥ずかし、はじめての途中下車。
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いわゆる正藍型染師のリバ爺邸宅でないところの重文建築。

こちら、旧田中家住宅。
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なんどもうるさいですが、11/25日曜15時まで。
いわゆる明日まで。

残すところ15時間だ、と脅しとく。
TANAKA印に延長はない。
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ああ惜しい。

今さら宣伝の薄さを嘆いてもせん無いことだが、大いに嘆きたい。

すばらしい展示でございました。
と過去形。
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失礼ながら、やたらな期待をせずに伺ったからこそ感動した。

ええもん観た。

レジェンド展になるかもしれん。

あと15時間。
心ある皆様におかれましては、遠路リバマへ無理を押してもはるばるお出かけ下さいますことを心よりお勧めしつつ。
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埼玉川口にある「旧田中家住宅」。
大正時代に建設された和洋折衷の煉瓦館。
瀟洒な素封家の邸宅に、このたびインドネシアの染織が展示されている。

それも明日25日まで。
泣いても笑っても15時まで。
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どうにかなりませんか。

限りなくグレーな圧力でも何でもいいから。
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どもならん。

延長できん。
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それなりに長年、方々でインネ染織見てきたけど、この手の更紗ははじめて見た。

なのに、POP等で特段の推しもなく、サラリと展示。
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重文建築につき、両面テープでPOPが貼れず、展示方法にはそれなりの規制がある。

だからこそ。

床に直置きのゴージャス。
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目移りする注釈POPがないおかげで、むしろ平たい目で見られるのが健康的。

Don't think.

Feeeeeeeel. ってやつ。
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もうお感じでしょう。
ふんわり不思議感あふれるディスプレイについて。

お尋ねすると「インテリア関連の方に展示をお願いした」とのこと。

それを聞いて納得。
いわゆる一般的な展示ディスプレイではない、どこか違った空気感。

例えばこちら。
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椅子にさりげなく布をかけての展示。

見せ方として面白い。
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注釈POPはざっくり「スンバ島」。

布それぞれ、逐一のめんどうな講釈はなし。

「触るんでねえぞ」とシンプルCAUTIONは忘れず。
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あとは「あんたが見て、感じな」って。

更紗展示方法に対するあたらしい提案。
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3階建ての洋館はすてきな迷路。本気で迷子になる。
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踊り場に、ちょいちょい宝布のジャブが入る。
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3階のピアノの部屋。
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の、生命樹。
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ま、ふつう、布の展示でこういうディスプレイ方法はないです。

そこがかえって新鮮。

柱に布を巻いちゃうとか。
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別件おまけ情報。

ピアノのカバー布が「レースのお嬢さん」。
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なんだろう。

すべてが贅沢、そして優雅。
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リッチな気分を味わったのは、わたしだけではないはず。
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コレクター氏に伺ったところ、今展は自身のコレクション500数十点のうち、ほんの70余点だと。

70/500、と簡単に言われ、腰が砕ける。

しかし、ほんとにいい布は出さなかったって。

古い布なので、吊下げ展示が難しく、むしろ出さなかったって。
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どんだけよ。

意味不明。

めまいがする。

グラグラだ。
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趣味で集めてるから、って。

ご謙遜。
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あのですね。

ビジネスでなく、趣味ってのがいちばんオトロチイんですよ。

やばいんです。

趣味って言っちゃうのが、むしろ超やばいんです。
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浜田克則さんという本展のコレクター氏。
初対面だし、あれこれお尋ねするのをはばかってしまった。

あちらは紳士、わたしのような馬の骨が誰なのかをお尋ねにならなかった。
わたしさえわたしが誰かを知らないが。

謎が謎を呼び、何が何だか。

このコレクションは何なの?

おとろちすぎるミュージアムピースばっかり。

何でここにあって、そんで何なの?

