カテゴリ:更紗( 29 )

2014年 06月 15日
裂帖の道 その6
「てっきり、出来た裂帖を見せに来たかと思った」と、ゴリラの親分の更紗展で言われ、ヒィとなる。

しまった。
台紙を注文したところで、すっかり気が抜けていた。

熱しやすく、なんちゃら。
くわばら、くわばら。

心を入れ替えて、裂帖の道、その先へ進む。
台紙に貼る前に、まずレイアウトを組もう。
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カテゴリ別にまとめた更紗をトレイに入れて、白紙の上に乗せていく。
白机に白紙という、不親切な画像をどうぞ。

こういうのって楽しいね。
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てか、キリないね。
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カテゴリをどうくくるかも問題だ。

見た目のかわいさでくくるのか、
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同郷のお友達同士でくくるのか。
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裂帖は基本的に裂を重複せずに入れるのが美しいが、ここにあるのは小片ばかり。
重複させないともたない。

なので、織・染・出自というカテゴリに分け、同じ裂の小片はなるべくかためて配置する。
ただし、かわゆす小片は、別の台紙に出張することも良しとした。

「18c インド・グジャラート産 手描き 鬼手幾何学文様格天井更紗」
などと、逐一IDを書き入れようかとも思ったが、いかんせんおチビ。
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書くとうるさい。
シンプルに貼るだけ作戦にしておこう。

更紗をいじくるだけで、時を忘れそうなので、台紙にうつる。
脱・妄想族。

中厚手の鳥の子紙に金絵具で縁どりをする。
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これでいいのか、ザ・色紙風。
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台紙を正方形にしたのは、はぎれの長さの最大公約数から。
再度こちらにレイアウトし直す。
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やればやるほどキリないね。
また始まった感、満載。

例えばチーム・ジャワのみなさん。
ぜんぶ入れればいいってもんじゃない。
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ソガ藍組を整理し、色気組をアクセントに足してみる。
左に見えている金更紗組は別台紙にする。
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悩ましきはチーム・パトラ。
チームと言っても1枚。出た、女王降臨。
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ゾウは入れたし、切りたくなし。
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さすがに鋏を入れる勇気を持たず、千切れかけた部分のみ使うことにする。
スマトラの織もお友達にする。
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まあ、いいでしょう。

そうなこんなで、半分位のレイアウト終了。
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キリないね。

置いただけで、まだ糊で貼ってないんでね。
いじくるかもね。
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by kerokikaku | 2014-06-15 23:10 | 更紗 | Comments(0)
2014年 05月 31日
多摩センター
本日のうっかりは、2014 vacant SUMMER展でvacantさん近影を撮らなかったこと。
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おさげ髪(!)にストローハット&むっちりデニム&素足にとんがったDrマーチン。
Tシャツはもちろん新作ブラックをご着用。

v様のクールないでたちを激写すべきだったと、いまごろ思う。
続々のご来場だったので、お邪魔にならぬよう、ついそそくさと。

ジョージタウン吉祥寺にて明日6/1(日)まで。
v様みっちりご在廊にてこの機会にぜひ。

そんなこんなで、カレンダーの並び都合のせいか「明日まで」という好展が多い。
「今日から」というのも多い。

今週になって「もしよければ、でも無理しないで」と頂戴した展覧会のキップも明日まで。
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遠方だな、300円分の招待券だしな、どうしよ、と思いつつも電車に乗る。

京王多摩センターは、15年くらい前、ディスプレーの仕事で週1ペースで通っていた。
こんな機会でもなければもう行くこともない。

懐かしや。
そごうが大塚家具になって三越になって、そんでもって現在は何なのか未確認。
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しかし、当時の10倍強、キティちゃんとしまじろうに占領されたドリームタウンになっていた。
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あの頃、ここはなかったと思う。
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ご想像通り、会場は閑散としていた。
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見たい放題、居たい放題。
ソファがなかったのは賢明だ。
居座り不可ですね。

横にぴったり「解説さん」がつく展示もいいが、がらんとした会場もおつなものだ。
世界の中心で更紗を叫びたくなる。
会場見張り番の方のご苦労を思う。

インドネシア染織ではジャワ更紗がクイーンだが、今展は東ヌサ・トゥンガラ州のスンバ/フローレス/サヴ島の絣が多く、渋いところをついている。
いわゆる骨董価値というより、研究材料としての染織コレクションのようだ。

綜絖付きのまま機から下した、織り途中の絣があったのがいい。
布だけサーっと見るとふうんとなるが、これがあるとリアリティが増す。
岡村吉右衛門氏による各地の織機スケッチが素晴らしかった。

バリやスマトラが残念ながらちょぼちょぼだった。
わたしの好きな、パレンバンもアチェもなかった。

ジャワ更紗に関してはコレクターの趣味が反映されてか、文様研究になかなかに好適な逸品だった。

ソファがないので長居をあきらめて帰る。
小腹を埋めようと昔なじみの箱根そばを探すが、おしゃれな駅カフェになっていた。
ほうほうの体で帰路。

インドネシアは染織列島。
ぜんぶの島のぜんぶの布を、ドバっとこれでもか展示だと、アゲアゲにはなるが心身ともにぐったりする。
それはそれで、心地よい疲労感でもある。

ライトな展示を折々拝見し、ジャブをこなし、いつか来るドバっと展に備えたい。

あの日の五島美術館の古渡更紗展みたいなの、またないだろうか。
三鷹市美術ギャラリーの去年のインド展みたいなの。
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by kerokikaku | 2014-05-31 23:03 | 更紗 | Comments(2)
2014年 01月 22日
裂帖の道 その5
裂帖の道はまだ遠い。

とりあえず端切れを全て洗い、カテゴリ整理をしたところまでが裂帖の道 その4

どんなに小さくても見れば出自は分かる。
そう豪語したものの、ワカランチ布がいくつか出現した。

そこでゴリラの親分にSOSする。

目黒と銀座で長く古渡更紗の店「ゴリラクラブ」。店主のゴリラの親分こと上野恭子さん。
現在はお店を閉め、更紗帯やバッグ作家として各地での展覧会ベースへシフトしている。

更紗のことはゴリラに聞け。

さて、いくつかのワカランチ布を手にゴリラ宅へお邪魔する。

質問の前に一杯ちょうだいする。
ツマミは古渡更紗軍団。この上ない至福である。
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泡の液体がスルスルすすむ。

去年の織田有さんでの展覧会でも大好評だったミニ裂帖軍団。
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ゴリラの親分は、例の五島美術館「古渡更紗展」にインスパイアされ、すぐさま制作していた。
素早かった。
表紙を漆で仕上げたものもある。

最終的に裂帖へ記すかどうかは別として、ワカランチ布の出自は分かった。
ヨーロッパと思ったものが和更紗だったり、和と思ったものがインドだったり。
修行が足らんかった。

さて、わたしの裂帖。
台紙が悩みどころ。

蛇腹方式でなく、A4かB5サイズのペラに貼っていき、箱に納める方式にするつもり。
和紙の風合いで、黄色味がかった紙がいいと思っていた。

この雰囲気。
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理想は和紙の「鳥の子」だが、経済との兼ね合いが難しいのだ。

ちなみにゴリラ式ではナチュラル色の洋紙を使っている。
洋紙でも合うものがあればと、様々なサンプルを取り寄せてみた。
端切れを乗せて様子を見たりして。
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希望の厚さで洋紙を探すと、あら不思議。
和紙「鳥の子」と変わらない、もしくは高コストになることが分かった。

なーる。

どっちにしてもならば、初志貫徹か。

台紙がふんわり決まったところで、貼るレイアウトを決めて必要枚数を出そう。
これまた悩ましくも楽しい作業である。
週末以降にゆるゆるやることにする。

さてと、ゴリラ宅の箪笥を拝観。
そしてちょっい見せ。
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5月に銀座で展覧会があるとのことで、更紗帯をつくりためていた。

遥かなる夢は、谷さんラオスの絹地で着物を作り、ゴリラの更紗帯を合わせること。
ぜんぜん着る予定はないのだけれど、いいの、夢だから。
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by kerokikaku | 2014-01-22 13:08 | 更紗 | Comments(0)
2013年 12月 28日
裂帖の道 その4
とにかく剥がした。
ザクザク剥がした。
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裏についた糊と台紙も水洗いした。
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アイロンもかけた。
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この状態でもじゅうぶん素晴らしく、つい立ち止まりがち。

いや、いけない。
うっとり眺めていては終わらない。

では、次なるステージへ。
裂端の処理をしよう。
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ぴらぴらをカッターで切りそろえる。
切る部分はなるべく少なめに、ケチっとケチっと。
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いいですねえ。
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吹けば飛ぶような端切れのひとつひとつを散髪する。
再度アイロンを取り出し、残っていた紙片をピンセットでつまみ取り、ラシャ鋏も駆使して整理に勤しむ。