ウブ出しのウブ布ばっか。
誰の目にも触れていない。

そして次展がある気がしない。
そこが大問題。

ねえ、どしたらいい?
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要するに。

明日11/25、色々がどうにかなる方へ。

無理しても行った方がいい、ってことが言いたい。

建物もたしかに素敵だし、よろしければお庭もご覧ください、なんだけど。
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それは今度でも見れるから、とにかく布を。
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JR川口駅からはバス。
川口元郷駅からは歩けます。
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これで言いたいことは言った。
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金牛奥、立派な旧田中家住宅にて、明日まで。

http://www.kawaguchi-bunkazai.jp/tanaka/tovisit/tovisit.html

あとは任せた。




by kerokikaku | 2018-11-24 23:47 | 更紗 | Comments(1)
2018年 11月 24日
#インドネシア染織#更紗#川口旧田中住宅#11/25日15時まで
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偽インスタ気どり。
帰路の電車内より慌て投稿です。

気をつけろ、明日11/25日の15時まで。

行った方がいい、と声を大にしときたい。

うんざり遠方だからって、後で泣いたって知るもんか。
わたしだって頑張ったんだ。
重い腰を上げて来てほんと良かった。

悪いことは言わない。

かつて今まで、悪いこと、言ったこと、ないでしょう?
あったかな?
かもね。

目あかの付いていない初出し布ばかり。
よくぞキレイなからだで今まで残っていた、平成さいごの奇跡。

たまらん、たまらん。

JR川口駅東口からバス、埼玉スタジアム線川口元郷駅から徒歩。
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Don't think.
Hurrrrry!




by kerokikaku | 2018-11-24 14:15 | 更紗 | Comments(0)
2018年 11月 19日
川口の田中家でバティック
「川口の、田中さん家って…いま、何か、やってるんですか?」
と、知人に尋ねられた。

リバマ爺宅で、いま、何かやってたっけ。
????

えーっと。

この期に及んで、正藍もおじゃんだし、うちらしばらく行ってないし、ご本人もけっこうアレだし。
と、しばし逡巡。

ははーん。
そっか。

別口の川口の田中さんのとこだな。

カモナベイビー。
ピンときたぜ。

こちらおなじみ「十二月田中学校」。
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「しわすだちゅうがっこう」と読み、決して「十一月とか十二月の田中学校」ではないところの。

そこより程近くの「旧田中家住宅」。

川口市の文化財に指定であるところの。
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こちらで11/25(日)まで、インドネシアのバティック関連の展示アリ、という好情報を得た。

入場無料が太字であるが、別途入場料はご容赦。
日本インドネシア国交樹立60周年記念の関連とは。

先だっての11/11(日)、目黒の在インドネシア大使館におけるインドネシア染織の展示は、気になりつつも行かなかった。
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このビジュアルだけで、まいっか、って判断したのが敗因。
むしろこのビジュアルにひっかからなかった引きの弱いわたしが残念。

国際秘宝館と遠くないしずる感を感じつつも、重い腰が上がらなかった。
したら、行った方の写メで「ああ、これは行くべき展示であった」と大後悔するも後の祭り。
なかなかのレベルなインドネシア染織が展示されていたっぽい。
しかもたった1日限りの展示ってどーよ。

やれやれ。
ありがちな、まさかの過少広報。
太字で言っときたい。

高レベルのバティックや織布が多くあった様子。
それらを皆様にお知らせしたいのに、サイト検索でどうやっても探せない。
そこもまたインドネシア共和国のやや残念な点である。

さて、川口の「旧田中家住宅」での展示について。

どこをどう検索してもこれ以上の情報が出て来ない。
公式サイトは未更新。
なすすべもなく、この目で遠路確かめるしかない状況。

あなたたちの本気が見えない。
うちらの本気が試されている。

近いからって、同じリバマこと川口の、別口の田中邸に寄る予定はないが、あえてシレッとご挨拶に伺うべきなのだろうか。
菓子折りとかぶら下げたりして。
うーむ。

悩ましげな川口の田中邸と、インドネシア関連インフォをお知らせしてみました、けど。


by kerokikaku | 2018-11-19 20:16 | 更紗 | Comments(0)
2016年 08月 11日
サロンクバヤ
松濤美術館で開催のサロンクバヤ展。

閉館ギリに行くと、あらまうれしや、誰もおらへん。

見放題、転がり放題(いけません)。
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そして今どき流行の「撮影OK」であった。

更紗界で最も有名な布のひとつ、儀礼用ローブ・千継ぎ更紗衣裳もあった。
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御大宅で会った沖縄夫妻が、紅型の図録を見つつ「これはあの本にも載っていた有名ピース」などとおっしゃっていたが、コレ!というお宝コレクションは、数多の本に掲載されており、数寄者にはおなじみ。
そうは言っても、その展覧会に行かないと、実物は拝めない。

はからずも、渋谷松濤で拝めた。
写メまで撮れて、ありがたや。

うちにあるいくつかの更紗本にも載っていた。

別冊太陽「更紗」
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ハギレ一枚づつの考察、お疲れ様です。
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わたしも編集に参加してみたかった。
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五島美術館「古渡り更紗」
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あれはほんま、歴史的な展覧会やった。
どちらも小笠原小枝氏のレポート。
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上衣(バジュパンジャン)が、心なしか戦前の沖縄、琉球方面の衣裳とかぶってみえる。
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首の上におだんごアタマをイメージしたら、そうみえるでしょう?
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「レースの上衣」についてはパスかな、なんて思っててすみません。
マンダリンカラーのものは、かなりスタイリッシュ。
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コムデギャルソントリコの新作ブラウス、と言われたら信じちゃう。
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手を伸ばせば触れるが、さわってはいけない、でもちょっとだけさわりたかった。
糸味の良さが見ただけでわかるインド更紗。
なぜに昔の生地ってのは、ねえ。
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ジャワ更紗のハンカチ。
あらら、周囲はロックミシンかしらと二度見した。

手ロック。
ROCKすぎ。
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今更ながら、ジャワ更紗プカロンガン産の腰衣(サロン)の点描を見て、ため息と言うか、呆れると言うか。
細かきゃいいってもんでもないが、まんず、めまいで、クラッとする。

富める事業家プラナカン女性の、贅沢極まりない豪華なジュエリー展示も必見だ。
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これからじっとりカタログを拝読しようと思う。
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京王井の頭線、駒場東大前の日本民藝館の沖縄展と合わせて、一駅乗って、神泉の松濤美術館。
2館同時に観られる惑星直列は8/21(日)まで。





by kerokikaku | 2016-08-11 14:53 | 更紗 | Comments(2)
2015年 02月 12日
ジャガード高機見学と、階段 その2
機の部屋から二階の応接室へ移動しました。

階段脇はさながら古布ミュージアム
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中国錦
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たぶん日本、何時代だろう 室町とか?
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社長室にあった額
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YES!更紗のかわいこちゃん
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応接室にあったソファの掛け布
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YES!中東アジア絣でウラは更紗ちゃん
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階段踊り場にさりげなく
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YES!シャム手更紗に
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紋尽手更紗
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きょろきょろすると、宝裂がシレっとある
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コプト裂じゃなさそうでほっと胸をなでおろす
左に伏せてある額(に入っているだろう布)が気になる
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あら、こちらにも
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まさかの刺繍 
人差指の爪くらい 
目が痛い
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まだ先にもお宝階段が 
基本は織物、錦 
中国と日本の古いのばっか
その中で更紗を探す
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反射が残念 
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これはなんだ 絞りと、刺繍と、金更紗と、  
暗くて見えん
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なんつうの、五目御飯みたいな裂  
おっと、表現が超貧困
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中国湖南省で出土した2100年前の馬王堆漢墓
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ミイラと副葬されていたうすぎぬ(羅)
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の、完全レプリカ
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ぎゃふん
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外は小雪
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美味なる上用饅頭と中国茶でしめてバイバイした。

ほんとは正倉院御物復刻柄の帯もゾロリとありましたが、ちょっとそれは管轄外過ぎてレポート不可。

高機と、階段と、雪と、饅頭。

現場から以上です。


by kerokikaku | 2015-02-12 20:59 | 更紗 | Comments(0)
2014年 10月 06日
更紗の時代
展示タイトルの破壊力。

チラシの破壊力。
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こんなで
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ちらり
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ひらいて
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うらかえして。
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あうう、タマランチ会長!