BGMはいつものTBSラジオ。
最終着地点はやっぱAMだよね、とは誰の名言だったろうか。
その意見に賛同する。

大沢悠里さんも過ぎ、たまむすびも終え、ディキャッチの頃には日が暮れてきた。

道半ば。

いや、半分終わったじゃないか。
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途中小腹を埋め、トップファイブを超え、ミュージック24もこなし、荻上チキさんも半分過ぎた。

目が見えにくくなった。
これは眼精疲労か、はたまた、いよいよ…。

はっと気づくと12時間労働。

暖房をつけることさえ忘れていた。
麦とホップも忘れて、ようやるわ。
この集中力をうまく有効活用できないものかと考え続けて早や数十年。

でけた!

じゃかじゃんっ!
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じゃじゃん!
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じゃん!
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細切れから大物まで、大判小判がザックザク。

チビ三角やヒモは何とか面倒みよう。
全ての端っこは散髪済みなのだ!
ミミッチームと名付ける。
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手前は切りそろえた残りカスチーム。
これはさすがにね。

2013も末になり、ようやく裂帖制作のスタート地点にたどり着く。

おつかれちゃん。
ひまだね。
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by kerokikaku | 2013-12-28 16:14 | 更紗 | Comments(2)
2013年 12月 28日
裂帖の道 その3
見本となる裂帖はこの図録にある。
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五島美術館で2008年秋に開催された「古渡り更紗」展。

彦根藩井伊家に伝わる「彦根更紗」(注:彦根産の和更紗のことではなく、彦根藩伝来とのことで命名。コレクションの大部分はインド更紗)を中心とし、「佐羅紗便覧(更紗に関するデザイン解説書)」や裂地や袱紗などの展示であった。

図録から抜粋すると、
「古渡り更紗」を江戸時代の人々は17世紀から18世紀にかけて舶載されたインド製更紗を珍重した。
当初の大きな布は、流行の先端を行く若者の小袖や大名の陣羽織に仕立てられた。
小さな裂となっても、たばこ入れや小物入れに誂えられ、異国情緒に満ちた品々は大いにもてはやされた。
という。

その更紗の小さな裂を、捨てることなく(もちろん)観賞用として台紙に貼りつけたもの。
それが裂帖。手鑑(てかがみ)とも呼ぶ。

要はそれを作ろうという個人けろ企画が「裂帖の道」。
恐れながら。

では壮大で華麗な裂帖のお手本を観賞いたしましょう。

「古渡更紗手鑑」
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「更紗裂帖」
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「名物裂手鑑」
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立派。整然。ゴージャス。マーベラス。

一番上の手鑑に添えられた一文
更紗の魅力を引き出すように工夫された配置構成に所蔵者の美意識が凝縮されている。
…古渡り更紗においても厳選されたこだわりが窺える。


まさしく。
裂の取捨選択とレイアウト力が大いに問われるところだろう。
イタタタタ。

「ミニチュア裂手鑑」
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このミニ手鑑にインスパイアされ、その後すぐにゴリラクラブ上野恭子さんが誂えたものがこちら。
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さすが更紗の親分。おやびん。
判子は中国雲南省で作ったトンパ文字の印。

はるかな頂を望みつつ、スタート地点にたどり着くべく、わたしは剥がす。
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やっつけで貼ってしまった裂を、はがしまくる。

遠路。
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by kerokikaku | 2013-12-28 15:08 | 更紗 | Comments(0)
2013年 12月 26日
カルカッタ美術館の思ひ出
掃除中に、過去のアレコレを見入ってしまうのはご法度だ。
いちばんやってはいけない。
みなさまもご経験のように。

捨てるなら捨てる、とっておくならとっておく。
掃除マシンと化して、淡々と、粛々と、作業をこなすべし。

が、もしあなたがこんな絵ハガキを見つけたとしたなら、ノーリアクションでいられましょうか?
見過ごせるものか。

・アンダマン住民の食糧収集(亀!)
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・トリプラ民族の家事風景
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・ビハール・西ベンガル民族の踊りと音楽
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・ニコバル島の住民と村
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・シアン民族の伝統的な衣装
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日本では手にすることも珍しくなったペランペランの紙に荒れ荒れの印刷。
うらを見ると「INDIAN MUSEUM CALCUTTA」とあった。