遠方っぷりも破壊的。

更紗の時代 AGES OF SARASA
2014/10/11(土)-11/24(月祝):福岡市美術館


サイトは意外にもおとなしめで、膝がっくんばい。

マイルが足りんばい。

by kerokikaku | 2014-10-06 22:07 | 更紗 | Comments(2)
2014年 06月 28日
布味、ビンテージ感
見つけた時は、似ていると思い、

雨に濡れながらガッツポーズで撮ったけれど
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よくよく比べてみれば、さほどでもなく
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も、ないかな。

by kerokikaku | 2014-06-28 21:33 | 更紗 | Comments(0)
2014年 06月 20日
裂帖の道 その9
裂帖の道、ようやくラストスパート。

昔、テキトーに作ってしまった裂帖から布をひっぺがし、洗って整理し、新規作成にここまで時間がかかった。

遠くまで来ちゃったなあ。

さて、外箱の表面にはぎれを埋めていく。
スキマがあったほうがいいのか、ないほうがいいのか。
正解はどこだろうか。
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あーあ、貼っちゃった。
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タイトルを入れることもあるかと、無地枠もつけておく。
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そんで、ちょっと差し替えたりして、もはや「ウォーリーを探せ」の世界。
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できた。
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あと10シートは増量可能なフエルアルバム式。
天地左右、問わず方式。
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では、簡単な説明を左・右の順で行きます(同じ場合は省略)。

―カシミヤ綴織/刺繍 18-19C  
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―カシミヤ綴織/ジャガード織 18-19C
―カシミヤ綴織 19C
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―芭蕉布 20C?
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―スマトラ・ジャワ金更紗/ジャワ中部更紗 20C
―ジャワ北部・中部更紗 20C
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―ヨーロッパ(オランダ・フランス)銅板捺染更紗 19C 
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―ヨーロッパ銅板捺染更紗/ペルシャ渡インド更紗 18-19C
―ヨーロッパ銅板捺染更紗 18-19C
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―ヨーロッパ銅板捺染更紗 19C 
―ジャワ北岸更紗/清朝錦/インド金銀糸織 20C
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―インド型更紗/トラジャ渡手描更紗 17?-19C  
―スマトラ絹緯織/インド絹経緯絣織/ラオス絹緯織 19-20C
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―インド経緯絣絹織/スマトラ緯紋織 19-20C
―和更紗(堺・京?) 19C
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―インド鬼手手描更紗トラジャ渡/型更紗 18C?
―インド鬼手型更紗 18C 
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―インド鬼手型更紗 18-19C
―インド鬼手手描更紗トラジャ渡 17-18C?
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―インド鬼手描更紗インドネシア渡 18-19C
―インド手描更紗スマトラ渡 19C
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―インド手描更紗スマトラ渡 18-19C
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どうも、更紗部のみなさま。

ご清聴、ありがとうございました。
長々とお付き合いいただき感謝します。

個人好みのミニミニ寄せ集め帖につき、全世界全更紗を網羅とはいきません。
しかも更紗だけにあらず。そして更紗の定義は広い。
ここでの区分は厳密には不安定です。

それにつけても更紗は、大航海時代のロマン、ゆらぎの手技、布のちからに溢れている。
なんといっても可愛い。

もう作れないものにつき、チビ更紗ひとつさえも愛でていきたいと思います。
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でもあと3冊位つくれそうなんだよなあ。
貼ったら台紙がけっこうゆがんだし、もっと厚い紙にすべきだったなあ。
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後から思うことは色々とございます。

by kerokikaku | 2014-06-20 16:57 | 更紗 | Comments(2)
2014年 06月 18日
裂帖の道 その8
続きまして、厚紙で外箱を作る。
カルトナージュとは、これまた初めての作業。
この日のために、図書館の本をコピーして待機していた。

カルトナージュといえば、ふかふかしたワタなんか入っちゃったりするハワイアンやフレンチ風が思い浮かびがち。
本品はそうじゃない方向へ進む。
初心者につき、上箱と下箱だけのシンプル型にしよう。

2mm厚のボール紙を用意する。
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カッターを入れる時は、いっぺんに切ろうとしないで、数度に分けて切込んでいく。
でないと指を切るか、切線がゆがむこと請け合い。
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刃は惜しまず折り、常にとっきんとっきんにしておきましょう。

ボール紙を水張りテープで貼り、箱に成形する。ヘラとスポンジを駆使。
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下箱が出来た。
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シミュレーションに更紗を入れたりなんかして、ほくそ笑む。
これは大事な儀式のひとつ。
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念のため、上箱用の厚紙を重ねてみる。
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ぎゃぼっ。
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ボール紙の厚さに対する考慮が甘かった。
ぴったり過ぎ。
ムチムチはじける、いや、これ入らないってば。

事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起きているんだ!

机上計算では合わなかった。
泣きながら採寸し直し、ボール紙をカットし直し、貼り直し、上箱ふたたび。
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さて、どうなのか。
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おさまってくれ。
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ドッキング無事成功。

現場にて確認いたしました。
ではスタジオさんへお返しします。
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つづいて、箱の表面に薄手の綿ローンを貼る。
薄くてゆらゆら、貼りづらい生地を選定したことを一瞬悔やむ。
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糊がつけづらい、生地も伸びる、動く、まっすぐいかない、ゆがむ、いらっとする。
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ひーはー。
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講座などで人に聞くことができれば、秘密のテクニックがきっとあるのだろう。
聞けば「ああ、そうね」と思うような。

なんてことあったりなかったりな、ちょっとしたコツのようなもの。

これを知ると知らぬとでは雲泥の差なのだ。
そうですよね。

野良犬拳法だものしょうがない、こんなもんか。
と、今、ひそかにへこんでいる。

自分の人生のあり方から遡り、いろんな意味で、けっこうへこむ。
実は、けっこう、うじうじと。

病んでますか。

気を取り直し、内側に色紙を貼る手順へ進みたい。
しかし、色紙の準備をうっかり忘れていた。
うかつとんかつ。

買いに出るのをはしょり、絵の具で着色して自家製色紙を作る。
ほら、雨でございましたでしょ。
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ゴージャスにもチープにも簡単に化ける、ゴールド色を採用。
さすがだね。

これにより、布貼りのまずさが隠れるか、な。

じゃん。
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じゃじゃじゃん。
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細部を気にせず、鷹の唐揚げって言うんですか。
鷹揚な眼差しで見ていただければ。
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次なる野望は、これ。
千継更紗ローブを目指してみる。
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上箱表面に、更紗のはぎれのはぎれを貼り込んでみよう。
まずは、ざっと置いてみる。
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おやおや。
ほんとにこれでいいのだろうか?

ふんわりとした疑問が沸く。
気のせいかな。


最終回へ続く。

by kerokikaku | 2014-06-18 18:34 | 更紗 | Comments(0)
2014年 06月 17日
裂帖の道 その7
糊貼り前夜はこちら

てめえ、ガタガタ言うんじゃねえ。
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貼って貼って貼りまくれ!
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厚いものから
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薄いものまで
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おまえたち、貼っちまいな!

上記のセリフは、キイロに黒ラインのジャージ上下を着てから叫ぶことをおすすめします。
BGMは、やはり布袋さんのあれで。
死亡遊戯のほうでなく。

チーム赤
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チーム青
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同じ布だけでまとめるのもいいけれど、
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やっぱ、お友達も入れてあげることにする。
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このチームもまとまらないねえ。
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ぐしゃぐしゃポンと並べ替え、気が変わらないうちに糊をつけた。
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ここまで乱れていると、さすがのあたいにも手に負えない。
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いいお友達がやってくることを夢見て、ペンディング組にする。

理想はフエルアルバムなので、これが完成系ではない。
いつなんどき更紗が増えてもいいように、余力を残しておく。

さて、フエル予定はあるのでしょうか。

指先をべとべとにし、なんとか貼り終えた。
台紙は20枚余。
合紙をはさみ、画集を重しに乾燥させる。
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なんとこの日は、ほれ、あのころ。
梅雨に入って、やたら降りまくった、あの数日。

わたしは今、乾かしているのだか、しっとりさせているのか、あやうく不明になりそうだった日。
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気を取り直し、その間に外箱づくりを進めよう。

by kerokikaku | 2014-06-17 21:56 | 更紗 | Comments(0)