なーる。

しかしぜんぜん覚えていない。
行ったのだな。

・アンドゥラプラデーシュ州の民族・食糧収集
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だいじょうぶか。

染織ハガキもいくつか出てきたが、どれもこれもお見事なチープさにくらっとする。

・カシミール刺繍ショール 19世紀
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・ファテープルのジャジム織 19世紀
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更にもう1枚が挟まっていた。
20年後のクリスマスに発見した、この聖なる奇跡を祝おう。
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同じカテゴリにしていたんだね、過去のわたし。
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by kerokikaku | 2013-12-26 11:18 | 更紗 | Comments(0)
2013年 12月 16日
裂帖の道 その2
裂帖(きれちょう)とは、布の切れ端を貼ったスクラップ帳のこと。

切手や新聞のスクラップ遍歴がなく、どこから始めるのかが未知の分野だが、台紙に裂(きれ)を貼っていけばいいのだろう、きっと。

・裂を整理する。
・台紙に貼る。

裂帖づくりは、言ってしまえばこれだけだ。
ただし裂を整理することがキモなのではないかと思う。

恐れ多くも夢は彦根藩・井伊家の彦根更紗裂帖。
もしくはそれに拮抗するミラクル美しい裂帖。

たとえばこんなハイレベル。
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これらの説明は次回へ譲る。

さて、当方。
お宝な裂々を、思いつくままテキトーなノートにテキトーに貼ってしまった。
思慮浅い過去の行いを悔やみながら引っぺがしたところまでは前回お伝えした。

罪を償うつもりで、裂についた余計な糊や紙を、水につけてはがす。
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だいじょうぶ、色落ちはしません。
使われた裂ばかりなので、すでに何度も水を通っている。
祭事に使われた布には水を通すことのないものもあるが、今のところ無事。

帯や小物に仕立てる段階でもまず洗ってから。
プラスポイントになる風合いのキャパシティをはるかに超えた汚れが、じんわりついている。

色止めがされていないと思われる裂、たとえば和更紗は慎重に行う。

ヤマト糊、木工用ボンド、接着芯、と様々な糊でやっちまったものよ。
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刷毛で糊と紙をはがして新聞紙にはさんでいく。

すでに洗ってあったとはいえ、向こうに見える水は沼色。
恋は水色。
濁りが濃ければ濃いほど胸がジンジンする。

何度も水を替えて洗う。
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ある程度新聞紙に水を吸わせた後、アイロンで乾かす。
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本日はここまで。
すっきりしたぜ、と自己満足この上ない。

いずれ端のぴらぴらをキレイに切ってじょうずにやるぞ。
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ちなみに、「浅はかに貼っちまった」と後悔しきりの以前の裂帖を周りにお見せしたところ
「えー、超かわいい、このままでいいじゃない」「このランダムさがいい」
などと、お世辞とは言えほめていただいた。
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って、そんな、今言われても。

まだまだつづく。
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by kerokikaku | 2013-12-16 21:43 | 更紗 | Comments(0)
2013年 12月 13日
裂帖の道 その1
「裂帖(きれちょう)を作りたい」という壮大な夢がある。

ミレニアムの頃、古渡更紗屋の番頭をしていた。
帯や小物を作った残り裂をアーカイブとして分けていただき、シコシコとため込んでいた。

たまにハガキサイズもあるが、ほとんどは切手大の小さいものとクロモジ以下の細いもの。
どんなチビ助でも、どこ産の何更紗かをイントロクイズ並に当てる自信はある。

インド更紗・ジャワ更紗・明朝錦・草ビロード・和更紗・ヨーロッパ銅板更紗・芭蕉布・カシミヤショール。
織りより染めが多く、好きではない布はひとつもない。

だって、完品はミュージアムピース級だもの。
とうていわたしの手に入るものではない。

しかし、いかんせん細切れな端切れ。
ただし、わかる方が見れば「おぉ!」な端切れ。

えっさほいさと集めに集めて葛籠にしまっていたが、数年前、裂帖もどきを作ってみた。

感性の赴くままにと言う口実の元、単に手にとった順からペタンコと貼る。

なんか違う。
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やっつけ感満載。
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裂の整理と処理が甘く、キブンで貼っていたことを反省する。

いくら良い裂でも、並べればいいってもんではない。
それもテキトーなノートに。

このたび、心を入れ替えてきちんと整理しようと思い立った。

まずは、貼ってしまった裂々を引っぺがす。
破れないようにそーっと。
糊が効いていているので、ぺりぺりと剥がれた。

集めるとたんまり。
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まだ貼り切れていない裂(左)も合わせると、さらに倍。
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ごっちゃり。

ついてしまった糊と紙をはがし、はみ出た残糸を切りそろえ、カテゴリに分け、台紙を探して、出自を記入して貼り直す。

長く険しいいばら道を始めてしまった。
えらいこっちゃ。

どうしてだろう、口角が上がってくる。

まだまだつづく。
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by kerokikaku | 2013-12-13 22:22 | 更紗 | Comments(0)
2013年 06月 20日
三鷹インド絵画と染織と
4月に軽くこちらでインフォしておきながら、結局会期終了4日前の今日、滑り込んだ。

ああ。
もっと強くみなさまへおすすめすべきであった。

すんごいヨカッタのでした。
チョーチョーヨカッタのでした。

わたしからのおすすめ熱量が、この貧困ワードで伝わることを祈ります。

あと3日。
間に合うかしらん。
6/23(日)まで、三鷹駅隣接ビル5Fにて。

日本画家畠中光亨氏のコレクションより。
16世紀末よりインドで盛んにつくられたミニアチュール絵画(細密画)をこれだけ観る機会はなかった。
入場して5秒で「こりゃ、たいへんだ!」と思い、まだ全容も見ていないうちからBeBeさんに「行っとけ!」とメールしたもの。

入口にある「レンタル拡大鏡」は大げさでなく、これなくしては目がシバシバしてくる。
20cm四方あるかないかの世界。

インドのよくあるエスニック絵画でしょ、と高をくくっていて申し訳ない。
これは紛れもなく絵画の宝石。

仏教経典に基づく物語が、小さな小さな画面に緻密に描かれている。
描かれた衣装のひだや模様、調度の文様、遠近法無視の大胆な構図。
16世紀インド上流階級の生活の豊かさよ。

図録を見て少し、ああ、と思う。
なぜなら実際の展示は1つずつの額装で、その装丁がこ憎いのだ。

マット部分に、古更紗・サリー・ターバン・金糸縫取織等の生地がふんだんに使われていた。
いや、どんだけって、もう。
その装丁までは図録には表れていなかった。
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たとえば、こういった絵画の額のマット部分が、更紗の生地で装丁されているんですよ。
ため息も出よう。

スキャン画像じゃ良さが伝わらず歯噛み。

恋人を思う女 17.4cm×10.7cm
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恋人の注意をひくポーズだそうだ。
パンツとコート、バングル、ネックレス、すべてがラブリー。

男の人のほうが花柄の衣装をまとっている率が高いように思う。
かわゆす。
靴も花柄だったりする。

そして、染織の展示もこれまた素晴らしい。
かなり程度の良い布が集められている。
初めて観るタイプ、大胆な意匠のトラジャ渡鬼手更紗もあった。
衣装もいくつかアリ。

となりのインド人~と言って思い起こされる頭部のターバン。
巻き絞り染め(ラハリア)は、素晴らしく上質で薄い木綿のモスリンに、山形ギザギザのカラフルな文様が特徴である。
虹色の流れる水のような10m×13cm。
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複雑すぎて現在ではどのような技法でつくられたのか計り知れないものもあります。と。
この手のターバンを見ると自動的にEarth,Wind&Fireが脳内に流れる。

インドネシア渡の更紗、手描捺染更紗、木版更紗、ヨーロッパ向け銅版更紗、カンタ刺繍、綴織カシミヤショール、絞り染めターバン。

どかんとたっぷり。
会場にソファーがなかったのが辛いほどであった。

畠中光亨コレクション
華麗なるインド-インドの細密画と染織の美-
~2013/6/23(日):三鷹市美術ギャラリー

観覧料:一般600円⇒こちらをプリントすると割引入場できます

終わるのがもったいない。
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by kerokikaku | 2013-06-20 19:23 | 更紗 | Comments(4)
2012年 06月 24日
和更紗展・横浜にて
★和更紗展 熊谷コレクション
異国情緒溢れる江戸時代のテキスタイル
7/4(水)-7/19(木):神奈川県民ホールギャラリー

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2月に渋谷松涛美術館で開催された「和更紗」展、横浜へ行く。
渋谷の時よりも展示数が少し増えるとか。

更紗部員で渋谷を見逃した方、おわかりですね。

必見です。
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by kerokikaku | 2012-06-24 20:01 | 更紗 | Comments(0)